「東電、トリチウム水は海に放出へ 川村会長が明言、漁業者ら反対」 (東京新聞 2017/7/14)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017071301001632.html
東京電力福島第1原発で高濃度汚染水を浄化した後に残る放射性物質を含んだ処理水を巡り、同社の川村隆会長が13日までに報道各社のインタビューで「(東電として)判断はもうしている」と述べ、海に放出する方針を明言した。処理水はトリチウムを含み、第1原発敷地内のタンクに大量に保管されているが、風評被害を懸念する地元の漁業関係者らが海への放出に反対している。
東電の経営トップが公式の場で海洋放出に言及するのは初めて。トリチウム水については、有識者による政府の小委員会が現在、海洋放出を含めた処分方法を絞り込む議論を続けており、川村氏の発言は波紋を広げそうだ。
(共同)
現代の科学技術では高濃度汚染水を浄化して、トリチウムだけが残る訳ではありません。
ALPSの説明では「多核種除去設備(ALPS)では、トリチウム以外の大半の放射性物質を取り除くことができます。」と書いてありますが「大半」ってどれくらいって疑問がわきます。
東京電力は下記の告示濃度限度を参考にして放出を考えているようです。
告示濃度限度(Bq/liter) WHOの飲料水水質ガイドライン(Bq/liter)
セシウム134 60 10
セシウム137 90 10
ストロンチウム90 30 10
トリチウム 60,000 10,000
総量規制していないので、「希釈して海洋放出」のシナリオです。
例えば1日400トン(立方メートル)のトリチウム汚染水を、告示濃度の1リットル当たり6万ベクレル以下になるように海水と混ぜて希釈したうえで海に流す。
これって、どれだけ濃度が高くても海水で薄めればOKと言うことです。
古い情報ですが、2013年12月時点で汚染水に含まれていたトリチウムの総量は8×10の14乗(=800兆ベクレル)。
これは、通常運転の原発が流してよいトリチウム(本当に良いのか不明ですが)400年分の汚染水です。
ついでに、浄化設備で取り切れていない各種の放射性物質も薄めて流せばOKとなりますので、総量で規制掛けないと太平洋の汚染はどれくらいになるのか不明です。
塩辛いラーメンのスープをお湯で薄めて飲んでも、摂取する塩分は同じ・・・
この話になると風評被害と安全である根拠もなく言いますが、こんな海で獲れた魚を誰が食べる!
風評被害って言う方は、健康被害となる根拠を示せって言うスタンスですが、じゃあ安全な根拠はと聞いても答えてくれません。
疑わしい場合は食べない、自分の健康は自分で守らないといけない、この国は国民の健康(命)と財産を守るふりをしているだけで、一番守りたいのは、権力・既得権益です。
MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/
入水温度 15℃
温水器 44℃ 温度差29℃
太陽光発電
発電量15.8KW ピーク6.07KW
7月14日(金)
晴後曇
最高気温(℃)[前日差] 32℃[-1]最低気温(℃)[前日差] 25℃[+1]
降水確率(%) 50 50 20 20
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
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