2013年1月7日月曜日

日本に希望はあるのか、子供になんと答えるか

希望の国のエクソダス.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%80%E3%82%B9

『希望の国のエクソダス』(きぼうのくにのエクソダス)は、村上龍の小説。1998年から2000年にかけて雑誌『文藝春秋』で連載され、2000年7月に文藝春秋から刊行された。

 あらすじ 
経済が停滞し閉塞感の漂った現在の日本。そんな現在社会に絶望した約80万人の中学生達は2001年6月のある日、突然CNNで報じられた、日本を捨てパキスタンで地雷処理に従事する16歳の少年に触発され、学校を捨てる。彼らが結成したネットワーク『ASUNARO』は、インターネットなどを駆使して新たなビジネスを始める。最終的には、北海道に広大な土地を購入し30万人規模で集団移住、都市および経済圏を独自に作り上げ、「日本からの実質的な独立」を果たす.


なかなか、面白い本でした。
リーダーである中学生が国会の衆議院予算委員会の参考人質問で不登校という反乱を起こした理由を語った内容を転記
「この国には、何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」
「でも歴史的に考えてみると、それは当たり前だし、戦争のあとの廃墟の時代のように、希望だけがある時代よりはましだと思います。九〇年代、ぼくたちが育ってきた時代ですが、バブルの反省だけあって、誰もが自信をなくしていて、それでいて基本的には何も変わらなかった。今、考えてみるとということですが、ぼくらはそういう大人の社会の優柔不断な考え方ややりかたの犠牲になったのではないかと思います。愛情とか欲望とか宗教とか、あるいは食料や水や医療品や車や飛行機や電気製品、また道路や空港や港湾施設や上下水道など、生きていくために必要なものがとりあえずそろっていて、それでいて希望がない、という国で、希望だけしかなかった頃とほとんど変わらない教育を受けているという事実をどう考えればいいのだろうか、よほどのバカでない限り、中学生でそういうことを考えない人間はいなかったと思います。中学生だけではなく、高校生も小学生も反乱を起こしているので、いずれこの国の教育もかわっていくのでしょうが、過渡期に生まれたぼくたちはそれを悠長に待つことができなかったと言うのも事実です。まあ、子供の場合ですが、とりあえず大人のやりかたを真似るっていうか、参考にしていく以外に生き方を考えることはできないわけで、要するに、誰を真似すればいいのか、みたいなことがわからなくなってしまっているわけです。政治家とかどうなんでしょう。いいから俺を真似して生きればいいんだ、みたいなことを言う政治家っているんですかね?どうですかみなさん」
「誰も答えられない。他に、教師と言う職業がある。今の日本で、ホワイトカラーとしては、ほとんどしたから何番目かの職業。教師たちは直接ぼくらに何かを教える立場にいたわけですが、教師たちが何のために生きているのかわかりませんでした。学校では、どういう人間になったらいいのかがわからなくなるばかりで、勉強しろ、いい高校に、いい大学に、いい会社に、いい職業に、ってバカみたいにそればかり。幼稚園、小学校、中学校と進むうちに、いい学校に行っても、いい会社に行っても、それほどいいことがあるわけじゃないってことがよほどのバカじゃない限り、わかってくるわけで、それじゃあその他にどういう選択肢があるのかということは一切誰も教えてくれない。
大人たちにも同情すべきところもあります。確かに。死に物狂いで働いてきて、ハッと気がつくと死にものぐるいになれることが何もなかった。プラザ合意の頃にぼくらは生まれて、ものごころがつく頃にバブルが終わっていた。同情すべきところもあるし、バブル経済を反省するのはいっこうにかまわない。許せないのは、意気消沈して、昔を懐かしがって、愚痴を言うことです。昔はよかった。ものはなかったが、心があった。そんなに昔が良かったのなら、どうしてそのままにしておかなかったのですか?」

とっても面白い内容ですね、現代のほとんどの中高年者に当てはまる内容です。
子供にこう言われて「うるさい、子供はだまって勉強しろ」なんて言うのは最低・・・答えになっていませんね。

もう一つ
「漫然とこの国の教育を受けて行くリスクを考えたことがあるか?」のような言葉もありました。
自分の子供に対してどうアドバイスしていくのか?とりあえず投資やらせて、それに対する情報集めをやらせていきますかね。



MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/




入水温度   10℃
上の温水器  18℃ 温度差8℃
下の温水器  15℃ 温度差5℃
 曇りがちで、寒いです。

太陽光発電
発電量5.2KW ピーク1.36KW
1月6日(日)
曇り 最高気温(℃)[前日差]7 [ +4 ] 最低気温(℃)[前日差]-1 [ -4 ]
降水確率(%)10    0     0     0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

経済指標・イベントカレンダー[7日]
08:50 日12月マネタリーベース
09:30 台湾12月消費者物価指数
09:30 台湾12月卸売物価指数
14:00 日12月新車販売台数
14:00 日12月軽自動車・新車販売台数
17:00 英12月ハリファックス住宅価格
17:00 台湾12月貿易収支
18:30 ユーロ圏1月投資家信頼感指数
19:00 ユーロ圏11月生産者物価指数
24:00 加12月Ivey購買部協会指数
24:00 米12月雇用トレンド指数

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