2021年10月10日日曜日

物価高の冬

 原油高騰の値上げラッシュが年末直撃! コロナ禍からの景気回復に冷や水
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/295721
2021/10/08 日刊ゲンダイ
 資源エネルギー庁が6日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均価格(4日時点)は、前週より1.3円も高い160円だった。これで5週連続の値上がりである。160円台は3年ぶりだ。原油価格の高騰は収まる気配がなく、来週もガソリン価格はアップする見通しだ。
 原油高の悪影響はガソリンにとどまらない。年末に向けて幅広い値上げラッシュに見舞われる恐れがある。
 ニューヨーク原油先物市場で指標となる米国産標準油種「WTI」は7年ぶりの高値水準となる1バレル=80ドルに迫っている。新型コロナウイルスが世界に拡大した2020年4月は16ドル台だったから、1年半で5倍に膨れ上がっている。バンク・オブ・アメリカは「今冬には100ドルを突破する」と指摘。要因として、天然ガス高騰に伴うガスから原油への切り替えや厳冬期の原油需要の急増、国境再開による航空需要の増加を挙げている。
 この原油高は、企業のコストアップをもたらすだけでなく、米国の利上げを早め世界的に景気を冷やす可能性が高まっている。金融ジャーナリストの森岡英樹氏が言う。
「原油高によるインフレを抑制するため、FRB(米連邦準備制度理事会)が『ゼロ金利』を解除し、早期に利上げに動くとの観測が広がっています。世界的に景気にブレーキがかかります。また、米国の利上げはドル高・円安につながるため、日本は円建ての原油価格のほか、輸入品全般の価格上昇を招きます」
 それでなくても日本の家計は値上げラッシュに直撃されている。
 今月はマーガリン、コーヒー、たばこなどの値上げが相次いだ。小麦の輸入価格も大幅に上がった。原油高による値上げはエネルギー・光熱費、プラスチック製品、物流費、運賃など多岐にわたる。原油価格から2カ月ほど遅れで末端価格が上がる。賃金が上がっていないのに、再度、値上げラッシュとなったら庶民の生活はさらに苦しくなる。
「世界の大きな流れはコロナ禍からの回復です。原油価格はさらに上昇し、高止まりする可能性が高い。デフレがつづき、末端価格への転嫁に慎重だった日本企業も耐えきれず、いずれ値上げせざるを得ないでしょう。ワクチンや治療薬でコロナ禍が落ち着いたとしても、原油高に伴う物価高が社会経済活動の正常化の足を引っ張る可能性があります」(森岡英樹氏)
 WTIの最高値は08年7月の147ドル。どこまで原油は高騰するのか。


 デフレ脱却と持続的な経済成長を目指した2013年1月の「政府・日本銀行の共同声明」で、日銀が2%の物価安定目標を提示してから8年以上が経過していますが、幸か不幸かまだ達成していません。

 そもそも、なぜ2%物価が上がらないといけないのかといった素朴な疑問が説明されていないように思います。

 たしか黒田日銀総裁の発言で、「2%の物価安定の目標はグローバルスタンダード」と言う言葉がありましたが、世界の常識って何なのでしょうか?国によってGDPも違えば、潜在成長率も違っていて、人口構成も全く異なります。

 年金で生活している人からすれば、デフレ上等物価は下がれば下がるほど生活がしやすいです。

 金融資産などもゼロ金利なので、物価は低い方がいいに決まっているとなります。

 しかし、デフレでは企業活動による利益が取れず給与も上げられないので、インフレにしたい。

 給料が上がって需要が増えて物価が上がる良いインフレが進むと言うのは単純ですが昔の経済学です。

 今の日本では、世界の一番安い労働力と資源を搾取して大企業が儲ける構造ですが、今の自公民政権が続くと日本の労働力が世界でも安い方になる可能性も大きい。

 世界的にはインフレ傾向で進んでいますが、日本ではスタグフレーションになるのではと懸念しています。

 今年の冬は、輸入物価と物流停滞による物価高がやってくると予測します。

 2%の物価上昇目標・・・甘すぎます、世の中は不条理ですから、日本の政治家の頭の中は戦後の高度成長時代で遅滞しているので、昨今の災害的なコロナや経済儒教に対応できないのです。


MMC太陽熱温水器

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 入水温度    20℃

 温水器      56℃ 温度差36℃


 太陽光発電

 発電量17.8KW ピーク3.70KW


10月9日(土)

晴れ

最高気温(℃)[前日差] 30℃[0]最低気温(℃)[前日差] 21℃[0]

時間 0-6 6-12 12-18 18-24

降水   0%   0%   0%   0%


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