2015年10月2日金曜日

VWの排ガス不正、他社は昔から知っていた

トヨタもVWの不正に抗議していた
大西 孝弘
バックナンバー2015年10月1日(木)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/093000094/?rt=nocnt
一部引用
 トヨタ自動車が数年前から、独フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車の排ガス性能に疑問を持ち、欧州の規制当局に取り締まりを要請していたことが「日経エコロジー」の取材で明らかになった。
 背景にはディーゼル車の開発において、VWと同じような燃費や走行性能を求めると、排ガス性能が発揮できなかったことがある。競合他社のデータと比べてもVWが不正ソフトを使っていなければ説明できないデータだったという。
 しかし、規制当局は動かなかった。実際、2013年の欧州委員会共同研究センターの調査で、不正ソフトを見つけていたと欧米メディアが報じている。EUではこうしたソフトは以前から違法としていたが、「規制当局は問題を追及しなかった」(英紙フィナンシャル・タイムズ)という。
引用ここまで

 また、VWネタです、技術的なことはネタにしやすい。

 工業製品で他社と競合する商品、他社を圧倒する性能の物があれば、大企業なら購入して研究します。
 これをリバースエンジニアリングと言って、機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図、ソースコードなどを調査します。
 VWがEA189エンジンで、USの排ガスレベル(NOxは日本の半分)をクリアした車を販売したとなれば、各社リバースエンジニアリングするに決まっています。
 調べてみると2009年モデルのジェッタなどはNOx吸蔵触媒を使っていますが、USパサートは当初から尿素SCRを使っていますので、どちらも購入してテストしていることでしょう。

VWのクリーンディーゼルの不正はどうして判ったのか
http://toushiganbaru.blogspot.jp/2015/09/vw_27.html

 で書いたように、VWの車はNOx吸蔵触媒と尿素SCRどちらも排ガスの出方がおかしいので、不正プログラムが入っていたと思われます。
 つまり、最低でも2種類の不正プログラムがあるはずです。
 リコールで直せそうなのは尿素SCRの方で、尿素ケチらなければ何とかなる気もしますが、NOx吸蔵触媒は高出力運転で吸着飽和していますので、簡単に規制値まで下げれるとは思えません。

 プログラム自体はブラックボックスで、外部からはソースは解析できないようになっていますので、測定結果から何かおかしなことをやっているということまでは判ったのでしょう。
 トヨタなどは、VWのクリーディーゼルが販売された時から、この問題を知っていたのですね。

 過去にアメリカでプリウスの暴走問題をネタに、対応(情報開示)は遅いとイチャモン付けられて数千億円取られた事件、本当はハイブリッドのプログラムソースが欲しかったのはと思っています。
 たしか、トヨタの車のECUはトロンOSで書かれていたとも聴いています。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   20℃
 温水器     27℃ 温度差7℃

 太陽光発電
 発電量1.0KW ピーク0.35KW

10月1日(木)

最高気温(℃)[前日差] 19℃[-7]最低気温(℃)[前日差] 16℃[-1]
降水確率(%)   60    80       70  60
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

経済指標・イベントカレンダー[2日]
08:30 日8月完全失業率
08:30 日8月有効求人倍率
08:30 日8月全世帯家計調査
08:50 日9月マネタリーベース
09:00 NZ9月ANZ商品価格指数
10:30 豪8月小売売上高
17:30 香港8月小売売上高
17:30 英9月建設業PMI
18:00 ユーロ圏8月生産者物価指数
21:30 米9月雇用統計
21:30 ローゼングレン・ボストン連銀総裁が挨拶
22:00 ローゼングレン・ボストン連銀総裁とコチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁がパネルディスカッションに参加
22:00 ブラード・セントルイス連銀総裁、講演
23:00 米8月製造業受注指数
24:00 メスター・クリーブランド連銀総裁がパネルディスカッションに参加
26:00 ボストン連銀主催の会合でフィッシャーFRB副議長、講演

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