2017年4月9日日曜日

現代日本のエリートはノブレス・オブリージュを実践しない


公文書管理法 「廃棄」の抜け道をふさげ
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170408/KT170407ETI090007000.php 国の活動を現在と将来の国民に説明する責務が全うされるようにする―。行政機関の文書の作成や整理、保存、廃棄などの基本事項を定めた公文書管理法の目的だ。 学校法人森友学園に国有地が格安で払い下げられ、財務省が当時の交渉記録を「廃棄した」としている問題は、法が骨抜きになっていることを浮き彫りにした。行政の裁量で公文書を廃棄できる余地を残していては、国民への説明責任は果たされない。 6年前に施行された同法は、公文書を「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」と位置付けている。ただ、保存期間については「行政機関の長が設定する」としているだけで、具体的な基準を示していない。 このため、各省庁が内閣府のガイドラインに沿って「規則」で文書の種類ごとの保存期間を定めている。 財務省の場合、国有財産売却時の決議書は最長の30年と設定。だが、交渉や面会の記録は保存期間1年未満の「その他の行政文書」に分類している。決定に至る過程は軽く扱われていることになる。「決定」と「過程」をセットで残さなければ、問題が起きたときに検証しようがない。 そもそも、1年「未満」という設定は保存期間としての意味をなさない。いつ廃棄してもよいからだ。実際、財務省の理財局長は「事案の終了(売買契約締結)とともに速やかに廃棄した」と国会で答弁。払い下げ問題の真相解明の壁になった。 公文書の管理を巡っては、南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報も問題になった。防衛省の規則で、やはり保存期間1年未満に分類され、情報公開請求に対し「廃棄済み」と答えていた。実際には電子データで保管されていた。 「1年未満」が、国に都合の悪い文書の隠れみのになっている。そう言われても仕方がない。 社会保険庁(当時)の「消えた年金記録」や薬害肝炎の患者リストの放置、インド洋で給油活動をした自衛艦の航海日誌の無断廃棄…。ずさんで恣意(しい)的な文書管理が次々と発覚したのを契機に公文書管理法は制定された。情報公開法と車の両輪になって、行政の透明度を高めると期待された。 今回の「廃棄」問題は、法制定でもなお教訓が生かされない現実を映し出した。公文書が真に「国民共有の資源」となるよう法と運用を検証し、改めるべきだ。 (4月8日)



ノブレス・オブリージュ・ウィキペディアより

ノブレス・オブリージュ(仏: noblesse oblige[1])とは、直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、一般的に財産、権力、社会的地位の保持には責任が伴うことを指す。

 私はブログで世の中の事柄に対して、いつも文句言っていますね。
 まあ、おっさんの戯言ですのでさらっと聞き流してください。

 日本と言う国は、モラルや道徳の優れた国民性の国とよく言いますが、それは本当でしょうか?
 日本は隣近所監視社会で、人が見ているからモラルを守るって言うことが多いのではないか。
 電車できちっと並ぶのも、携帯電話を車内で使わないのも、みんなが見ているから。
 日本政府の、いや世界中の政府も同じかもしれませんが、隠蔽体質って常識な国民の斜め上を行きます。
 最近強行採決された”特定秘密保護法”にしても、政府のやっていることを国民に見せたくないが本音でしょう。
 見られると不道徳なの判ってしまう、不道徳ならまだ良いですが犯罪(法律違反)がバレるって。




 過去日本は戦国時代、明治維新、第二次世界大戦などの後に、上層部の構成員は、皆あるいは一部が入れ替わってきて、その時代の上層部のエリート達は有能でリーダーシップがあり、確信的であり、そうした社会は活況になってきました。
 けれどもそれが長くなると、上層部エリート層では、保守的傾向が強くなります。
 世代交代が起こり、有能な一世は、必ずしも有能ではない二世達に、自分の権限を移譲しようとしたりするのが今の政権ですね。
 そうなることで、組織内での上長や周囲への配慮、駆け引きにエネルギーを使ったほうが良いという状況になり、既得権益の保持、世俗的な保身・出世、天下り先を保持したり、子息のためにコネを通したり、といったことに一生懸命になっています。
 テロ等準備罪のような法律を作り、国民は監視するが自分たちは監視されないよう公式文書を破棄する行動を取る。
 こんなんで、日本の政治がダメになり、日本のエリート(本当の意味で優秀かは別として)は、行動を見られないようにして堕落し、ノブレス・オブリージュを実践しない集団になってしまいました。


入水温度   10℃
温水器     22℃ 温度差12℃

太陽光発電
発電量5.2KW ピーク1.93KW

4月8日(土)
雨時々曇
最高気温(℃)[前日差] 20℃[0] 最低気温(℃)[前日差] 17℃[+2]
降水確率(%)   60    80       80    80
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

3 件のコメント:

  1. ノブレス・オブリージュ どこかで聞いた事がある言葉です。昔見たアニメで使われていた気がしたのでぐぐってみたら「東のエデン」でした。このアニメを見たときは、「ノブレス・オブリージュ」の意味を知らずに見ていました。
    最近、あたたくなってきたのでガーデニングが忙しくなってきました。木工は3月末から毎日やっています。

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    1. こんにちは、お元気で色々やられているようですね。

      為政者(貴族)は搾取して生きているので、責任が付いて回るはずなんですが、日本の為政者は全く責任を取らず、権利ばかり主張しているのは嫌になります。
      今さらですけど・・・

      糸巻きもお返しないといけません。
      近いうちに連絡してお邪魔いたします。
      よろしくお願いいたします。

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    2. 4/21から4/25の間は行商とその準備でふさがっています。
      それ以外は特に予定はありません。

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