なんで、こんなには「やぶさ」に入れ込むのか?
それは元技術者として、日本の製品の製造技術に携わったおっさんとして、とっても嬉しい快挙だからです。
はやぶさ60億キロのおつかい
月までの距離が38万キロである事を考えると、60億キロがいかに想像を絶する距離であるか。
しかも着陸したイトカワはウィキペディアによれば三軸径535 × 294 × 209 m直径換算330mと言う。
まっすぐ行けないから、往復60億キロメートルも飛んでいく。その先にあるたった330mの天体に着陸して帰ってきたのだ。
地球から直線距離で1.7天文単位、地球を10cmのボールに例えると1.7km先にある一粒(3ミクロンらしい)の粉から、サンプルを持ってこいって言う、おつかいになるそうです。とにかく素人考えでも、とてつもない制御技術だと思うのです。
大気圏再突入で先に突入させたカプセルを見守るように燃え尽きる母船の映像は感動もので、美しい。
ここからが本題。宇宙航空研究開発機構は後継機「はやぶさ2」の計画を進めているが、文部科学省は、今年度予算の概算要求に17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた予算削減で3000万円に縮小。製造に着手できなかったそうです。
この快挙で見直されるとは思うが、もとの予算はたった17億円、これ信じられない。確かに絶対的には高額だけれど、先頃復活したスパコンの開発費が400億で、それを入れるだけの建物が198億・・・・土建屋に儲けさせる予算は青天井だ。
スパコンで速さを競っても、世界は日本を認めてくれないだろう、スパコンは予算さえあれば、日本でなくても作れる代物だからです。
はやぶさは、元技術者の私が思うのに、日本人しか作れない代物だと思います。小さなアイディアと製造技術の積み重ね品です。
「はやぶさ」の快挙は、低量的にも定性的にも計り知れないメリットがあると思う。はやぶさのメリットは日本国自体の評価にあります。
はやぶさの定量的な評価は、日本のモノづくり技術の広告効果として把握できるだろうし、直接的な技術開発の評価でもあります。
金銭的な価値を試算することは難しいですが、はやぶさの帰還がもたらす日本の技術のアピール効果は数100億のレベルでは無いと思いますがいかがなものだろうか。そしてなにより、はやぶさの快挙が我々日本人に与える希望と誇りは、お金に換算できないくらいすごいイベントではないかと思いますし、日本の子供たちに大きな影響を与えると思います。
仮にはやぶさの快挙が直接的には何の定量的効果が無いものだったとして、これを単なる打ち上げ花火として見ても、世界に向けてのアピール度はもう最高!変な箱モノや道路予算をほんのちょっと削ってでも、はやぶさのような夢のあるプロジェクトを続けてほしいと思います。
6月16日
08:50 4月 日本 第3次産業活動指数
17:30 5月 英国 失業率
18:00 5月 ユーロ ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(前月比)
18:00 5月 ユーロ ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(前年比)
18:00 5月 ユーロ ユーロ圏消費者物価指数(コア)(前年比)
20:00 6/5 - 6/11 米国 MBA住宅ローン申請指数
21:30 5月 米国 住宅建築許可件数
21:30 5月 米国 住宅着工件数
21:30 5月 米国 生産者物価指数(PPI)(前年比)
21:30 5月 米国 生産者物価指数(PPI)(前月比)
21:30 5月 米国 生産者物価指数(食品・エネルギー除くコア)(前年比)
21:30 5月 米国 生産者物価指数(食品・エネルギー除くコア)(前月比)
22:15 5月 米国 鉱工業生産指数(前月比)
22:15 5月 米国 設備稼働率
FX投資
AUD/JPY買い78.200売り78.265
AUD/JPY買い78.300売り78.555
AUD/JPY買い78.633売り78.734
AUD/JPY買い78.137売り78.238
20年以上ぐらい前に宇宙研の風洞実験設備(相模原市)の仕事したことがあります。
返信削除「はやぶさ2」の予算が報道されていますが、報道内容がいかにのマスゴミとしか思えません。
ネットでぐぐると出てきました。
「北へ。の国から」のブログ「はやぶさを殺しかかったのは誰か? 読売新聞の与太記事」
http://yukikaze.otaden.jp/e109916.html
TXIさん、こんにちは
返信削除ブログ読みました。
その後、管総理から予算復活の示唆とか、ニュースいっぱいでしたが、本当は違うのですね。
結局、既得権益を削られたくないマスゴミがねつ造記事をと言う構図・・・まいりました。
他でも調べてみましたら。
返信削除http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2010/06/2-35e2.html#comments
松浦晋也のL/Dさんの所に”はやぶさ2に向けて”という記事。
コメントの中で、以下の内容が真実のようです。
政府はJAXA全体の予算総額を決めるのであり,その総額においてはやぶさに予算をまわさないのは,主に筑波JAXA側の内部判断によるものです.JAXAは大きな内部矛盾を抱えています.
筑波JAXAは月面基地など,何千人もの雇用を生む大型のミッションに莫大な資金を投じることしか考えておらず,少数先鋭の研究者でやってしまう「はやぶさ」のような相模原JAXAのミッションには冷たい態度です.
検討費用が17億円から3000万円に減らされたのは,筑波サイドの人間が要らない,と内部で決定してしまったからです.これは政府の問題ではなく,JAXAのheadquaterの問題なのです.おわかりいただけないでしょうか.
↑と言うことで、JAXA内部でも、仕事(天下り先)を作るのがメインと言う仕事をしている管理職が幅を利かせているようです。
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