2018年4月14日土曜日

採掘できない所にある資源は無いのと同じ

南鳥島沖のレアアース埋蔵量、世界需要の数百年分 東大など調査
http://www.sankei.com/life/news/180410/lif1804100029-n1.html
日本最東端に位置する南鳥島(東京都小笠原村)の排他的経済水域(EEZ)内の海底の泥に含まれるレアアース(希土類)の埋蔵量は従来推定の2倍強で、世界需要の数百年分に及ぶことが東京大などの調査で分かった。英科学誌に10日、発表した。
 南鳥島周辺のレアアースを豊富に含む海底の泥は平成24年に東大チームが発見。簡便な分析で、島南方の1千平方キロの範囲に国内需要の230年分に当たる680万トンが存在すると推定していた。
 今回は調査範囲を2500平方キロに拡大。深さ5700メートル前後の25地点で掘削した海底下の試料を初めて詳しく分析した結果、15種のレアアースが計1600万トン存在することを突き止めた。
 元素別の埋蔵量は、医療用レーザーなどに使うイットリウムが世界生産量の780年分で、電気自動車のモーターに使う強力な永久磁石に欠かせないジスプロシウムは730年分。次世代記録素子の材料となるユウロピウムも620年分、プリンターの印字ヘッドに必要なテルビウムも420年分など、先端技術に使われる重要な元素が豊富に存在することが分かった。
レアアースは電子機器などの材料に添加すると性能が飛躍的に向上するため、ハイテク産業に欠かせない。世界生産の9割近くを中国が占めており、日本が自由に採掘できる鉱床開拓が急務となっている。
 東大の加藤泰浩教授は「埋蔵量が十分あることが改めて確認できた。今後は引き揚げ方法を早く確立し、鉱床の事業化と産業化を急ぎたい」と話した。


 日本の領海内に見つかったと言う、レアアースです。
 しかし、ある場所が深海で、今の技術では採掘が不可能。
 少量持ってくることは可能でしょうが、商業的には無理です。
 「海洋研究開発機構 - 有人潜水調査船「しんかい6500」」によれば水深6500mでの水圧は約780(kgf/cm^2)だそうです。これを気圧で表すと約658気圧です。
 これくらいの装備でやっと行ける場所なので、地上で採掘できるレアアースが枯渇したら動くのかも。
 宇宙空間では1気圧の差があるだけなので、作業が可能ですが600気圧もある場所での作業は特殊な装備の完全ロボット化ぐらいしか方法がありません。
 人間がここで作業する場合、技術は確立されていませんが肺の中に酸素の溶け込んだ液体を吸入する方法ぐらいしかないでしょうね。
 現在でも肺の損傷が免れないので、実用化はまだ先。
 シェールガスやオイルが採掘されるようになったのも、コストが商用ベースに乗るかなので、可能性はあるかもしれませんが、「採掘できない資源は無いのと同じ」です。
 学術的に見つけたと言う研究発表だけで終わりそうです。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   10℃
 温水器     51℃ 温度差41℃

 太陽光発電
 発電量32.3KW ピーク4.10KW

4月13日(金)
晴後曇
最高気温(℃)[前日差] 20℃[-4]最低気温(℃)[前日差] 11℃[-3]
降水確率(%)  0    0     0   0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24


MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   10℃
 温水器     51℃ 温度差41℃

0 件のコメント:

コメントを投稿