まるで中国共産党! 財務省の「マイナス成長隠し」が、シャレにならない 日本の「GDP統計」がピンチ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46294
2015年11月15日(日) ドクターZ 週刊現代 :現代ビジネス
■「現在の統計では消費の実態を示せていない」
財務省が突如、GDP統計を算出する際に用いる各種統計を「見直せ」と各省庁に求め、霞が関で波紋を呼んでいる。
これまで誰も問題視していなかったGDP統計を唐突に見直せとは、あまりにも不自然。財務省は「経済の実態より統計が弱含んでいる」というが、はたして、要求の裏にはどんな思惑が隠されているのか。
10月16日の経済財政諮問会議で、麻生太郎財務相が見直しを指示した統計は次のとおりだ。
家計調査(総務省)、毎月勤労統計(厚労省)、消費者物価指数(総務省)、建築着工統計調査(国交省)。
家計調査は高齢者の消費動向が色濃く反映されているため、消費の数字が低めに出ている。毎月勤労統計は調査対象の入れ替えが頻繁なため、賃金の数字が正しく表せていない。消費者物価指数はインターネットを通じた取引の販売価格が加味されていない。建築着工統計調査はリフォーム・リノベーションがカバーされていない・・・。
というのが、財務省の主張。要するに、「現在の統計では消費の実態を示せていない。実際はこれほど落ち込んでいない」と、言いたいのだ。
なぜ、財務省はこれほど強引に統計の見直しを求めているのか。
■財務省の「人事パワー」は侮れない
あれこれ理由をつけているが、「マイナスになりそうな2015年7-9月期のGDPをどうにかしたい」というのが本音だろう。'17年4月に予定される、消費再増税ができなくなることを恐れているのだ。
'14年4月の消費増税の際、財務省は増税の景気への影響は軽微としていたが、大外れだった。増税後のGDPは2四半期連続のマイナス成長。さらに今年7-9月期もマイナス成長ということになれば、その「負の影響」が現在まで続いていることが、誰の目にも明らかになる。
それを避けるために、財務省は「そもそもGDPを推計する各種統計が信用できない」と言い出したわけだ。
この動きは実に滑稽である。だが、恐ろしいのは、財務省の霞が関における「人事パワー」を侮れない、ということだ。
GDP統計を発表する内閣府の幹部名簿を見ると、事務次官は内閣府プロパーであるが、ナンバー2の内閣府審議官は財務省出身者。局長級の政策統括官にも財務省出身者がいる。
前述した各種統計を作成する各省庁も同様の有り様。財務省出身者が霞が関を支配している、と言っても過言ではない。
幸いなことに、「GDP統計の作成部署」は、内閣府プロパーで固められている。経済財政担当相にも、作成に関する事前の説明はほとんど行わないなど、情報管理はしっかりしているという。
だが各種統計の見直しを指示したということは、作成部署にまで財務省が手を突っ込んでいるとみて間違いないだろう。財務省の焦りは相当なもののようだ。
お隣中国のGDP統計がかなり怪しく、政府の意向で数字がいくらでも変わると、11月7日号の本誌で書いた。
だがどうやら、日本の財務省も同じ考え方をもっているようだ。中国共産党と日本財務省の共通点が、人事パワーが強烈で独裁的に政権運営することであるとは、本当に洒落にならない。
『週刊現代』2015年11月21日号より
消費税上げれば内需が70%も占める日本のGDPは、マイナスになるのは素人でも判ります。
消費の実態を示せていないのはわかりますが、実際の消費はとてもひどいようです。
だから見直せという指示の本意は、偽装せよということでしょう。
杭打ちデータ偽装と言い、東芝のWH(原発プラント ウェスティングハウス社)のれん代償却をごまかし続けるのといい、官民大手は同じ考えたするのですね。
政府のぶち上げたGDP600兆円を達成するには粉飾しかないと言うことですね。
MC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/
入水温度 15℃
温水器 42℃ 温度差27℃
太陽光発電
発電量12.9KW ピーク4.38KW
11月15日(日)
雨のち晴れ
最高気温(℃)[前日差] 23℃[+5]最低気温(℃)[前日差] 15℃[+1]
降水確率(%) 60 40 20 0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
経済指標・イベントカレンダー[16日]
06:45 NZ7-9月期小売売上高指数
08:50 日7-9月期GDP統計[一次速報]
09:01 英11月ライトムーブ住宅価格
09:30 豪10月新車販売台数
17:00 トルコ8月失業率
17:30 コンスタンシオECB副総裁、講演
18:00 EU外相理事会
19:00 ユーロ圏10月消費者物価指数[改定値]
19:15 ドラギECB総裁、講演[マドリッド]
22:30 加9月製造業出荷
22:30 加9月国際証券取扱高
22:30 米11月ニューヨーク連銀製造業景況指数
23:00 加10月中古住宅販売件数
30:30 ケント豪中銀総裁補佐、シドニーの会議発言
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