2019年9月8日日曜日

次なる増税は「厚生年金適用拡大」

年金財政検証、「厚生年金適用拡大」の狙いは全国民からの天引き
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190906-00000005-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 9/6(金) 16:00配信 週刊ポスト2019年9月13日号
 根本匠・厚労相は年金財政検証の発表会見で“100年安心”を強調した。真っ赤な嘘である。財政検証に並んだ「所得代替率」や「マクロ経済スライド」など小難しい専門用語に騙されないよう、その「嘘」を暴いていこう。
 財政検証は5年に1度、100年先までの年金財政の収支を試算して現在の年金制度が維持できるかを検証するものだ。財政検証には、厚労省がこれから進めたいと考えている年金制度改悪の内容が先回りして盛り込まれる。「オプション試算」と題されたパートがそれにあたる。
 今回は“保険料取りまくり作戦”だ。そこに嘘が使われていた。
 厚労省はパート妻を主な標的に厚生年金への加入義務を強化しているが、宣伝文句は「将来受け取る年金が増えますよ」だ。
 サラリーマンの夫の扶養家族になっている妻(第3号被保険者)は、一定のパート収入があっても保険料負担なしで65歳から国民年金が受給できる。それだと1円も保険料が入らないので、なんとか厚生年金に加入させようとの魂胆がある。
 現行の仕組みでは、パートやアルバイトは「週20時間以上勤務」「月収8万8000円以上」「雇用契約期間1年以上」の3条件を満たすと厚生年金に加入しなければならない。ただし、社員501人以上の大企業で働く人が対象だ。
 厚労省はこの厚生年金加入義務をさらに3段階で拡大しようとしている。
 まず企業規模要件を廃止し、中小企業も対象にすることで125万人から保険料を取れる。次に「週20時間以上勤務」の短時間労働者全体を対象にして325万人追加、最後は学生でも雇用期間1年未満でもとにかく「月5万8000円以上」の賃金収入があれば全員厚生年金に加入させ、給料から保険料を天引きする。その場合、加入者は一挙に1050万人も増える。
〈「被用者保険の適用拡大」が年金の給付水準を確保する上でプラス〉
 財政検証にはそう書かれている。問題は誰にとってプラスなのかである。社会保険労務士の北山茂治氏が語る。
「第3号被保険者が厚生年金に加入してもメリットはほとんどありません。第3号のままなら保険料負担ゼロで済むが、厚生年金になれば年金の保険料だけではなく、健康保険料も自分で払わなければならない。年金が少し増えても損失の方が大きい。厚生年金に加入するならフルタイムで働いて稼ぎを大きくしないとメリットは生まれない」
 パート妻が損をするということは、保険料が増える国が得するということだ。ましてや最終段階の“1050万人加入作戦”は、年金制度を破壊する行為だ。
 現在の制度では、収入の有無によらず、20歳になれば国民年金に加入して月額1万6410円の保険料を払わなければならない。例外は第3号被保険者だけだ。
 しかし、「月収5万8000円」のアルバイトに厚生年金加入を義務化した場合の月の年金保険料の自己負担は5307円(現行の保険料率の場合)だ。納める保険料は国民年金より安いのに、もらえる年金は多いという逆転現象が起きる可能性がある。自営業者には到底納得できない歪んだ制度設計になりかねない。年金博士こと社会保険労務士の北村庄吾氏がいう。
「厚労省は何が何でもどこからでも保険料を取って目先の年金財政を潤し、将来、そうした人たちに年金を払う段になったら、その時に新たな年金カットを考えればいい。そう考えているように思えてなりません」



 日本は高負担低福祉国家です。
 消費税増税の時には、先進国で消費税がこんなに少ないと、高福祉国家と比較していました。
 日本の場合、所得税や住民税・キャピタルゲイン課税、法人税など”一般会計”に出ているのが税金ではありません。
 国会の承認を得なくても使える”特別会計”の方が数倍もあって、その財源は国民から徴収したお金です。
 年金や健康保険、揮発油税がそうで、それにプラスして電気を使うと取られる電源開発促進税、テレビ買えばNHK受信料も、もれなく付いてきます。
 政府は毎月(毎年)徴収できる固定費をなるべく多くしたい。
 日本の官僚組織は「お金を集めて配ることによって、上前を掠め取る」のが最大のお仕事です。
 今回の「厚生年金適用拡大」も官僚組織海賊の為の増税です。


MMC太陽熱温水器
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 入水温度   20℃
 温水器     60℃ 温度差40℃

 太陽光発電
 発電量25.3KW ピーク4.40KW

9月7日(土)
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