MMF、全社が資金返還 マイナス金利で運用難
2016/3/8 2:02日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGD05H14_X00C16A3MM8000/
野村アセットマネジメントなど資産運用大手はMMF(マネー・マネージメント・ファンド)の運用をやめ、資産を投資家に返す方針を固めた。マイナス金利のあおりで安定した利回りを確保できなくなったため。MMFを扱う全11社が償還する見通しで、一時は残高が20兆円を超えた人気投資信託が事実上、姿を消す。
MMFは主に短期金融市場の商品で運用する。元本保証ではないが、安全性に配慮した投信と位置付けられてきた。4日時点の残高合計は1兆3723億円。
日銀のマイナス金利政策導入後、組み入れ資産の利回りが急低下し、一部はマイナスになった。MMFの利回りは約0.02%と過去最低水準となり、運用各社は「元本割れする前に償還したほうが投資家保護になる」と判断した。
すでに全社が販売を見合わせている。残高で最大手の大和証券投資信託委託は10月、野村アセットマネジメントは8月をメドに償還する方向だ。三菱UFJ国際投信は4~5月の償還に向けて手続きを進めている。日興アセットマネジメントなど5社は7日までに償還を発表した。
MMFは1992年5月に運用が始まった。安全性と銀行預金に比べた利回りの高さが個人マネーを呼び込み、2000年5月に残高が21兆円に達した。だが01年の米エンロン破綻で同社債を組み入れたMMFが元本を割り、その後は人気が下火になっていた。
マイナス金利の波紋は他の金融商品にも広がる。MMFと似た商品で、残高が10兆円強のマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の利回りも0.01%台に下がった。株や投信の売買に使う「決済口座」の役割があり、償還は難しい。運用会社が損失を補填でき元本割れは避けられるが、コストは運用会社にのしかかる。
生保では、貯蓄性を重視した商品の販売を取りやめる動きが広がっている。T&Dフィナンシャル生命保険は一時払い終身保険の一部販売を16日に休止する。太陽生命保険も提携先が取り扱う一時払い年金保険の販売を今月末でやめる。
資産運用の選択肢が狭まるなかで、個人マネーは少しでも有利な利回りを確保できる商品に向かっている。財務省が2月に購入を受け付けた個人向け国債への応募額は2335億円と前月比570億円増えた。1年7カ月ぶりの多さだ。発行時の金利は0.05%と下限に張り付いたが、大手銀行の定期預金金利(0.01%)より高い
私が就職した時(30年以上前)に、銀行口座を作った時に勧められたMMFは、年利6%ぐらいあったような記憶です。
最近は預金と比べても金利の差が無く元本保証では無かったので売れないよねと思っていましたが、販売中止で返金消滅になったようです。
前にも書きましたが、銀行などの金融機関のお金儲けの仕方がどんどん無くなっていきます。
貸出先も無い状況で銀行預金もほとんどゼロ金利なので、預けておいても意味が無いのかもしれません。
最近、家庭用金庫が売れていますので、MMF返金のお金はタンス預金に移行するのでしょうか。
銀行に預けても、振り込みやATM手数料でマイナスなので泥棒や災害のリスクがありますが出不精なお年寄りがタンス預金にするのでしょうね。
MC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/
入水温度 10℃
温水器 42℃ 温度差32℃
太陽光発電
発電量21.6KW ピーク4.01KW
3月8日(火)
晴後曇
最高気温(℃)[前日差] 22℃[+4]最低気温(℃)[前日差] 12℃[-2]
降水確率(%) 0 0 0 10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
経済指標・イベントカレンダー[9日]
08:30 豪3月ウエストパック消費者信頼感
08:50 日2月マネーストック
09:30 豪1月住宅ローン約定件数
09:30 豪1月投資貸付
15:00 日2月工作機械受注[速報]
16:30 仏2月企業センチメント指数
18:30 英1月鉱工業生産
18:30 英1月製造業生産高
19:00 マレーシア中銀、政策金利発表
19:00 南ア1-3月期BER企業信頼感指数
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
24:00 カナダ中銀、政策金利発表
24:00 英2月NIESR GDP統計予想
24:00 米1月卸売在庫
24:00 米1月卸売売上高
24:30 EIA週間石油在庫統計
27:00 米財務省10年債入札
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