2017年5月9日火曜日

若い人には逃げ水のような年金

保険料がまたムダに!? こんなに変わらない厚生省と年金機構の体質 年金「支給年齢」引き上げ検討のウラ側
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51620
2017.05.06 岩瀬 達哉 週刊現代  :現代ビジネス

厚生労働省年金局による「洗脳工作」が、はじまりつつあるようだ。少子高齢化によって年金財政が逼迫している、との御定まりの理由で、年金の支給年齢を、現在の65歳からさらに引き上げるための世論工作である。
追い風となっているのが、日本老年学会による高齢者の定義の変更だ。これまで高齢者とされてきた65歳は、まだまだ元気で働ける現役世代と位置づけ、75歳以上を高齢者と定義し直した。おかげで、年金の支給開始年齢について議論する、格好のとば口ができたわけである。
早速、働き方改革を議論している自民党の「プロジェクトチーム」は、支給年齢を引き上げる方向で年金局に検討を求めたという。
厚生年金の支給開始年齢の引き上げは、過去、'00年の法改正で、60歳から65歳への段階的な引き上げが決められている。
「この引き上げは、来年ようやく完了する。それを待たずに、いまから70歳引き上げへの地均しに入ろうというわけです。法改正と、引き上げ完了の時期にタイムラグがあるので、連続して引き上げを画策していることに国民は気づきにくい。それだけに、年金財政の逼迫を連呼すれば、簡単に洗脳できる」(年金局関係者)
支給年齢を引き上げれば、支払いが減り、手元に残る保険料が増える。その分、年金局や日本年金機構側が、勝手に使えるカネも増えるというわけだ。
'00年の改正では、彼らはまさに、シロアリのように年金保険料に群がった。法改正を周知するパンフレットなど印刷物を、当初、法案の成立予定だった'99年から5年にわたり毎年、大量に購入、ろくに配布することなく、倉庫に積み上げたままだった。
一方で、購入業者などからバックリベートを約7億8500万円受け取り、職員の飲み食いに使っていたのである。


今回、再び、年金の支給開始年齢が引き上げられれば、同じことが繰り返される可能性がある。そうでなくても、年金保険料にたかるのは、彼らの止められない習性だ。
私が、委員を務める社会保障審議会年金事業管理部会は、機構の事業計画を審議する役目を負っている。今年度の新規事業として導入される「TV会議システム」と「TV電話相談」について、私は何度も質問したが、ついぞまともな説明を受けられなかった。
「TV会議システム」は、本部と全国の年金事務所を結び、会議するというものだったが、300以上もの事務所と一斉に会議などできるものなのか。
また、「TV電話相談」にしても、職員が出張し、年金相談に赴くこと以上の成果が得られるとは、とても思えなかった。まして、これらのシステムにかかるトータル・コストについては、言葉を濁して説明しようとしないのだ。
要するに、効果を期待して導入するのではなく、導入することが目的なのだろう。そして導入の先にあるものについては、これまた機構幹部は一様に口をつぐむのだ。
改めて断るまでもないが、これらの購入財源は、われわれが支払った年金保険料である。その年金保険料は、国民の老後資金であり、ある意味、税金より神聖なお金だ。
その貴重な財源を使いながら、こんなことでは、年金制度への信頼回復など、およそ望むべくもない。
岩瀬達哉(いわせ・たつや)
55年和歌山県生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリー。'04年、『年金大崩壊』『年金の悲劇』で講談社ノンフィクション賞受賞。新刊に『ドキュメント/パナソニック人事抗争史』(講談社+α文庫)
「週刊現代」2017年5月6日・13日合併号より

 年金を支払っている年代は現時点で年金の支給時期は65歳からになります。
 ≪経過的な繰上げ支給≫ と言うのがあって、報酬比例部分の支給開始年齢が引き上がる昭和28年4月2日から昭和36年4月1日までの間に生まれた方(女性は、昭和33年4月2日から昭和41年4月1日までの間に生まれた方)は繰り上げ申請できますが、生涯にわたって減額されます。

 今の時点で、年金の受給年齢を上げる話はありませんが、からめて取るような形で、医学学会の研究結果で日本人の老人定義を70歳からとかなんてマスコミで流しています。
 富の分配と言う名のもとに税金で食っている公務員は、税金以外に年金や健康保険と言う集金システムをさらに構築して、国民の富を搾取しています。
 税金(保険料)を払う人間より、それで食っている人間の方が豊かな国、それが日本です。
 どう考えても、このシステムを将来まで維持するには、支給額を減らすのが簡単な方法、年金支給年齢は逃げ水のように遠ざかっていくでしょう。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   10℃
 温水器     53℃ 温度差43℃

 太陽光発電
 発電量34.5KW ピーク4.47KW

5月8日(月)
晴後曇
最高気温(℃)[前日差] 29℃[+4]最低気温(℃)[前日差] 13℃[-2]
降水確率(%)   0    0       0    0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
 
05/09
8:01 イギリス 4月英小売連合(BRC)小売売上高調査(前年同月比)
9:00 日本 3月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年同月比)
10:30 オーストラリア 3月小売売上高(前月比)
14:45 スイス 4月失業率
15:00 ドイツ 3月経常収支 
15:00 ドイツ 3月鉱工業生産(前月比)
15:00 ドイツ 3月貿易収支 
15:45 フランス 3月財政収支 
21:30 カナダ 3月住宅建設許可件数(前月比)
23:00 米国 3月卸売在庫(前月比)

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