2013年3月29日金曜日

アウトランダーPHEVで電池発熱事故、タイミング悪すぎ

アウトランダーPHEVで電池発熱事故 水島製作所ではバッテリー火災
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK064243920130327
 [東京 27日 ロイター] 三菱自動車工業(7211.T: 株価, ニュース, レポート)は27日、プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」に搭載しているリチウムイオン電池が発熱し、バッテリーパックの一部が溶ける事故が起きたと発表した。原因究明まで同車の生産・販売を停止する。
 また、同社の水島製作所(岡山県倉敷市)では、電気自動車(EV)「アイミーブ」用のバッテリーパック(リチウムイオン電池)1個の火災が発生。原因究明までアイミーブと商用車タイプEVの「ミニキャブ・ミーブ」の一部生産・販売を停止する。
 これらの電池は、いずれもジーエス・ユアサ コーポレーション(6674.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱自の共同出資会社リチウムエナジージャパン(滋賀県栗東市)が製造したもの。
 アウトランダーPHEVについては、今月20日に販売会社が納車準備のため充電した車両を翌21日に動かそうとした際、異臭に気付き、調べたところ、駆動用バッテリーパックの一部が溶けていた。原因について三菱自動車は「電池の製造ラインにおける不具合の可能性がある」と説明。会見した中尾龍吾取締役は、1─2週間以内に原因を究明する方針を示した。原因究明まで生産・販売を停止するほか、顧客には充電をしないよう呼びかける。
 同車は今年1月24日に発売したばかりで、登録車数は4056台。海外では販売していない。
 一方、水島製作所では今月18日、EV用バッテリーパック組立工場のバッテリー検査室で、検査のために充電中だったアイミーブ用バッテリーパック1個が過熱し、発火する事故が起きた。充放電設備のケーブルを焼損したが、工場建屋や設備本体への被害はなかった。
 原因について三菱自動車は、電池サプライヤーのバッテリー製造工程の変更に関連した不具合の可能性があるとみている。この工程変更後に製造された電池を搭載した車両は、国内向けに68台出荷しているという。
 同社は原因究明を進めると同時に、これらの車両のチェックを行う。原因が究明されるまでは、リチウムエナジージャパンが製造したバッテリーパックを搭載したアイミーブとミニキャブ・ミーブの生産・販売を停止する。
 同社の広報担当者によると、アウトランダーPHEVとアイ・ミーブの電池は、容量は異なるが、基本的な構造は同じ。
 運航停止となっているボーイング787型機のリチウムイオン電池との関連について中尾取締役は「何とも言えない」としたうえで、今回不具合が起きた自動車用の電池とは設計や製造場所が異なると語った。
(ロイターニュース 大林優香 ティム・ケリー;編集 橋本浩)


 このタイミングで、電気自動車の電池発煙事故はまずいですね。ボーイング787型機のリチウムイオン電池問題で、テスト飛行が始まったばかり。
 三菱自動車が使っているリチウム電池はマンガン系の正極を使っているので、昔ノートパソコンの電池火災のような火がでるような燃え方はせず、加熱発煙程度でしょう。
 アウトランダーPHEVの場合は、放電中?に異臭に気がついたと言うことなので、充電コントロール問題ではなく、電池自体の不良の可能性が高い。
 充電中だったアイミーブ用バッテリーパックの方は発火となっていますが、充電ケーブルを焼損?と、この記事だけでは判断できません。
 同じような問題の787での事故が解決していない状態ですから、今回の発煙事故は最悪のタイミングでね、また三菱自動車の体質で事実を隠したりすると、電気自動車立ち直れません。
 早期に原因がわかれば良いのですが、アウトランダーPHEVが好調な出だしだったので、三菱自動車としては非常に痛いですね。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/

入水温度   15℃
上の温水器  30℃ 温度差15℃
下の温水器  28℃ 温度差13℃
曇りで温度は少しだけ。

太陽光発電
発電量9.4KW ピーク3.11KW
3月28日(木)
曇り
最高気温(℃)[前日差]20 [ +4 ] 最低気温(℃)[前日差]10 [ +6 ]
降水確率(%)30   20    10    20
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

経済指標・イベントカレンダー[29日]
08:30 日2月完全失業率
08:30 日2月有効求人倍率
08:30 日2月全世帯家計調査
08:30 日2月全国消費者物価指数
08:50 日2月鉱工業生産[速報]
13:00 日2月自動車生産実績
14:00 日2月新設住宅着工戸数
14:00 日2月建設工事受注
16:45 仏2月生産者物価指数
16:45 仏2月消費者支出
18:00 伊2月生産者物価指数
19:00 伊3月消費者物価指数[速報]
19:00 日3月外国為替平衡操作[為替介入]実施状況
21:30 米2月個人所得/個人支出
21:30 米2月PCEデフレーター
22:55 米3月ミシガン大学消費者信頼感指数[確報]

イースターと清明節による休場ですね、動きが悪いかも。
3月29日(金)イースター
香港、シンガポール、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、ドイツ
インドネシア、ユーロネクスト、フィリピン、アイルランド、フィンランド
スウェーデン、スイス
4月1日(金)イースター
香港、オーストラリア、イギリス、ドイツ、ユーロネクスト、アイルランド
フィンランド、スウェーデン、スイス
31日
[欧州主要国]サマータイムに移行

FX投資
AUD/JPY買い98.050売り98.140
AUD/JPY買い98.499売り98.604
AUD/JPY買い98.092売り98.160
AUD/JPY買い98.199売り98.285


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めんどくさくなりますが、よろしくお願いいたします。

3 件のコメント:

  1. コメントのキーワード入力確認の設定を確認するためのテスト書き込みです。

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  2. 風じさんおはようございます。

    今回のバッテリー不具合の問題は本当にBADタイミングですね。
    日本メーカーの信頼が失墜することは日本人として非常に残念な気持ちです。
    でも、冷静に考えてみると最近の日本製は一昔のアドバンテージがないのが実状ですね。
    モノ作り日本として復活して欲しいです。

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    1. HPSTさん、こんにちは

      こう言った問題は、電池を出荷するまでの段階で検出されないと行けない問題ですね。
      もしかすると、電池生産ラインでも同じような問題があったかもしれません。
      製造工程での発生が合った場合、同じロットで市場に出荷されるものはOKか、色々検討して判断するものです。
      判断は市場要求やコスト、組織上の思惑など色々ありますので、実際はどうかわかりませんが、三菱は品質保証部の力が弱いのかもしれません。
      日本の製造は下請けの職人さんが支えていましたが、コンピュータとITの発展で、職人のスキルを機械や治具が吸収して、どこの国でも設備さえ導入すれば作れてしまうようになってしまいました。
      まだ、工作機械・設備などはアドバンテージありますが、この先製造で食っていくのは難しいでしょうね。
      先進国はピークを過ぎると衰退するびが常です。
      アメリカが特許と金融工学+農業・畜産業で国を持たせているのとは対照的です。
      この国は、未来へ国を残す戦略がありません・・・残念です。

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