2017年7月26日水曜日

トヨタのEV戦略で車の買い替えが悩ましい

2017年7月25日 朝刊http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017072502000061.htmlトヨタ、全固体電池搭載のEV発売へ 数分で充電、22年国内
 トヨタ自動車は、現状の電池よりも飛躍的に性能を高めた次世代の「全固体電池」を搭載した電気自動車(EV)を二〇二二年にも日本国内で発売する方針を固めた。現在のEVの弱点である航続距離を大幅に延ばし、フル充電も数分で済む。車載用では世界初の実用化になるとみられ、EV開発で欧米メーカーが先行する中、革新技術の導入で巻き返しを図る。
 現在、各社が販売するEVの車載電池には主にリチウムイオン電池が使われている。電解質を液体から固体に替えた全固体電池は、リチウムイオン電池の二倍の充電量を見込める。現行のEVは航続距離が三百~四百キロ程度とガソリン車より短く、急速充電であっても数十分かかるが、全固体電池はこれらの弱点を一気に解決する可能性がある。
 長年にわたり全固体電池の研究を進めてきたトヨタは昨年、東京工業大などとの共同研究で電解質に適した固形素材を発見したと発表した。
 二二年以降に国内での市販を目指す新型EVに搭載するため、量産化に向けた開発を今年から本格化させた。新たにEV用のプラットフォーム(基本骨格)を開発し全固体電池を搭載する計画だ。一九年にも中国で生産、販売する小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「C-HR」をベースにしたEVは、迅速な市場投入を優先して既存のリチウムイオン電池を使う予定だ。
 全固体電池の開発は、独BMWやフォルクスワーゲン(VW)なども進めているが、量産を巡る具体的な計画は明らかになっていない。
 <全固体電池> 充放電の際にイオンの通り道となる電解質にセラミックなどの固体を使用する。液体を使うリチウムイオン電池と異なり液漏れの心配がなく、高熱にも耐えるため安全性が高い。出力や蓄電量も倍以上の性能が期待できる。



次世代電池を牽引する、全固体電池開発
http://www.huffingtonpost.jp/nature-publishing-group/electric-battery_b_11076660.html一部引用:広く普及しているリチウムイオン電池の3倍以上の出力特性を持つ、全固体(型)セラミックス電池が開発された。開発に成功したのは、東京工業大学物質理工学院の菅野了次教授、トヨタ自動車の加藤祐樹博士らの研究グループで、リチウムイオンの伝導率がこれまでの2倍という過去最高の性能を誇る固体電解質の発見によって実現した。
次世代の自動車開発、スマートグリッド拡大などにつながる有力な蓄電デバイスとして期待される。成果は今年1月に創刊したNature Energy の4月号に発表された。菅野教授、筆頭著者の加藤博士に研究の意義、今後の展望などについて伺った。:引用ここまで


 トヨタの電気自動車に対する、アナウンスで悩みが増えた!
 同じ容量で半分の大きさ、充電時間が数分・・・って電気自動車でいいやん!
 4年以上先なので、悩まないといけません。
 新型プリウスPHV買うの止めて、待つか?と。

 買い替え時期は1年くらい先なので、情報収集しながら考えるとして、なぜこの時期?
 日産リーフの発表前は判ります、これでリーフのユーザー相当悩みますよね、リーフだと5年後下取りはゼロ円でしょうからトヨタのHVかPHV買っておこうかと。
 トヨタは2020年に電気自動車と言う発表をしていましたが、2019年に従来のリチウム電池を積んだ量産電気自動車を中国で販売と前倒ししています。
 国内は2年遅らすことになりますが、全個体電池なら待とうかとなります。
 もしかすると、アメリカは2020年にこの電池を積んで売る可能性もあります。
 電池の生産体制にもよりますが、電池のギガファクトリー作っても最初は需要を賄えないでしょう。

 ここからは、色々妄想!!
 まず、どんな車種で電池はどれくらい積んで値段はどれくらいか。
・世界戦略車となりますと、セダンではなく空力考えた未来志向のプリウス系デザイン(砲弾型)の5ドアハッチかワゴン。
・電池の容量は今のプリウスPHVは1KWhあたり10Km位走りますので、PHVの電池容量の10倍程度、8.8kWhですから80KWhで、最大800Kmで実走行距離600Km以上。

