2019年10月14日月曜日

ダイソン、電気自動車は採算取れないので開発撤退

英ダイソン、EV開発を終了。全固体電池など基礎研究は継続
新技術へ25億ポンド(約3360億円)を投資
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1212380.html
 英ダイソンは10月10日(現地時間)、Dyson Automotiveで進めてきたEV(電気自動車)プロジェクトを終了すると発表した。同社は2020年の発売を目指してバッテリー式EVの開発を進めていた。
 ジェームズ・ダイソン氏の著名の入ったリリースでは、「ダイソン・オートモーティブ・チームは素晴らしいクルマを開発しました。彼らは私たちの哲学に忠実でありながらアプローチは独創的でした」とプロジェクトの成果について評価したものの、採算に合わないことから社内委員会によりプロジェクトの終了を決定。ほとんどのチームメンバーはダイソンの主力ビジネスへ配置転換を検討しているという。
 一方で、ダイソンは新技術への25億ポンド(約3360億円)の投資プログラムを継続。ソリッドステートバッテリー(全固体電池)製造の研究、センシング技術、ロボット工学、AI(人工知能)など、そのほかの基本的な技術に注力。英国とシンガポールの両方で研究を深めていくとしている。
 ジェームズ・ダイソン氏は「私たちのバッテリーは、ダイソンに多大な利益をもたらし、エキサイティングな新しい方向に導いてくれます」と述べるとともに、「私たちの野望、投資能力、チームはこれまでになく強力になりました。将来の冒険を一緒に楽しみにしています」とコメントしている。


 電気自動車の採算性があるのはテスラか中国の車ぐらいです。
 テスラは高級車思考でプレミア値段でなんとか収益を出していますが、今までの投資など考えるとまだまだ大赤字。
 電気自動車のインセンティブが廃止されると厳しいです。
 中国もインセンティブ縮小の方向で、安価な中国製電気自動車会社も存亡の危機になっています。
 EVバッテリーのコストは車両全体のコストの最大50%を占めると言われていて、現在もその価格は下落を続けており、今後数年で$150kWh前後を推移すると予測されていますが、それでも60kWh積めば日本円で100万円ほどします。
 電池はそのまま積めば良いわけでなく、温度管理するための冷却加温システム(日産リーフはコストダウンで付いていない)や充電回路、SOCマネジメントシステム(センサーや制御器)が必要です。
 安くなって電池だけで使えるコストが100万円を超えるなら、200万円クラスの車では全く採算が取れません。
 現在では、電池に対してパナソニックに無理を言っている値段のテスラ・モデル3も500万円以上の車でないと収益が出ないので、安い価格帯は売る気が無いです。
 電気自動車は電池とモーターを買えば簡単に作れるので、日本の自動車会社はガラパゴスと言っていた自動車評論家も居ましたが、電池だけでこれだけコストがかかると、シャーシやブレーキ、足回りだけでなく安全性まで考慮しないと車は商品になりません。
 ダイソン、電気自動車は採算取れないから開発撤退になるのは仕方が無いですね。


MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 

 入水温度    20℃
 温水器      60℃ 温度差40℃

 太陽光発電
 発電量23.6KW ピーク3.58KW

10月13日(日)
晴時々曇
最高気温(℃)[前日差] 27℃[+2]最低気温(℃)[前日差] 20℃[-1]
降水確率(%)  0    0     0  0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

10/14
  日本 休場
米国 休場
カナダ 休場
中国 9月貿易収支(米ドル)
中国 9月貿易収支(人民元)
9:00 シンガーポール 7-9月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
15:00 ドイツ 9月卸売物価指数(WPI)(前月比)
15:30 インド 9月卸売物価指数(WPI)(前年同月比)
16:00 トルコ 8月鉱工業生産(前月比)
18:00 ユーロ 8月鉱工業生産(前月比)
18:00 ユーロ 8月鉱工業生産(前年同月比)

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