ガス抜きのイギリスEU離脱国民投票はガス爆発になり、世界の投資家がリスクOFFに走りました。
等のイギリスでは、キャメロン首相が辞任して、EU離脱交渉は3ヶ月後の新しい首相に一任なんて話になっています。
EU理事会からすれば、早く始めてペナルティー的な内容で世間を騒がせたい・・・今後の離脱可能性国に見せしめの協議にしたいはず。
イギリスもそんな交渉は、やりたくないのでのらりくらりと先延ばしになると思います。
イギリス国民はEU離脱を決めましたが、これからが長い。
EUメンバー国の離脱については1985年にグリーンランドがEUの前身である欧州経済共同体から離脱したぐらいしかありません。
EUになってから離脱の前例がないので、手続きは簡単に済まないはずです。
離脱の手続き
・脱退を決めた国は欧州理事会に脱退意思を正式に通知。
↓
・欧州理事会は交渉のガイドラインを発表。
↓
・EUと脱退国の交渉が始まる。
↓
・欧州理事会は欧州議会に同意を求める。
↓
・議会は特定多数決の決定で承認する。
2年間の交渉期間中に結論が出ない場合は、欧州理事会と脱退国の合意がない限り、脱退国のEU加盟資格は強制的に終了する。
EUを離脱するということは、欧州基本条約とそれに付随する経済協定等の摘要から外れるということ。
その時にイギリスはEUを脱退して、EU議会の参加と予算拠出義務が無くなります。
しかし、イギリス単独では金融や貿易が成り立たないので、新たに包括的な経済協定を結ぶこと必要がある。
そうなるとEU離脱派の増加を懸念するドイツ・フランスなどは交渉のハードルを高めて嫌がらせをすることは目に見えています。
交渉は難航するので、イギリスがEUを脱退するのは2年と3ヶ月以降になりそうと推測します。
その長い間に、色々なことが起こって、世界の投資家はリスク回避に動くので、金融市場は荒れそうです。
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経済指標・イベントカレンダー[28日]
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18:30 南ア1-3月期非農業部門雇用者
19:00 英6月CBI流通取引調査
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21:30 米1-3月期GDP統計[確報]
21:55 米レッドブック週間小売売上高
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23:00 米6月消費者信頼感指数
23:00 米6月リッチモンド連銀製造業指数
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