2014年2月13日木曜日

フィットHVリコール、プリウスリコール

2014年02月10日
http://www.honda.co.jp/news/2014/c140210.html
新型「フィット ハイブリッド」「ヴェゼル ハイブリッド」市場措置(リコール)について
  Hondaは、2013年7月から2014年2月に製造された車両に搭載されている7速DCT型自動変速機の制御不具合により、発進に時間を要する、または、発進ができなくなるなどのおそれがあるため、本日、国土交通省にリコールの届出を行いました。対象台数は、81,353台です。
  本件は、7速DCT型自動変速機の制御プログラムの不具合により、発進のもたつきや走行ができなくなるおそれがあることから、昨年10月と12月に市場措置を実施しており、今回が3回目の市場措置となります。(ただし、原因はそれぞれ異なります。)
  新技術上市にあたり、開発および製造品質検証にて不具合を顕在化させることができず、市場へ流出させてしまい、お客様に多大なるご迷惑をおかけいたしました。また、市場品質不具合の早期解決に向け関係部門一丸となって鋭意推進してまいりましたが、対策内容の確からしさの検証が不十分であったことは否めません。ここに深くお詫び申し上げます。
  改善措置といたしまして、まずは自動変速機の変速履歴を確認させていただきます。変速履歴にギヤかみ合いの不具合が記録されている場合は、内部部品が損傷している可能性がありますので、自動変速機の部品交換を行った上で、制御プログラムの変更をさせていただきます。なお、対策を施した制御プログラムの供給開始予定日は2月21日となります。また、変速履歴にギヤかみ合い不具合の記録がない車両につきましては、当面の暫定措置として車両使用上の注意喚起をさせていただき、同じく供給開始予定日(2月21日)以降に、制御プログラムの変更を行わせていただきます。
  現在埼玉製作所寄居工場、鈴鹿製作所で生産している対象車につきましては、対策プログラムへの変更を完了するまで出荷を停止します。また、販売店にある対象車につきましても、対策プログラムへの変更を完了するまで、お客様への引渡しを停止する措置を講じております。
  発売から半年足らずにも関わらず、お客様、関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを重ねて深くお詫び申し上げますとともに、今後、再発防止を徹底してまいります。引き続きHondaへのご理解、ご協力を賜りたく、お願い申し上げます。
■これまでの経緯
 <一回目:リコール届出  2013年10月24日>
 7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、自動変速機制御コンピュータのプログラムが不適切なため、トランスミッション警告灯が点滅し、メータディスプレイに点検表示がされるとともに、1速がかみ合わないと発進できなくなるおそれがある。または、2速がかみ合わないと奇数段変速での走行となるおそれがある。
* 対象台数:4,883台(新型フィット ハイブリッド)
<二回目:サービスキャンペーン実施  2013年12月20日>
 7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、自動変速機制御コンピュータのプログラムが不適切なため、ギヤがかみ合わず、発進に時間を要する、またはトランスミッション警告灯が点滅し、メータディスプレイの点検表示が点灯するおそれがある。
*  対象台数:36,100台(新型フィット ハイブリッド)
* 尚、このサービスキャンペーン実施の際には、同時に以下の理由によるリコール届出も行っております。
・ エンジン制御ユニットのプログラムが不適切なため、エンジンの回転が不安定になり、エンストするおそれがある。
・ トランスミッションドライバユニットのプログラムが不適切なため、駐車状態から起動しなくなるおそれがある。
・ ハイドロスタティッククラッチアクチュエータのプログラムが不適切なため、発進や後退ができなくなるおそれがある。
<今回のリコール届出  2014年2月10日>
 7速DCT型自動変速機を搭載した車両において、変速機内の1速ギヤがかみ合わないために、発進不良、坂道でのずり下がり、加速不良などが発生する場合がある。再加速や発進に時間を要するおそれがある。
なお、今回のリコール範囲は、一回目、二回目の対象車も含む。




 同じ、ハイブリッド車乗りとして、ホンダ フィット3HVの技術には関心を寄せていて、面白いなーと思っていました。
「Honda テクノロジー図鑑 Sport Hybrid i-DCD 」
http://www.honda.co.jp/tech/auto/i-dcd/topic2/
 を見ると、とっても技術的に凝っています。

 今回問題になった、7速DCTはドイツのシェフラー社の部品でホンダの物ではありません。
 DCT+モーターの組み合わせは、今回のフィットが初めてのケースということで、ホンダとしても問題の把握や解決に時間がかかったようです。

