円の価値、なぜ半減? 39年前とは違う「1ドル=162円」の構造
https://www.asahi.com/articles/ASV6Y4CH5V6YULFA00LM.html?linkType=article&id=ASV6Y4CH5V6YULFA00LM&ref=hiru_mail_topix1_20260713
一部引用:
対ドルの円相場が、1986年以来の円安ドル高水準となる1ドル=162円台に達した。これほどの円安に至ったのはなぜか。「長期」と「短中期」の二つの時間軸から解きほぐしていくと、「安い日本」「安い円」の構造がみえてくる。
:中略:
円の価値とは
橋本氏は円の対外的な価値を測る指標として、「実質実効為替レート」を重視する。多くの貿易相手との貿易量や物価の差を考慮して指数化したもので、数字が大きいほどその通貨の対外的な価値は高いことを意味する。国際競争力や物価の水準が貿易相手より高い国の通貨ほど、数値は大きくなりやすい。
この指標(2020年=100)で前回162円台をつけた1986年12月の円を評価すると、141.77だった。一方、直近の2026年5月は65.93にとどまり、86年12月比では53%減。通貨としての価値は39年で半減したことになる。
:引用ここまで
円安で物価が上がる時代になりました。
過去円高だった時期は、日本の巨額な対米貿易黒字の削減を求める米政府の意向を背景に円高が進展。1995年4月19日には、当時の最高値である1ドル=79.75円を記録しています。
2011年3月11日に発生した東日本大震災でも直後から円買いが止まらず、10月31日には1ドル=75.32円の史上最高値ですが、これはイレギュラーです。
実際、これ以降長期で見るなら上下はありながら円安方向に動いています。
しかし、数年前までは円安だから物価がとはならなかったのは、日本政府による金融政策でデフレを続けてきたことが大きく影響しています。
預金金利はマイナス、長期国債はゼロ金利で大量発行、物価は上がらずむしろ下がった。
つまり、円資産を持っていれば実質的に増えた(物価に対して)ことになります。
しかし、インフレの時代(スタグフレーションかも)に、日本円の金融資産(株は除く)は、預金金利以上の物価高となると、元本保証は無くなっていることに気が付かない人が多い。
円の価値は物価との比較なので、単純な円預金(国債も)はリスク資産と思っておかないとダメです。
昔から投資の格言で「同じ籠に卵を盛るな」は、分散投資(日本円だけでは危険)が必要だと教えているのですね。
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