2018年3月2日金曜日

日本政府のEV戦略は利権の旨みが少ないので進展が遅い

「日本版EV戦略」策定へ 世界的な電気自動車シフトへ対応
3月1日 0時25分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180301/k10011346731000.html
電気自動車を普及させる世界的な「EVシフト」に対応するため、経済産業省は、電気自動車などの次世代自動車について、初めてとなる総合的な政策づくりに向け、「日本版EV戦略」を策定する方針を固めました。
「EVシフト」を巡っては、世界最大の自動車市場の中国のほか、イギリス、フランスが政策を相次いで打ち出すなど世界的に動きが加速していますが、日本は政策面での立ち遅れも指摘されています。
こうした中、経済産業省は、電気自動車などの次世代自動車について、初めてとなる総合的な政策づくりに向け、「日本版EV戦略」をこの夏をめどに策定する方針を固めました。
関係者によりますと、世耕経済産業大臣が、4月、学識経験者や大手自動車メーカーの幹部などからなる会議を設置し、官民で戦略の検討に入るということです。
会議では、価格や走行距離、充電時間など、電気自動車を普及させるうえでの課題への対策のほか、充電設備をはじめとするインフラ整備など、幅広い論点を議論することにしています。
さらに、電気自動車などの電池の材料になる鉱物資源の獲得競争も今後、激しさを増すとして、資源外交の強化も検討します。
経済産業省は戦略に沿って、電気自動車のほか、日本企業が強みを持つプラグインハイブリッド車や燃料電池車などを含めた次世代自動車についての総合的な政策づくりを進め、世界的なEVシフトへの政策面の対応を強化することにしています。
世界で進む「EVシフト」
世界的には電気自動車の普及を進める「EVシフト」の政策が相次いで打ち出されています。
ヨーロッパでは、地球温暖化対策の「パリ協定」を推進するフランスが去年7月、2040年までに温室効果ガスを排出するガソリン車などの販売を終了する目標を示したほか、イギリスも2040年までにガソリン車やディーゼル車の販売を禁止する目標を打ち出しました。
アジアでも、世界最大の自動車市場となった中国が来年から、EVやプラグインハイブリッド車などを一定の比率で生産するよう求めるいわゆるNEV規制を導入する方針を示しています。
また、インドも去年、2030年までに販売されるすべての自動車をEVにする目標を発表しています。


 「日本の自動車業界のEV化は世界に比べて遅い」と言われています。
 なぜ遅いか?
 簡単です電気自動車自体がまだコストが高く儲からないのと「利権があまり美味しくない」からです。
 実際、日本の電気自動車元年はリーフが2010年12月より日本およびアメリカ合衆国で販売が開始した時です。
 この時、日本は原子力発電所が50基以上あり40基が稼働中、3基が建設中で、夜間の電気余剰がありすぎて、揚水発電など余剰対策がこれ以上増やせない状態。
 そこで電気自動車の夜間充電と劣化した電池の交換リサイクル事業(蓄電所)が出来るはずでした。
 これが311の」福島第一原発事故で躓いた。
 と言うのが私個人の意見です。

 米国や中国で自動車のEV化については、ほとんど補助金頼みです。
 つまり、政府がお金を出さないと普及しないのがEVで、だれが好き好んで、ガソリン車より不便で高い車を買う訳がありません。
 買う時に、補助金貰っても高い車、距離が走れる大容量のEVは1000万円クラスです。
 一回の急速充電で走れる距離は同じクラスのガソリン車の15Lリッタータンクと同じと考えると面倒。
 ランニングコストも、電気に自動車税(揮発油税)が免除されているので安いだけなので、自動車としての税金を取るようになると安くないと言う立場です。
 実際、ガソリンが無税なら1L60円~70円です。
 まあオイルなどは要りませんが、今のガソリン車って1万キロで交換なんですよね、私の車も1年一回です。
 
 電気自動車普及に必要な充電スタンドも商売にならないので行政頼みですが、利権にならないので高速道路でも各1台程度しか作らない。
 商売が成り立つように急速充電一回を2000円とかにしたら、誰が電気自動車を買うとなりそうですよね。

 欧州や中国はインチキディーゼルばかり走っていて都市での光化学スモッグが悲惨なので、EV化は必要です。
 まあ、光化学スモッグはリッター24㎞以上のガソリンハイブリッドにすれば解決しますが、見栄と面子があるので出来ないと思います。
 日本の都市で「光化学スモッグ」って言葉を聞かなくなって久しいです。

 日本のEV化取り組みは、国のお金が出ていくばかりで、官僚にリターンが無いので遅いのでしょう。

 車買ったので、車ネタ多くなっています。
 納車は4月の半ば、待ち遠しい・・・
MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度    5℃
 温水器     30℃ 温度差25℃

 太陽光発電
 発電量15.7KW ピーク4.92KW

3月1日(木)
曇時々晴
最高気温(℃)[前日差] 16℃[+1]最低気温(℃)[前日差] 9℃[+5]
降水確率(%)  90    10     20   10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
 
03/02
6:45 ニュージーランド 1月住宅建設許可件数(前月比)
8:30 日本 2月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
8:30 日本 1月失業率 
8:30 日本 1月有効求人倍率
8:30 日本 1月全世帯家計調査・消費支出(前年同月比)
8:50 日本 2月マネタリーベース(前年同月比)
18:30 イギリス 2月建設業購買担当者景気指数(PMI)
19:00 ユーロ 1月卸売物価指数(PPI)(前月比)
19:00 ユーロ 1月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
22:30 カナダ 12月月次国内総生産(GDP)(前月比)
22:30 カナダ 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前期比年率)
24:00 米国 2月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

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