2015年10月3日土曜日

インドネシア高速鉄道は中国方式に決定、十分理解できるが

インドネシア高速鉄道は中国方式に 新幹線は却下 菅官房長官「理解できない」
http://www.huffingtonpost.jp/2015/09/29/indonesia-shinkansen_n_8212876.html
日本と中国が激しい受注合戦を繰り広げていたインドネシアの高速鉄道は、中国に軍配が上がった。ジョコ大統領の特使として来日したソフヤン国家開発企画庁長官が9月29日、菅義偉官房長官と会談し、日本の提案を採用しない考えを伝えた。朝日新聞デジタルなどが報じた。
この高速鉄道はジャワ島にある首都ジャカルタからバンドンまで約120km間を結ぶもの。日本は新幹線方式を提案していた。ソフィアン氏は「日中双方の提案を再検討する必要があるといったん判断した。しかし中国側からインドネシア政府の財政負担や債務保証を伴わずに事業を実施できるとの新たな提案があった」と説明したという。
■「常識では考えられない」菅官房長官が中国の提案を批判
これに対して、菅官房長官はこの日の会見で「インドネシア政府の財政負担や債務保証を伴わずに事業を実施できるという中国の新たな提案は、わが国としては全く考えられない提案だ。常識では考えられず、現実的にうまくいくかどうかは極めて厳しいと思う。今までもそうした例が何カ所もあるのではないか」と、中国の提案の現実性に疑問を呈した。
また、インドネシアが日中の高速鉄道の提案をいったん白紙にして、時速200~250km程度の「中速鉄道」導入に向けて各国に公平に事業参加を呼び掛けるとしていた経緯を紹介。方針が急きょ変更されたことを「全く理解することはできないし、極めて遺憾である」と厳しく批判した。


 インドネシアとしては、一端中速鉄道で良いのではないかと再検討になったはずでしたが、急きょ中国が建設することになりました。
 菅官房長官は遺憾の意を表していますが、決まった理由を聴いてべつに良いのではないかと。
 インドネシア政府の思惑通りの条件になったのですから。
「しかし中国側からインドネシア政府の財政負担や債務保証を伴わずに事業を実施できるとの新たな提案があった」
 こんな提案で作っても、お金の回収が出来るわけが無いと思います。
 120Kmしか無い所に、300Kmオーバーの新幹線走らせても全然意味が無い、加速と減速を考えても30分くらいの行程。
 中速鉄道でも45分程度の距離ですので、こんな乗り物に高額な料金を払って乗るインドネシア国民は居ません。
 たぶん赤字で、建設費や維持費はペイしないので、投資金額は支払われないでしょう。
 ただ、実績作りの広告なら良いかと思った中国が、採算無視で受注と言うことで、日本は損しなかったので良かったと。
 本当は、駅の場所やルートなど日本は2億円以上投資ししているんのです、そして、そのプランを全くコピーした中国プランが出ているので、損はしたと。
 日本のプランをインドネシア側に出した時点で、インドネシア政府の親中派(中国利権のある政治家・官僚?)が、横流しして、中国がコピーして参加と言うパクリそのものでしょう。
 無駄な物作って、維持費も赤字ってどっかの国の箱物みたいな代物、こんな物日本が作らなくてよかったと思います。
 中国の鉄道会社には投資していますので、損はしてほしくないなーと思いながら書いています。

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