昨年の5月の話ですが、同じメーカーのDSGで、原因は違いますが、ECUを交換するリコールを行っています。


VWの7速「DSG」が中国で38万台、日本で10万台のリコールに発展 !
 http://clicccar.com/2013/05/15/219764/

 ただ、今回のリコールで気になるのは、過去2回のリコールとは原因が異なると言っていますが、根底は同じかもしれません。
 どれも一速のギアがらみです。
 今のホンダサイトにあるリコール情報には書かれていませんが、途中で発表された原因は一速ギアのスリーブの動きが悪い物があると、これをプログラムで対応するようですが、副作用は無いのでしょうかね。



 次に、プリウスですが30系全部ですね・・・
 プリウスPHVは問題ないようです。

トヨタが、国内外の新型「プリウス」約190万台のリコールを発表しました。

http://toyota.jp/recall/2014/0212.html

リウス(ZVW30)のリコール

プリウスの一部車両につきまして、平成26年2月12日に下記内容のリコールを国土交通省へ届け出しました。 
本リコールは平成21年3月から平成26年2月までに生産したプリウス(ZVW30)が対象です。
ご愛用の皆様にはご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんが、トヨタ販売店からご案内させていただきますので、お早めに点検・修理をお受けいただきますようお願い申し上げます。
なお、その他のトヨタ・レクサス車のハイブリッド車種(プリウス(NHW10, NHW11, NHW20)、プリウスPHV、SAI、アクア、プリウスα、カムリHV、CT200h、HS250h等)は対象ではございませんので、安心してご使用いただきますようお願い申し上げます。
平成25年以前に生産した車両につきましては、お客様のご愛用車が対象車両かどうか、リコール等情報対象車両検索でご確認いただけます。
本年生産車両につきましては、検索システムへの登録を現在準備中です。


 トヨタは、このタイミングでリコール、戦略的な意味がありそうですね。
 同じように300台くらいの不具合ですが、分母が8万台と190万台と全然違うので、普通のユーザーではこの不具合はほとんど出くわさないでしょうね。
 内容からすると、想像ですがインバーター系の不良のように思われますが、スイッチングしているパワーFETが壊れるかな?と過去仕事で電源FET不良の対策で苦労した覚えがあります。
 こちらは、プログラム変更で治りそうですが、フィットの方は、本当にプログラム変更で治るのかちょっと疑問ではあります。


MMC太陽熱温水器http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   9℃
 温水器     49℃ 温度差40℃

 太陽光発電
 発電量12.4KW ピーク1.99KW
2月12日(水)
晴れ
最高気温(℃)[前日差]11℃[+1]最低気温(℃)[前日差]-1℃[+1]
降水確率(%)   0    0     0  0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24


経済指標・イベントカレンダー[13日]
06:30 NZ1月ビジネスPMI
08:50 日1月企業物価指数
09:00 豪2月消費者インフレ期待
09:01 英1月RICS住宅価格指数
09:30 豪1月雇用統計
10:00 韓国中銀、政策金利発表
13:00 日1月圏新規マンション販売
16:00 独1月消費者物価指数[確報]
17:15 スイス1月生産者輸入価格
17:30 スウェーデン中銀、政策金利発表
18:00 欧州中央銀行[ECB]月報
22:30 加12月新築住宅価格指数
22:30 米1月小売売上高
22:30 米新規失業保険申請件数
24:00 米12月企業在庫
24:30 イエレンFRB議長が上院銀行委員会で議会証言
25:00 米3カ月、6カ月物TB週間定例入札条件
25:00 米インフレ指数連動30年債入札条件
27:00 米30年債入札
FX投資
AUD/JPY買い92.890売り92.913

AUD/JPY買い92.200売り92.502

5 件のコメント:

  1. 風じさん、ご無沙汰しております。
    メーカーもリコール対応で頭が痛いのは事実でしょうね。
    ホンダHVで採用されているDCTはバイクでも採用されている変速機であり
    HV特有の問題ではないみたいですね~。
    それに対しプリウスはモーターに流す電流を制御するスイッチング素子の発熱の問題でありHVの固有の問題だと思います。
    メーカーは急加速時の加速性能を高めるためにモーターへの電力供給をスイッチング素子性能ギリに設定してしまったため、高電流により素子に発熱を招くことが原因ではないか?と推測します。
    対応としては、加速時の電流値を下げるしかない訳であり、必然的に加速性能の低下を招くと推測します。
    PHVの場合は最初からモーターのみの加速が当たり前ですのでスイッチング出来る電流もHVのそれと比較にならないほど大きく問題ないのではないかと推測します。
    個人的な見解では
    不具合の発生数が少ない
    対応後は加速性能が劣ることが予測される
    メーカーから直接リコールの案内がない
    車に殆ど乗らない
    との理由でこのままにしておこうかと思ってます。

