ドンキ4Kテレビ瞬速完売で家電メーカーが恐れるビジネスモデル崩壊
http://diamond.jp/articles/-/136081
2017.7.24 週刊ダイヤモンド編集部
「高付加価値化」でテレビ事業での生き残りを図ろうとしていた大手電機メーカーには、後々大きな打撃として効いてくるかもしれない“夏の事件”が起きた。
大手小売りドン・キホーテがPB(プライベートブランド、自社企画商品)として発売した5万4800円の50インチ4Kテレビが、初回出荷台数3000台を1週間で完売。さらに7月14日から予約を再開した2期出荷分1400台も即日完売するという異例のヒットを記録したのだ。
そもそも4K対応で50インチテレビが5万円台という価格は異例中の異例だ。現在、大手電機メーカーの50インチ4Kテレビは、店頭価格では安くても10万円を切ることはなく、市場平均価格の半額以下の商品に消費者が殺到したのである。
これまで4Kテレビは、苛烈なレッドオーシャンと化した国内テレビ市場で、単価アップの救いの神だった。調査会社GfKジャパンによる量販店・インターネット販売での実績を基にした推計によると、2013年に約610万台だった薄型テレビの国内販売台数は、16年には約490万台にまで減少。一方、16年の税抜き平均価格は13年比26%もアップしている。その功労者こそ、13年に薄型テレビ全体の1%しかなかった数量構成比を16年には22%まで上げた4Kテレビだ。
■希少な高単価商品の価格崩壊
4Kは大手電機メーカー各社にとって数少ない高付加価値商品の筆頭で、ソニーなどは、商品ラインアップの4K比率を意識的に上げることで、テレビ事業の赤字を払拭したという経緯がある。その価格が崩れるということは各社のビジネスモデル崩壊にもつながりかねない。
今回のドンキ4Kテレビは限定生産の扱いで、完売となった2期受注以降の製品の販売はない。だが、こうした動きが呼び水になり、これまで一定以上の価格で売れていた4Kテレビの世界が、価格破壊の波に洗われる可能性は大きい。
ドンキPBのような「量販店PB」は今後、家電市場に価格形成上のインパクトを与えるだろう。食品では大手メーカーブランドを脅かす存在になったPBだが、家電は、05年にイオンが薄型テレビを出したものの浸透せず今に至っていた。
ところが、最近ではヤマダ電機が船井電機と組んで4Kテレビを出すなど、ドンキ以外でも量販店PBが広がりつつある。液晶パネルやボードなどが容易に調達できるようになり、PBを量販店向けに生産するメーカーも増えているからだ。
PBは小売りにとっては客寄せの目玉商品の扱いとなるため、メーカーとは全く異なる価格帯で製品を出すことができる。ようやく事業黒字化の糸口を探し当てた大手電機メーカーにとっては、先行き不安の材料が一つ増えたことは間違いない。
(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子)
前に紹介した、ドンキの50インチ4Kテレビ。
全て完売で、2回目の販売も1400台で終了。
余に安くて売れるので、東芝がメインボードを売るのを止めた?
実際赤字では売らないと思うので、50インチの4Kテレビのコストはこんな物でしょう。
日本のメーカーでは、商品企画・基本設計・デザイン設計・製品設計・製造技術・製造・販売・店舗とコストがかかるのでこんな値段で売れません。
ドンキはどうやって作るのか?
たぶん、台湾か韓国系の大規模製造会社へ発注して、その会社が中国で作るのでしょうね。
今回は、東芝ビエラのメインボードを買っているので、どのような契約が行われたか判りませんが、いまどきテレビを一から作っている会社は無いでしょう。
画像を処理するプロセッサー(大規模半導体)ぐらいは、専用で作るかもしれませんが、パネル関係の画像処理・画像駆動なんかは、専門会社の物で、テレビの設計者はその仕様に合わせるとかデーター書き込みするだけ。
たぶん、今のデジタルテレビの心臓部はメーカー単独では作れない、専門メーカーのプロセッサーを寄せ集め、ブラックボックスのような部品をプログラムで繋ぐ、データ書きこんで作りたい画像を出すようなものと思います。
値段はこれからも下がるので、4K/8Kテレビで家電業界が儲かるわけが無く、早いうちにプレミアム価格で買わせるのでユーザーが損するだけ。
だいたい、地上波では2Kのハイビジョンで放送していなくて1K(1440×1080i)です。
BSでもNHKで2K(1920×1080i)、50インチ程度では4Kは不要ですし、放送が2018年から始まっても今買った4kテレビでは専用チューナー買わないと映りません。
専用チューナーの出始めは、メーカーが儲けるために10万以上するのではないでしょうか・・・・
ドンキの4Kテレビはセンセーショナルでしたが、圧力がかかったのか、再販は無さそうです。
MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/
入水温度 15℃
温水器 47℃ 温度差32℃
太陽光発電
発電量18.1KW ピーク4.54KW
7月24日(月)
曇り
最高気温(℃)[前日差] 32℃[+1]最低気温(℃)[前日差] 26℃[+1]
降水確率(%) 30 30 30 30
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
07/25 火
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
8:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
15:45 フランス 7月企業景況感指数
15:45 フランス 6月卸売物価指数(PPI)(前月比)
17:00 ドイツ 7月IFO企業景況感指数
22:00 米国 5月住宅価格指数(前月比)
22:00 米国 5月ケース・シラー米住宅価格指数
22:00 米国 5月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
23:00 米国 7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
23:00 米国 7月リッチモンド連銀製造業指数
0 件のコメント:
コメントを投稿