・値段は他社も考えると500万円以下。
 トヨタなので一番安いのは400万円ぐらいに落ち着くかもしれません。

 販売された時の問題点。
 一番が充電ですね、普通の家庭充電では空の状態から一晩8時間では充電できない。
 いまの充電器(ケーブル)で、16Aとすると充電効率考えて3Kwhとして、80Kwh充電するのに26時間以上かかります。
 まあ、契約電力が大きい家なら2倍速の6Kwhで充電して13時間ですので、なんとかなりますが、80A(アンペアー)以上の契約が必要です。
 
 次に外部充電です。
 まずCHAdeMO(チャデモ)の規格ですが、2017年3月24日に、それまでの最大電圧 500V 最大電流 125Aから、最大電圧 500V 最大電流 400A の出力を可能とするver1.2に規格に改定されました。
 いまインフラで設置されている高速充電器は50Kwhタイプですが、数分で充電するには400Aの200Kwhでも足りません。
 電気自動車なので電池残量ゼロから充電はありませんので、そうとしても400Aの200Kwhで20分かかります。
 そうなるとCHAdeMO(チャデモ)では無理となり、新規格の充電コネクターが必要になります。
 最低でも今の2倍で、500V1000A・・・ケーブルが太くなりすぎて操作出来ませんので、電圧上げて1000V500A・・・これでもきつそうです。
 どうするんでしょうね?

 ケーブルのことを置いておいて、この電力で充電する場合電気は確保できるのでしょうか?
 普通の家の契約は40A平均ぐらいと推測します。
 最初はCHAdeMO(チャデモ)の最大規格で充電するとして、50軒分ですが家で使う電気と言う物は、いつも最大電力使っていません。
 1ヶ月300Kwh位使うとすれば、1日10Kwhですね。
 1台の電気自動車が200Kwの電力を20分使うって言うのは、インフラとしての電力容量はざっと考えて10倍くらい必要となり、1台の急速充電器を増やすと500軒分の需要を満たす設備が増えることになります。
 設備も6000V受電のキュービクルが必要。
 電気自動車が普及して好きな時間に急速充電するとします。
 一つの電力グリッド網に急速充電器が何台置けるのか判りませんが、10台設置されると最大瞬間で2000Kwくらいの余剰電力が必要になります。
 電力会社は対応出来るのでしょうか。
 数分で充電する場合は500Kwh超えとなり、高圧業務電力契約ですので、けっこうな規模の工場並みですね、設置する場所も限られます。
 たぶん、自動車のディーラーでは無理でしょう。
 200Kwh出力のCHAdeMO(チャデモ)でも、普通の店舗ではきついかもしれません。

 車が電池の革新的な進化で電気自動車になると、インフラが全然追いつかない状態になります。
 電力需要が大きい夏場の昼間に車の充電が行われると、電力使用量がオーバーして大規模停電が発生します。
 この点が2022年までになんとかなるとは思えませんが、家庭での深夜倍速充電なら使えるかなと、この電気自動車が出るまで待つか。
 PHVも電池の大きさが半分になると、5人乗りやトランクのスペースの問題が無くなりますので、悩ましい・・・・


MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   15℃
 温水器     40℃ 温度差25℃

 太陽光発電
 発電量8.8KW ピーク2.93KW

7月25日(火)
雨後曇
最高気温(℃)[前日差] 31℃[-1]最低気温(℃)[前日差] 26℃[0]
降水確率(%)   30    30       50    50
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24  
   
07/26
7:45 ニュージーランド 6月貿易収支 
8:50 日本 6月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
10:30 オーストラリア 4-6月期四半期消費者物価(CPI)(前期比)
10:30 オーストラリア 4-6月期四半期消費者物価(CPI)(前年同期比)
15:45 フランス 7月消費者信頼感指数 
17:30 イギリス 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
17:30 イギリス 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
23:00 米国 6月新築住宅販売件数(年率換算件数)
23:00 米国 6月新築住宅販売件数(前月比)
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

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