武器の輸出「考えていなかった」 潜水艦受注逃した社長
http://www.asahi.com/articles/ASJ4W52YSJ4WUTFK00C.html
2016年4月27日18時00分 朝日新聞
「防衛装備品を海外に売って商売することは今まで考えていなかった」――。オーストラリアの次期潜水艦の共同開発交渉で受注できなかった川崎重工業の村山滋社長は27日の会見でこう語り、今回の交渉参加が政府主導だったことを示唆した。
同社は三菱重工業とともに受注競争に参加したが、オーストラリア政府は26日、仏企業を選定した。村山氏は新たな商談があった場合、「(武器輸出は)国策なので同盟国との友好関係のために必要とあれば政府に協力していく」としつつ、「ビジネスにつながるかどうか、考えないといけない」と慎重な姿勢を示した。日本の防衛産業の中には「海外進出は、現地とのパイプ作りなど労力の割に利益は少ない」といった意見も根強い。(小林豪)
オーストラリアが導入する予定だった潜水艦12隻の発注先が、日本、ドイツ、フランスの3国が競り合っていた中で、フランスに決定しました。
この商談は、安倍内閣が2014年に決定した「防衛装備移転三原則」が適用される最初の事例にするつもりだったようで、今までは平和憲法を前提とした「武器輸出三原則」によって、日本が開発した武器の輸出は事実上不可能だったものを、安倍政権が「武器輸出」を「防衛装備移転」と言い換えて進めた物です。
原発関連会社WHを政府主導で買わせて、政府の後押しで儲けさせ、天下り先やバックを期待したが原発事故で窮地に陥っている東芝と同じ構図に見えます。
今の政権は日本の企業を死の商人に参加するべく後押ししていますが、そう言った思惑が外れた売り込み失敗は朗報と思います。
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