2017年4月16日日曜日

お役人は自動運転と混同、車の自動ブレーキの過信は禁物、特に自動ブレーキセンサーが一個だけの車は危険

自動運転、過信は危険 追突事故受け国が注意促す 
2017/4/14 20:20
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG14H97_14042017CR8000/
 自動運転機能の過信が原因とみられる交通事故が昨年11月に千葉県内で起きたことを受け、国土交通省と警察庁は14日、自動車販売店などでつくる「日本自動車販売協会連合会」(東京・港)などに対し、自動車ユーザーらへの注意喚起を求める通達を出した。
 国交省などによると、事故は昨年11月に千葉県八千代市で発生。日産自動車のミニバン「セレナ」に試乗した男性に対し、日産系列ディーラーの男性社員が「本来はここでブレーキですが踏むのを我慢してください」と指示したところ、信号待ち中の乗用車に追突した。
 追突された車に乗っていた2人が軽傷を負った。雨による視界不良で自動ブレーキが作動しなかったという。同県警は業務上過失傷害容疑などで社員らを書類送検した。日産自は「事故は販売担当者の知識不足が原因。販売店への教育を徹底する」としている。
 警察庁によると、2015年12月以降に自動運転機能の過信が原因とみられる事故は計6件発生。7人が軽傷を負った。
 両省庁は14日に出した通達で、現在実用化している自動運転機能は「運転支援にとどまり、完全自動運転でない」と指摘。ドライバーは機能を過信せずに安全運転をする必要があり、販売店は機能の限界や注意点を正しく説明するよう求めた。



 日産のプロパイロット搭載したセレナで、自動ブレーキが稼働せず追突した事故です。
 国土交通省と警察庁が、自動車販売店などでつくる「日本自動車販売協会連合会」で「注意喚起」の通達を出しています。
 しかし、この事故は自動運転機能の問題ではなく、”自動ブレーキ”の問題ですので、国土交通省と警察庁は勘違いをしています。
 まあ、専門外の彼らにとって自動運転と自動ブレーキはおなじに見えるのでしょう。
 詳しくは、自動車評論家である国沢氏が書いています。

日産セレナの自動ブレーキが稼働せず追突した?
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20170414-00069934/
一部引用:
千葉県でプロパイロット付きの日産セレナが追突事故を起こした。国交省のリリースや報道を見ると「自動運転を過信しないで」という内容だけれど、状況からすれば自動運転でなく、今や急速に普及が始まっている自動ブレーキの問題だと思われる。報道を見る限り、ディーラーの営業担当が公道で他車を相手に自動ブレーキの試験をさせたということになる。
:引用ここまで


 価格コムなどの書きこみを読みますと、プロパイロットの自動運転は雨天ワイパーを間欠から低速に切り替えると、プロパイロット解除されるとありましたし、高速以外では使わないようにメーカーは言っている。
 そんなものを自動運転機能と言って、お役人がおバカな規制を出しそうです。

 ニュースを色々読みますと、追突された自動車は黒で夕方で暗かったのと、雨が降っていたそうです。
 日産セレナの”自動ブレーキ”は自動運転用の単眼カメラをセンサーとしたシステムです。
 調べてみましたが、このシステムにミリ波レーダーやレーザーセンサーは付いていないようですので、カメラの画像処理だけで動作させている。
 つまり”カメラに写った情報がプログラムとマッチしないと動作しない”ことになります。
 運転中は明るさ・天候・被写体の形と色など、条件が変化する中では、センサーを一つだけ使ったシステムは信用してはいけないと思います。
 軽自動車の安いレーザーセンサだけのシステムや、セレナのカメラだけのシステムは、保険程度に思っておいたほうが無難なようです。
 他社のシステムで複数のセンサーを使った物でも、条件によっては動作しないこともありえますので過信は禁物ですね。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   10℃
 温水器     38℃ 温度差28℃

 太陽光発電
 発電量19.2KW ピーク4.72KW

4月15日(土)
雨後曇り時々晴れ
最高気温(℃)[前日差] 21℃[-2]最低気温(℃)[前日差] 13℃[+6]
降水確率(%)   20    40       20   10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

0 件のコメント:

コメントを投稿