    返信削除
    返信
    1. HTSPさん、こんばんは

      何かのバグか、ほとんど起こりえないことが重なって起こるのではないのでしょうか。
      不良率計算してみたら0.015%と、ほとんど問題は無いとは思いますが、αやCTがリコール対象ではないので、ソフト書き換えても、ユーザーには判らないような気もします。

      PHVは、インバーター出力が2倍ほどありますので、プログラムが全く違うのでしょうね。

      削除
  2. 風じさん、こんにちは 古風平凡と申します。
    最近PHVに付いて調べていてこのブログを拝見する様になりました。
    よろしくお願いします。

    私の所は「ご愛用車のリコールのご案内」が、2月13日に届きました。
    息子が乗っていますが名義が私なのでこちらに届きました。

    私の方は、いまPHVに触手を伸ばしているところです。
    リタイヤ後ライフスタイルが変わって、
    通勤は無いので、車は「近場移動が主、たまに遠出」の手段です。
    これはもうEVではなくPHVです。

    現在乗っているガソリン車は3月初めに車検で
    来年度から13年以上の車は自動車税10%増税になるし4月からは
    消費税が8%になるので、2月末までに登録を間に合せたいです。

    HVでも良いのですが2月末までなら、国の補助金が得られます。
    (3月は補助金無し、来年度の予定は不明だそうです)
    国補助金、自治体(市)補助金、自動車税(県)など計約55万円位です。
    燃費の差が有っても HV(約7万円位優遇有)には追いつきません。

    PHVネタ、太陽光発電ネタ、情報機器ネタなど期待しています。

    返信削除
    返信
    1. 古風平凡さん、こんばんは
      コメントありがとうございます。

      PHVは、燃料代の差額は絶対取れませんので、そう言うつもりで買う車ではないと思います。

      私は以下のようなつもりで乗っています。
      ・ハイブリッドは、特殊な車ではなくなったので、人と違うエコカーに乗りたい。
      ・プリウスはたくさん売れたので、信号停止した時、並ぶとちょっと優越感。
      ・ちょいのりがほとんどなので、電気で走るのが90%以上
      ・時間があるので、充電はほとんどトヨタのGステーション

      前に、近所の壁塗装の塗料が強風で付着して、磨き直し、再ガラスコーティング、プラスチックモール交換した時に、2週間代車でHVプリウス乗ってみましたが、同じ所を走ってみて、PHVのHVモードと比較しましたら、PHVの方が10%以上燃費が良かったです。
      回生ブレーキによるエネルギー回収が違うので、市内走行でも燃費が大きく違います。
      高速使って、長距離でも30km/Lを割ったことはありません。
      もし買われたら、ブログで書いてくださいね。

      削除
  3. 返信有難うございます。

    昨日から書いたブログは、風じさんの真似です。
    申し訳ありません。
    私の方は「リス虎」ではなく「(り)タイヤ」です。
    プロフィールやカバーの写真は以下の場所のものです。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/タイヤ
    http://www.katch.ne.jp/~shibatat/oando/index310.htm
    タイヤの写真は著作権の問題があるので差替える予定です。

    風じさんに触発されて書いてみました。

    突然思い付いたのでは無く、「日々の一言」を
    (ホームページに)載せる方法を考えていました。

    素朴な作りのホームページは時々、まとめて
    アップロードをしていますが、
    「日々の一言」は、方法がめんどうだと続きませんので
    既存のブログシステムを利用することにしました。
    そのきっかけを頂いたことに感謝しています。


    PHVは2月末迄に登録できるつもりで注文しましたが
    万一のために車検の予約もしています。
    確定するのは(工場出荷予定は)、21日頃だそうです。

    おっしゃる通り、経済性だけで乗る車ではないですね。
    補助金云々は、差額が少しでも埋まればラッキー位に
    思っています。 有難うございました。

    返信削除