2017年7月8日土曜日

自動車評論家の国沢光宏氏による電気自動車への提案

電池寿命に不安。電気自動車の中古価格が暴落中!
国沢光宏  | 自動車評論家
7/7(金) 6:14
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20170707-00073002/
電気自動車、日産リーフの中古車価格が激しく下落している。2011年や2012年の初期モデルについていえば、30万円~40万円という超バーゲンセール。新車時に325万円した2016年モデルの自動ブレーキ付きモデルすら110万円台で購入可能という状況。日本の量販自動車で最も激しい価格下落を記録中である。
なぜ暴落か? 理由は簡単。バッテリーの性能劣化のためである。御存知の通りバッテリーの場合、使っていると性能低下する。初期型のリーフで言えば、新車時に160kmほど走れたものの、今や100km以下になってしまった個体すら珍しくない。エアコンや暖房を使うと、80km程度となり、近所の買い物以外使えくなってしまう。
リーフに乗っていると、確実に性能劣化を感じるだけでなく、遠からず自動車としての役割を果たせなくなり「ゴミ」になってしまう気分を味わうことになる。最大にして唯一の解決策は「安価なバッテリー交換プログラムを作る」ことながら、日産自動車のDNAなのか、ユーザーのフォローをしない。
徹底的なユーザー目線を貫くトヨタと好対照と言って良かろう。ちなみにトヨタはバッテリー寿命に問題を抱えていた初期型のプリウスに対し、バッテリーの生涯補償を打ち出した。生涯補償の対象にならない初期型以外のモデルはクルマの寿命くらい長持ちするようになった上、交換用バッテリー価格を低く抑え、15万円以下で新品に交換できる。
同じ時期にハイブリッドを発売したホンダも当然ながらバッテリーは交換しなければならないが、生涯補償どころか、初期型インサイトを買った人の大半が、驚くほど高額のバッテリー交換費用を迫られることになったほど。むしろ日産やホンダが普通でトヨタだけダントツに顧客のことを考えているのかもしれない。
そんな中、日産は間もなく新型リーフを発表する。新型の売りになっているのが航続距離の長さ。大容量バッテリーを採用しており、新車時であれば普通に走って300km近く走れるという。これだけ走れたら日常的な航続距離不足を感じないで済むと思う。加えて日産ディーラーの大半に急速充電器もある。はたして売れるだろうか。
初期型リーフと中期型リーフの2台を買った私の場合、現状では新型を買う気にならない。現行リーフに乗っている多くのユーザーも同じ気分だろう。確実に性能が落ちていく愛車に乗っていると、日産から捨てられた気分になるからだ。だからこそ現行リーフの中古車価格の低迷は止まらない。新車を買った人が3年後に下取りに出したなら、査定額の低さに驚くだろう。
もちろんリーフの人気や”買った後の安心感”を取り戻すことなど難しくないと思う。適当な価格で(50万円以下ならOK)現行モデルのバッテリー交換プログラムをメニューに加え、ユーザーの信頼性を取り戻せばよい。この件、何度も日産にお願いしてきたが、全く関心ないようだ。これをやらない限り新型リーフは成功しないと考える。
ただ電気自動車が次世代クリーンエネルギー車の本命であることは間違いない。新型車の発売にあたり、もう1度戦略を抜本的に見直しユーザーの信頼を取り戻せるよう頑張って欲しいと思う。


 ユーザーが車を買う場合、乗り潰す気が無ければ下取り価格はけっこう重要視します。
 あと、買取プログラム(乗った後の残存価値を見込む)を使って3~5年を安い金額で車に乗る方法も使えません。
 電気自動車での最大の問題は、普通の車より値落ちが激しいことで、原因は電池の劣化が大きいことに原因があります。
 トヨタがハイブリッドを発売して、初期の10系は電池永久保証(車の寿命まで)、それ以降は有料になりましたが20系以降はよほどの悪条件が重ならなければ、20万キロでも問題ないようです。
 トヨタのプリウスがバンバン売れ始めたころ、某巨大掲示板では、連日「ガソリン代安くても、電池交換で高くつく」という意味合いの書きこみが重ね重ね書きこまれていましたが、今の時点でそんな書き込みはあまり聞かなくなりました。実績が物言うと言うことです。
 実際、私が乗っているプリウスPHVですが、リチウム電池は5年乗っても目立った劣化がありません。
 前にも書きましたが、フル充電して走行を始めても回生ブレーキが働きます。
 妻の実家は少し高台にあって、そこで充電後すぐに坂を下っても走行可能距離が増えて行きます。
 どれくらい余裕があるのかは、大した坂の距離ではありませんので判りませんが、トヨタの場合、普通充電での満充電は余剰を残して止めていると言うことでしょう。

 他社の電気自動車ですが、ユーザーの立場からすれば劣化分はタダとは言わないが安くリカバリーしてほしいと思っているはず。
 10%の劣化でも、エアコン使って走行可能距離が100Kmぐらいになってしまうと、出かけるのが不安になります。
 電気自動車は長距離になると、外部で急速充電しますので、80%位しか充電できませんので、さらに走行距離が減る、まして高速道路で100Km/h走行するとさらに距離が出ないと悪循環です。

 推測ですが、福島第一原発事故が発生して原発が動かなくなり、余った深夜電力を電気自動車に貯める思惑と、劣化した電池を高値で電力会社(国でも良い)が買い取り、蓄電設備をどんどん作る、そうすれば電気自動車ユーザーは安いコストで電池交換が出来たはずと。
 ついでに言うなら、原発が動かない状態で、電気自動車ばかりになると電力危機もありうるとなります。

 まあ、こんな施策が出来なくなった時点で、一企業に負担を押し付けられないので、付けは電気自動車買ったユーザーにと言うことではないでしょうか。

MMC太陽熱温水器
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 入水温度   15℃
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 太陽光発電
 発電量34.5KW ピーク4.02KW

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