2021年1月18日月曜日

CO2削減は海外より進んでいる日本の車(HV)、世界に遅れているのは日本政府

 普及進まぬEV 海外に遅れ、課題多く 需要喚起へ新型車
1/17(日) 7:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/09097304a34d98cd6f10727bbd3d52d3b320c511
 日本で電気自動車(EV)の普及が進んでいない。政府が「脱ガソリン車」を掲げる中、充電設備や価格、性能面など課題は多く、消費者に身近とは言い難いためだ。ただ、脱炭素にEVシフトは不可欠。海外と比べても遅れは否めず、メーカー各社は燃料電池車(FCV)を含めた新型車を投入し、需要喚起に動きだしている。
 政府は昨年、2030年代半ば以降の新車販売を「電動車」に限る新たな目標を打ち出した。走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しないEVやFCV、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車(HV)などが電動車に該当する。
 政府方針に呼応する形で、日産自動車は今夏、新型EV「アリア」を発売する。ホンダも昨年、量産型EV「ホンダe」を投入。トヨタ自動車は昨年末にFCV「ミライ」を6年ぶりに全面改良した。
 ただ、EVやFCVは補助金を使っても500万円以上する車種が多い。EVは充電に30分以上かかる上、1回の充電で走れる距離もまだ短い。FCVは燃料の水素を補充する施設が全国で約140カ所と、ガソリンスタンド(約3万カ所)に比べて圧倒的に少ない。仮にFCVを購入しても、定期的に遠方の水素ステーションへ通うことになりかねない。
 このため、日本の各社はHVやプラグインハイブリッド車(PHV)に注力する。ホンダは昨年、小型車「フィット」の新型HVを発売。三菱自動車は昨年末発売の「エクリプスクロス」にPHVモデルを投入した。ただ、HVは燃費効率が良いものの、走行中にCO2を排出するため、脱炭素の切り札にはなり得ない。
 20年の国内EV販売台数は、日産「リーフ」を中心に1万5000台弱。新車販売に占める割合は1%未満で、欧州(ドイツで約7%)や中国(約5%)に比べて低い。自動車大手関係者からは「日本にはEVが普及する土壌が育っていない」との声も聞かれる。 



 欧州が焦って電気自動車(BEV)の導入を進めているのは、自分たちで決めた、欧州の自動車のCO2排出量(=燃費)の規制値で「95グラム規制」に対してドイツなど稼ぎ頭である大手自動車会社の達成が大幅に後れを取っているからです。

 欧州委員会(EC)の「2021年以降(段階的に2020年から)欧州で販売される新車の平均二酸化炭素排出量は95g/km以下でなければならない」って、そのメーカーで新しく売る車の平均値なので、重くて馬力のある車を作っているメーカーほど厳しい。

 もともとは、日本車など海外のメーカーの車を欧州から排除するつもりでぶち上げた「伝統ある欧州の自動車メーカーはアジアの技術には負けないぞ」って思っていたのでしょうが、欧州の大メーカーの多くがディーゼルゲートで不正して信用を無くし、急遽電気自動車に頼ざるを得なくなった。

 それに欧州は「CO2発生を走行時のみ」に言及していて、発電時のCO2やリチウム電池生産時に発生するCO2を入れない、CO2ビジネス利権に忖度しています。

発表されたリポート「CO2 EMISSIONS ARE INCREASING. CAR MAKERS MUST ACT」から

https://www.paconsulting.com/insights/2019/co2-emissions-are-increasing/

 最も目標達成率が高いメーカーはトヨタで、目標の94.9gに対して予測値は95.1gで、超過は0.2gとなりヤリスHVが売れているので、達成可能でしょう。

 95g/kmを1g超えるごとに約1万2000円と高額な上に、販売台数分の掛け算になるので膨大な罰金です。

 1台平均が規制値を満たせなかったメーカーには罰金が課せられるCAFE(企業別平均燃費)規制。

 罰金で見ると販売台数の多いフォルクスワーゲンで約45億ユーロ、続いてフィアット・クライスラー(以下、FCA)が約25億ユーロ、フォードが約14.5億ユーロ、ルノー・日産・三菱アライアンス(以下、RNM)が約10.5億ユーロ、ダイムラーが9億9700万ユーロ、プジョー・シトロエン(PSA)が9億3800万ユーロ。

 EU各国では、電気自動車販売促進の為補助金を100万円以上出しているのと、欧州の自動車メーカーへも補助金を大盤振る舞いしています。

 個人的な感想ですが、取った罰金を還元?それともCO2ビジネスファンドへ投入か。

 まあ、政治的にはCO2ビジネスの利権構造もバックには見え隠れしています。

 ニュースの表題は電気自動車の普及が日本は遅れていると無責任に書いていますが、CO2削減と言う本来の目的から見れば、日本の自動車メーカーが世界の最先端を行っています。

 CO2削減を置いておいて、日本で電気自動車普及の妨げになるのは、日本は電気代が高い、よく普及率が45%以上になるノルウェーが出てくるが1Kw/hあたり日本円で5円、日本は25円~30円と5倍も違う。

 充電器も駐車スペースにほとんど完備(昔からエンジン水凍結防止用にコンセントがある)、急速充電器は日本の場合充電電気量で販売できない法律規制があるので、時間貸しの設定も問題です。

 もともと日本では急速充電器で商用として使える金額にすると一回の30分充電で5000円くらい取らないとペイ出来ないのも問題。

 この辺は、政府がやらないとダメな部分なのですが、日本政府は利権を守るための規制ばかりで、世界で一番遅れていると言っても過言ではないと思います。


MMC太陽熱温水器

http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 


 入水温度    10℃

 温水器      22℃ 温度差12℃


 太陽光発電

 発電量8.8KW ピーク3.42KW


1月17日(日)


曇時々晴

最高気温(℃)[前日差] 9℃[-4]最低気温(℃)[前日差] 3℃[+1]

時間 0-6 6-12 12-18 18-24

降水   10%   10%   20%   10%


01/18

  米国 休場

9:01 イギリス 1月ライトムーブ住宅価格(前月比)

11:00 中国 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)

11:00 中国 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)

11:00 中国 12月小売売上高(前年同月比)

11:00 中国 12月鉱工業生産(前年同月比)

13:30 日本 11月鉱工業生産・確報値(前月比)

13:30 日本 11月鉱工業生産・確報値(前年同月比)

13:30 日本 11月設備稼働率(前月比)

22:15 カナダ 12月住宅着工件数 

22:30 カナダ 11月対カナダ証券投資額

22:30 イギリス ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言

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