2019年9月18日水曜日

政治家の無責任な発言トリチウムの安全性は確認されていないに

松井・大阪市長「汚染処理水の受け入れ」可能性に言及
毎日新聞2019年9月17日 12時26分(最終更新 9月17日 12時41分)
https://mainichi.jp/articles/20190917/k00/00m/040/088000c
 大阪市の松井一郎市長(日本維新の会代表)は17日、東京電力福島第1原発の汚染水処理を巡り、「処理済みで自然界の基準を下回っているのであれば、科学的根拠を示して海洋放出すべきだ」と発言し、大阪湾での処理水の受け入れもあり得るとの認識を示した。
 同日、市役所で記者団の質問に答えた。松井市長は、2011年の東日本大震災による震災がれきを大阪で受け入れた実績を引き合いに、「持って来てもらって流すんであれば、(大阪が協力する余地は)ありますよ」と述べた。さらに「科学者が入る検討委員会で全く影響のない処理水と明らかにし、丁寧に説明して政治家が決断すべきだ。処理済みなんだから汚染水という表現はやめた方がいい」などと持論を展開した。【矢追健介】


 大阪の市長が「処理済みで自然界の基準を下回っているのであれば、科学的根拠を示して海洋放出すべきだ」と無責任なことを言っています。
 まず、トリチウムは自然界に存在するから安全というのはウソで原発から流し続けたから増えたのあって、宇宙線などで発生するレベルでしか生成されないトリチウムは自然界にはほとんど存在しなかった。
 「科学的根拠」ってだれが保証するのか?責任を取るのか?です。

 原発を稼働する上で原子炉内で洗浄後に出る汚染水発生するトリチウムは、現在の実用技術では分離できないので、薄めて海に捨てています。
 トリチウムの排出基準は日本は6万Bq/L、WHOは1万Bq/L、 カナダは7千Bq/L (飲み水勧告値は20Bq/L)、米国は740Bq/L、EUは100Bq/Lとなっています。
 日本の排出基準6万Bq/Lは、世界でも断トツに高く、安全かどうかは検証されておらず、原発を稼働する為に決めれらました。
 沸騰水型原発では原子炉内で年間 20兆 Bq(20×1012)のトリチウムが生成されるが、その殆どを放出可能な年間 22 兆(22×1012)Bq の海洋放出基準が定められている。


 問題となっている福島第一原発の汚染水ですが、汚染水を増やさないために地下水の汲み上げでを行っている汚染水は、海に放水しています。
 この垂れ流しのトリチウムは1500Bq/Lが基準です。

この点の内容は以下のサイトで。
「トリチウム1500Bq/L」は厳しすぎるのではなく、他の核種や線源があるから。
http://oshidori-makoken.com/?p=3656
一部引用:
福島第一原発では、現在、地下水バイパスとサブドレンから汲み上げた汚染水を、運用目標としてトリチウムは1500Bq/Lまでに調整して港湾に排水している。
1500Bq/Lは地下水バイパスの運用目標。
:引用ここまで


