http://mainichi.jp/select/news/20120405k0000m040060000c.html
福島第1原発:強風でフィルター詰まる 窒素注入装置停止
毎日新聞 2012年04月04日 20時30分(最終更新 04月04日 22時16分)
東京電力は4日、福島第1原発1〜3号機に、水素爆発を防ぐために窒素ガスを注入する装置が約2時間40分停止したと発表した。
予備装置を起動させ、水素濃度に大きな変化はなかった。
猛烈に発達した低気圧に伴う強風で飛散した砂塵(さじん)などが装置のフィルターを詰まらせたことが原因とみられる。
東電によると、1〜3号機にはこの日、水素爆発を防ぐために毎時5〜28立方メートルの窒素ガスを注入していた。
しかし、午前10時55分に免震重要棟にいた社員が注入量がゼロになっていることを発見。現場を確認すると、午前9時51分には停止していた。供給は午後0時29分に再開した。
装置は停止すると現場で警報音が鳴る仕組みになっているが、周辺に作業員が不在だと発見が遅れるほか、常時人がいる同棟では警報音が把握できない。
松本純一原子力・立地本部長代理は「設備の改善ができないかを検討する」と話した。
このニュースを読んで驚いたのは、まだ窒素を注入する必要があると言うことです。
政府と東電は今年の初めに冷温停止宣言したはずです。
窒素注入の目的は、原子炉内の水素濃度を下げ、水素爆発を防止することしかありません。
”1〜3号機にはこの日、水素爆発を防ぐために毎時5〜28立方メートルの窒素ガスを注入していた”と言うことは、今でも、大量の水素が1号機・2号機・3号機のいずれでも発生していることになります。
問題は、政府も東電も、水素の発生が続いているという事実を隠しているのか、報道管制しているのかですね。
水素の大量発生を認めたら「冷温停止宣言」など、到底できないはずです。
今回のニュース、”窒素注入装置のトラブル”は、「冷温停止宣言」がウソだと言うことが判る内容です。
原子炉での水素発生は、普通、燃料棒の鞘(核燃料被覆管)であるジルカロイが水との化学反応で水素が発生することは過去のニュースで知られています。
ジルカロイ→酸化ジルカロイの反応は、900℃以上で起きますので、炉心の一部はいまだに900℃以上の温度だと言うことです。
他に考えられることは、超高温でで水が分解され水素が発生している可能性も考えられます。
どちらにしても、核燃料は高温のままであることが判ってしまった内容と思います。
この状態は、廃炉に向けてのスケジュールなんて生易しい問題ではなく、再臨界の問題が大きく、奇跡でも起きなければ、福島第一原発の事故は永遠に収拾しないと思われます。
今後半永久的に、福島第一原発は放射性物質を放出しつづけ、まず東日本、将来は日本列島そのものが住めない場所になってしまいます。
政府は、何も隠さずすべてを公開して、世界の知恵を借りて収拾させる責任があります。
太陽光発電
発電量11.0KW ピーク3.24KW
4月6日(金)
晴後曇
最高気温(℃)[前日差]13 [ +1 ] 最低気温(℃)[前日差]5 [ -3 ]
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時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
FX投資
AUD/JPY買い84.189売り84.338
原子力の専門家ではないのですが、福島第一原発の事故が早期に安全になった事を強調しないと、他の原発の再稼動ができないので、無理やり「冷温停止宣言」をしたとしか思われません。
返信削除大飯原発の再稼動も、原発が全て停止しても電力不足にならないと言う実績が出来るのが怖いので無理やり再稼動させたいのでしょうね。
肉の偽装事件より悪質ですね。
TXIさん、こんにちは
返信削除いつものことですが、最初にくるのが利権(お金)で、国民の安全は後回し。
食品の放射性物質4月から厳しくなりましたので、基準超えのニュースがにぎわっています。
今までは、しっかり出荷されていたわけで、この先問題が発覚しそうです。