2012年8月9日木曜日

「円滑化法」延ばせば延ばすほど倒産拡大、国民の生活悪化

「円滑化法」利用後の倒産が急増、7月過去最多に

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL080I6_Y2A800C1000000/
 帝国データ 2012/8/8 15:52 
 「中小企業金融円滑化法」の利用後に倒産する企業が急増している。民間調査会社の帝国データバンクが8日発表した全国企業倒産集計によると、7月は前年同月比2.4倍の41件あり、集計を始めた2009年12月以降で最も多くなった。円滑化法は中小・零細企業の倒産を抑え込んできたが、適用されても収益を立て直せない事例が拡大。来年3月に期限切れを控え、資金繰り破綻が今後さらに増えるとの見方が出ている。
 円滑化法は、返済の猶予や金利減免といった要請が中小企業からあった場合に、負担を軽減する努力義務を貸し手の金融機関に課す法律。今年3月で終了する予定だったが、政府は昨年暮れに1年延長を決めた。
 帝国データによると、円滑化法による資金繰り緩和措置を利用後の7月の倒産件数は、これまで最多だった今年1月(32件)を上回った。猶予中に業績を回復できず、販売不振などで倒産に追い込まれた「不況型」が多い。前月比でも2.6倍と急増し、同社は「来年3月の終了を見据えて金融機関の(貸出先)選別が始まってきている」と指摘する。
 東京商工リサーチは、円滑化法を活用した中小企業の数を30万~40万社と推定。うち約2割に当たる5~6万社程度で金利を正常に払えていないと分析し、倒産件数が増勢を強める可能性に警鐘を鳴らしている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕


 金融機関の貸し渋り・貸しはがしで、運転資金の無くなった小規模・零細会社はまだ良いのですが、赤字で継続できない会社を助けても、倒産が先延ばしになるだけす。
 金融円滑化法は、2012/3月末で切れるはずでした。
 金融円滑化法とは、借り手が、返済期間を延ばしてくれ!と銀行などに頼むと、なるべく伸ばしてあげるように!という法案です。
 借金返済の先送りですから、延長した期間に業績が好転すれば何の問題もないのでしょうが、この景気の動向(全く回復していない)では、業績改善でき訳が無く、再度延長されることになりました。
 しかし、このままずるずる未来永劫延長するわけにもいかず、最終延長!ということになりました。
 今後、会社の倒産件数だけでなく、貸した金融機関、特に地方銀行の不良債権が問題になるはずです、この責任は誰が取るのでしょうか?
 そうなった場合、税金が投入され食い逃げで終了することになると思います。
 政治は、政局に終始して、日本の経済環境は改善されるどころか、悪化の一途。
 増税法案(社会保障一体化は抜き)は、「近い将来、解散総選挙」と引き換えで成立するようですが、近い将来は来年の夏でしょう。
 民主党は”一票の格差”が是正されなければ総選挙出来ないと延ばすことは見え見えです・・・・また、国民の生活が悪化します。

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