ハイエンドオーディオをOFF会で聴きに行ってきました

　先週末、オーディオのサイトで知り合いになった、お家に行ってきました。
　常連の、ハイエンドオーディオマニアが集まり、それは凄い試聴会でした。

　使っておられるシステムは以下で、家が一軒建つお値段。

NAS　　　　 　Qnap SSD
ﾈｯﾄﾜｰｸﾌﾟﾚｰﾔｰ　LINN　Klimax DS/K
ﾌﾟﾘｱﾝﾌﾟ　　　 OCTAVE　ｼﾞｭﾋﾞﾘｰﾌﾟﾘ
ﾊﾟﾜｰｱﾝﾌﾟ　　　VIOLA Brao BravoⅡ
ｽﾋﾟｰｶｰ　　　　B＆W800Dia

　ここまで来ると、本当に細かい音の注文で、これ以上はどうすれば良いのかと言うレベルです。
　評価と言うのは、重箱スミのあら捜し・・・
　オーナーさんは、昔の録音のソースでも最新のソースでも、解像度よく鳴らしたいと言う方向性でチューンイングされています。
　このレベルですと、好みの問題と言えるのかもしれません。

　ここから先は、好みとあら捜しと言う書き方ですので、個人的な趣味趣向の意見となります。
　オムニマイクで２項目だけ簡単に測定させていただきましたので、自分のシステムと比較で書きます。
　測定値は、音楽の評価でなく単音スイープとピンクノイズの測定です。

　音楽を聴いた感じでは、解像度抜群で、ハイレゾ音源は物凄く細かい音まで出てきて、こんなに音が入っていたのかと言う感じです。
　古い音源での試聴では、低音域と高音域をドロップした音楽で低めのベース音がかぶってくると、解像度が落ちるように聞こえる。
　オーナーさんも、８０Hzくらいのピークがあり、悪さをしているのではと、言われていました。

　個人的なあら捜しでは、女性ボーカルで選んだ音源によっては、奥に引っ込んだりする。
　ユリア・フィッシャーのバイオリンで、線が細く聞こえる。
　こんな感じです。

　以下はオムニマイクでの測定波形で、短時間で簡単に測定しただけですので、参考程度です。

B&W800Dia

 　１ｍ離れた、スイープ音での測定。
　さっと見ると、クロスオーバーポイントが３００Hzと３KHｚの設計に見えます。（その部分に落ち込みがある）
　カタログではクロスオーバー３５０Hz・４KHｚでした。
クロスの部分での落ち込みは、空芯コイルとフィルムコンデンサーによるシンプルな構成なので、減衰率は6ｄB/OCTから12ｄB/OCTくらいで、なだらかにしてあるのではと推測されます。
　８０Hzのピークは、部屋の影響による部分もあるとは思いますが測定値データから考察すればスピーカー自体がけっこう出していると判断出来ます。

　うちのSRMのような、バスレフポートが多くある箱なら、ポートの面積を減らしてロードを増やすと、この辺を抑え込みながら、低域強化が可能かもしれませんが、とってもシビアな調整になりますし、ポートの構造によっては出来ない可能性が大きいです。

　高域は良く伸びていますね、さすがです。
　測定マイクの位置が、ミッドの高さですので、ツイーターの軸線で測っていません、グラフ上の落ち込みは、経験上良く出ていると判断しています。

　低音の実用域は３５Hzくらいですね。
　この特性を見ると、バイオリンの音が細く聞こえるのは、３KHｚのディップ点（ミッドとツイーターのクロスオーバー）が影響しているのかと、バイオリンの最高音は４KHｚ（倍音は含まず）なので、美味しい部分が少し下がっています。

タンノイSRM

　自分のスピーカーのセッティングですが、同じ１ｍ出の波形です。
　マルチアンプとクロスオーバー48ｄB/OCTで構成しているので卑怯なのですけど、２KHｚから４KHｚを持ち上げているので、バイオリンの音の出方の違いはこの点にありそうです。
　SRMのセンターホーンはクロスが１KHｚで、この部分が得意です。
　もともと、12KHｚ以上は出ないスピーカーなので、それ以上は追加のスーパーツイーターで出しています。

　次に、ピンクノイズ両チャン再生による試聴位置での波形。
　これは、場所がほんのちょっとずれるだけで違ってきますので、目安にしかなりません。
　５０Hz以下と１万Hz以上は、全然当てになりませんので、それ以外で確認です。
　

B&W800Dia

 　これは、部屋の影響が大きく出ます。
　１.5KHｚから2KHｚにディップがあり、女性ボーカルの引っ込みがこの部分で起こるのかもしれません。
　試聴位置までの距離がありので、パワーの大きい８０Hzが一番エネルギーを持っています。低域側は距離による減衰が少ないのでやっかいです。

タンノイSRM

　　うねりがひどいです、部屋の家具の反射が多いので、試聴位置がずれると大きく音が変わります。
　低域側が、打ち消し合って落ち込んでいますが３０Hzが出ているので何とか聞けるレベルかな。
　低域が減っているので、扱いやすいと・・・良く言えばですが。


手作り家具＆スピーカー　木工房のあちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん！さんがお見えになり、iPhoneのスピーカーの音を木ホーンで増幅するアイテムを聴かせていただきました。
　自分はiPhone持っていないので、Androidで使えるか、ちょっと気になります。
　とっても音楽性があり良い感じですし、木目が美しい。
　使えそうなら、欲しいかも！
　

　気になる方は、こちらがHPです。
手作り家具＆スピーカー　木工房　あちゃちゃ・わちゃちゃ・ぎっちょんちょん！
http://ahchawachaghichon.wix.com/ahchawachaghichon#!menu/c1pov


B&Wの８００生産映像ありましたので、紹介します。

The making of an 800 Series Diamond speaker



海外のサイトで無響室で測定した、データがありました。
http://www.stereophile.com/content/bampw-800-diamond-loudspeaker-measurements
B&W 800 Diamond loudspeaker Measurements

　やはり、８０Hzに山がありますので、これを肯定したセッティングを考えないといけないのかもしれません。
　

2月7日(土)
曇り
最高気温（℃）[前日差] 11℃[0]最低気温（℃）[前日差] 0℃[-4]
降水確率（％）   0  　 　0       0　　  10
時間帯（時） 0-6 6-12 12-18 18-24

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/

 入水温度　　 9℃
 温水器   　　33℃　温度差24℃

 太陽光発電
 発電量9.5KW　ピーク2.02KW