2010年2月22日月曜日

景気対策は円の価値を下げてはどうだろうか


 チャートは、円と世界の主要な通貨との関係を示す円インデックス。先進国が自国の通貨高を避けようとしているので、どうしても円が通貨高へ行きやすくなっており、かつ日銀の言い分がデフレ思考なので、円高の容認として受け取られやすい状態になっているようにも見える。
 今の水準は、過去10年の水準からすると2~3割も高くなっている、1995年の超円高に近い状態になってきています。
 この状態では、国内の雇用が海外へ流出するのが当たり前でユニクロやニトリに空前の利益が出るのが当たり前なのです。
 現時点で、ドル円は91円台ですので、ドルが上昇してきている、ドル合わせて円も上昇中です。つまり他国の通貨より円が上がっていることになり、製造業は危機的な状態になっています。
 雇用を国内で確保しようとするなら、円の価値が主要通貨と比較して上がらないようにしないといけないはずですが、マスコミの説明(テレビや新聞)が全然ありません。
 景気を良くする方法は、円を下げて物価を上げるのが一番簡単なんですが、年金生活者、公務員には逆風、いっそのこと年金を3割下げ、公務員給料を3割下げて、その分すべての税金と年金の掛け金を下げる。
 企業の投資を国内へ持ってこさせるため、法人税を下げる、円を下げる、しばらくは厳しいでしょうが、時間とともに日本の雇用は回復すると思います。
 円が下がれば、外需産業の労働分配率が変わらなくても、給料が上がります。
 さて、この状態で物価はどうなるか?意外と上がらないような気がします、10年前にアジア(タイ)に海外赴任した時は、海外の価格は安いと思いましたが、日本に帰ってきてみて、東南アジアと日本の物価ってそんなに変わらないようになっていると思いました10年前に比べ、服も食品も30%以上安いと思います。

22日(月)
中国が旧正月明け
イエレン・サンフランシスコ連銀総裁 講演
米財務省30年物価連動債(TIPS)入札

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