 トリチウムの危険性は、放射されるβ線の問題はえなるぎーが少ないので安全とか言いますが、実際には放射線が問題になるのではないようです。


トリチウムって何? 何が問題?
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/_src/sc624/kawata094.pdf
から一部引用:
トリチウムの何が問題か
トリチウム水は通常の水と同様、経口や呼吸、皮膚を通じて体内に入る。体内では普通の水と同様に血液や体液を通じて細胞内の様々な代謝反応に関与し、タンパク質や遺伝子(NA)の中の水素に取って代わる。こうして細胞の構成成分として取り込まれたトリチウムは容易に代謝されず、トリチウムがベータ線を出して崩壊すると、化学結合が切れてその分子も壊れる。このように体内の有機物に取り込まれたトリチウムは OBT(Organic Bound Tritium)と呼ばれ、セシウムのように単に元素として体内に存在し放射線を出す放射能とは全く別の挙動をする。
トリチウムを取り込んだ細胞の染色体が壊れることはよく知られた事実である。その結果、先天異常や死産・流産などが起こることも指摘されている。セシウムなどと違って、母親の胎盤はトリチウム水と普通の水を区別出来ず、胎児に取り込んでしまうからである。このように、トリチウムの効果は崩壊時に出すベータ線の被曝だけではなく、一般的な放射性物質による照射被爆とは異なる次元の、構成元素の崩壊という分子破壊をもたらす。いわゆる照射被爆は確率論的現象だが、DNA の破壊はトリチウムの崩壊と共に必ず起こる現象である。 米国カリフォルニア州のローレンス・リバモア国立核研究所のT. ストラウムらの研究(1991~1993)ではトリチウムによる催奇形性の確率は致死性ガンの確率の 6 倍にのぼる。
:引用ここまで

 など、安全であると言う証明はありません。

 汚染水の海洋投棄に関して、「国連海洋法条約」を見てみますと「最善の手段を」と書いてあります。

日本も批准している「国連海洋法条約」では「いずれの国も、海洋環境を保護し及び保全する義務を有する」としています(第192条)

そして、第194条には「いずれの国も、あらゆる発生源からの海洋環境の汚染を防止し、軽減し及び規制するため、利用することができる実行可能な最善の手段を用い、かつ、自国の能力に応じ、単独で又は適当なときは共同して、この条約に適合するすべての必要な措置をとるもの」とあります。

 陸上でタンクで保管するという「実行可能な最善の手段」があるにも関わらず、海洋放出することは海洋環境保護の観点から認められません。

 体よく汚染水を処理水と言って、トリチウムで汚染された水を言い換えていますが、こじつけでしかありません。

 「海に放出するしかない」と言うのは、現在の敷地では足りないが、回りの土地を買ってさらにタンクを作るようなコストを掛けたくない、今後の保管コストがもったいない。
 研究レベルではトリチウムの分離は可能らしいのですが、処理には膨大なお金と時間がかかるので「海に薄めて流すのが一番安い」と言うことです。

 トリチウムの安全性は確認されていないに、お金の為に無責任な発言する政治家は酷いですね。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 

 入水温度    20℃
 温水器      58℃ 温度差38℃

 太陽光発電
 発電量20.9KW ピーク4.80KW

9月17日(火)
曇時々晴
最高気温(℃)[前日差] 33℃[-2]最低気温(℃)[前日差] 24℃[-1]
降水確率(%)  0    0     0  0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
   
09/18
  日本 日銀・金融政策決定会合(1日目)
  イギリス 英中銀金融政策委員会(MPC)1日目
ブラジル ブラジル中央銀行政策金利
7:45 ニュージーランド 4-6月期四半期経常収支
8:50 日本 8月貿易統計(通関ベース、季調前)
8:50 日本 8月貿易統計(通関ベース、季調済)
17:00 南アフリカ 8月消費者物価指数(CPI)(前月比)
17:00 南アフリカ 8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
17:30 イギリス 8月消費者物価指数(CPI)(前月比)
17:30 イギリス 8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
17:30 イギリス 8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
17:30 イギリス 8月小売物価指数(RPI)(前月比)
17:30 イギリス 8月小売物価指数(RPI)(前年同月比)
17:30 イギリス 8月卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)(前年同月比)
18:00 ユーロ 7月建設支出(前月比)
18:00 ユーロ 7月建設支出(前年同月比)
18:00 ユーロ 8月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
18:00 ユーロ 8月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
20:00 南アフリカ 7月小売売上高(前年同月比)
21:30 カナダ 8月消費者物価指数(CPI)(前月比)
21:30 カナダ 8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
21:30 米国 8月住宅着工件数(年率換算件数)
21:30 米国 8月住宅着工件数(前月比)
21:30 米国 8月建設許可件数(年率換算件数)
21:30 米国 8月建設許可件数(前月比)
22:00 ロシア 8月失業率
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見


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