2012年2月28日火曜日

投資会社なんて勝っても負けても儲かるし保障の責任もない。AIJ投資会社問題

 AIJ投資会社にまかせた、企業年金運用で2000億円を消失出したそうです。
 連日この話題がマスコミが取り上げていますが、この会社も問題がありますが、運用方針が「ブラックボックス」で成績だけを伝えてくる同社に対し、何の疑いも持たずに資金運用を任せていた方にも責任があると言えるでしょう。
 「社団法人 日本証券投資顧問業協会に登録して金融庁が許可しているところだから、大丈夫」と言う話もあったそうですが、最近の投資環境でほとんどの会社がマイナス運用ばかりなのに、どうしてAIJだけが250%ものプラス運用なのかと考え、その運用が「ブラックボックス」だとなれば、そこに投資する方がおかしいと思います。

社団法人 日本証券投資顧問業協会http://jsiaa.mediagalaxy.ne.jp/


日本証券投資顧問業協会のサイトには投資運用会社要覧というのがあり、そこには、この会社の運用戦略が書かれています。
http://jsiaa.mediagalaxy.ne.jp/profile/pdf/youran23/12a.pdf
の115ページにAIJの項目があります。

8.運用の特色(投資哲学、運用スタイル等)
■ 投資哲学
先進国株式市場は、成熟化が進んだ結果、これまでのような高い成長性が期待しにくくなっており、また世界経済のグローバル化の進展により各国経済の同調性が高まり、従来型分散投資によるリスク軽減効果も著しく低減しています。
当社は、国内外の株式や債券などいわゆる伝統的資産に替わる「オルタナティブ運用」に特化することにより、市場の方向性に左右されない「絶対収益」の「安定的確保」を目指します。
■ 運用戦略
「絶対収益の追求」と「安定的収益の確保」というふたつの命題を、「派生商品による運用」戦略等により実現します。
日経225オプションの売り戦略を中心に、株式や債券等の派生商品による運用(市場価格と理論価格との乖離を利用した様々な裁定取引など)で毎月少しずつ収益を確保していきます。
リスク管理については、独自に開発した「MI指数」などを駆使して、多元的な管理を徹底して行ないます。
9.投資に関する意思決定プロセス
派生商品による運用では、リスク管理が最も重要になります。
特にオプションは価格変動が大きいため、相場の変動に対して瞬時に対応可能な、機動的トレーディング体制が必要不可欠です。
そのため、社内ルールの範囲内でファンド・マネージャーにトレーディングの投資判断について大幅な裁量を認め、一方でポジションの変化、損益の状況、リスク指標等の変化を多面的にかつリアルタイムで管理し、責任者が常にこれを把握する体制としています。
また運用部全体では毎日、運用会議を開催しており、ポジション全体についての損益、リスクの状況について検討し、投資方針を確認しています。
 だいたい「オルタナティブ運用」って言うのは、従来からある伝統的な運用対象である株式・債券に限定せず、その他の運用商品も用いて従来の運用手法にとらわれずに行う運用と言うことで、普通に投資しませんと取れます。
 これを読めば、リスクの高いオプション取引を行って稼ごうとしているのが判ります。
 オプション取引をするということは、大きく得をすることもあれば損をすることもある、還元率が100%に近いゼロサムゲーム。
 この会社がやったことは、海外の私募投信で運用して、運用の実態をブラックボックスに入れてしまった、つまり、私募投信で、透明性が確保できないから、幾らでも虚偽の運用実績を主張できるのを良いことに、投資の失敗を隠せてしまったことです。
 何に投資したか判らないファンドなんて恐ろしくて手が出せません。
 投資会社がファンドを買うと言うことは、2重の手数料を搾取されているようなものです。
 日本の年金の運用能力も同じようなレベルなので、運用を任されている会社が大儲けでしょうね、だって運用会社は元本保証する義務はありません。
 お客が得しようが損しようが、手数料は取ります。
 ただ、成功報酬が20%とか、儲かった時だけそれ以上にピンはねする会社も多いので、投資会社は美味しくて止められません。
 運用成績が良くないと、資金を引き揚げられてしまい、手数料を取れなくなるので、このようなウソ運用実績を発表して問題になるのですね。
 投資に関しては、騙す方も悪いのですが、やはり騙される方も悪い。
 これが真理というものでありましょう。気の毒ではありますが、責任を追及したところでお金は戻ってこないのです。
 運用で失敗したなんて話は、大企業、大銀行、国にだってあるからです。
 それに、投資顧問会社に対しては、金融庁にちゃんと監督の責任があるので、急に投資一任会社263社の一斉検査をやることにしたのですが、社団法人の監査なので、今回は氷山の一角だったりすると、大騒ぎになるでしょう。
 ファンドのような手数料負けする商品には手を出さず、地道に情報集めして投資していくことと思います。

太陽光発電
発電量14.4KW ピーク2.24KW
2月27日(月)
晴れ 
最高気温(℃)[前日差]7 [ -2 ] 最低気温(℃)[前日差]-1 [ -4 ]
降水確率(%) 0    0     0     0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
経済指標・イベントカレンダー[28日]
08:50 日1月商業販売統計
14:00 日2月中小企業景況判断[商工中金]
16:00 独3月GFK消費者信頼感
16:00 スイス1月UBS消費指数
19:00 ユーロ圏2月消費者信頼感[確報]
19:00 ユーロ圏2月鉱工業信頼感
19:00 ユーロ圏2月業況判断指数
19:00 ユーロ圏2月経済信頼感
19:00 ユーロ圏2月サービス業信頼感
20:00 英2月CBI流通取引調査
21:45 米ICSC週間小売売上高
22:00 ハンガリー中銀、政策金利発表
22:30 米1月耐久財受注
22:55 米レッドブック週間小売売上高
23:00 米12月及び10-12月期S&Pケースシラー住宅価格指数
24:00 米2月消費者信頼感指数
24:00 米2月リッチモンド連銀製造業指数
26:30 ジョルダン・スイス中銀副議長、講演[チューリヒ]
27:00 バローゾ欧州委員長、講演
FX投資
AUD/JPY買い86.894売り87.280

2 件のコメント:

  1. WSJ日本版にはこんな記事もありましたね。

    年金専門誌が2009年に「日本版マドフ」と警告 AIJ運用資産消失問題

    http://jp.wsj.com/Japan/node_398677

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  2. カルロスさん、こんにちは
    読みました、業界では有名な会社だったんですね(疑惑大)。
    この会社、投資に失敗したのは問題ではないが、それを隠したのが問題ですね。
    本当にオリンパスもあり、日本の金融庁の監視はざるです。
    東証もインサイダーだらけで(国を挙げて)、個人投資家は手を出すものではない気がします。
    こんな国の投資会社はほとんど投資に失敗しているので、企業年金だけでなく、国民年金や厚生年金も本当の価値を調べたら、ほとんど解けているかもしれません。(笑)
    だいたい、利回り5%なんて日本の投資会社では無理でしょう。
    口を出して収益出そうとした、Sファンドは、既得権益者によって巨悪検察を使ってつぶされましたので、この国にはまともな投資会社なんて残っていない気がします。
    国債も借り換えでは短期国債になっているので、政府も絶対金利を上げられません、ゼロ金利は政府が破綻するまで続くので、国債が一番利回りが良い投資先なんて、お笑いです。、

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