2012年11月28日水曜日

老後の投資について面白いコラム

読んでいて、概ね良い意見ではないかと思ったので、引用コピペです。

日経ビジネスのコラム
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20121120/239643/?ST=print


退職金をもらって青息吐息にならない3つのポイント
2012年11月26日(月) 治部 れんげ
 「今から考えると無謀だったのかもしれません」。山本五郎さん(仮名・79歳)は肩を落とす。それは6年前の出来事だった。すでに勤務先を退職していた山本さんは、退職金と年金で暮らしていた。老後の生活資金は定期預金に預けておいたが「金利があまりに低いので投資をした方が良いかな」と思っていた矢先、取引先の銀行から高齢者に人気の高い、毎月分配金が出るタイプの投資信託を勧められた。
 山本さんはあまり深く考えず、退職金1300万円強の15%にあたる200万円で投資信託を購入してしまった。運悪く2年後にリーマン・ショックが起き、大幅に値下がり。その後も値下がりを続け、200万円で買ったものが現在の評価額が55万円。分配金は累計77万円出たが、差引き68万円の損となってしまった。
 多くの退職者が同じような体験をしている。市川信二さん(仮名・65歳)は2007年に300万円分の投資信託を購入した。「退職金で何か運用をしたい」と考え「銀行に相談して」というところは、山本さんと同様だ。市川さんが購入したのは、海外債券、海外株式、海外不動産で運用するに関する投資信託を各100万円ずつの計300万円。「値下がりして、現在の評価額は2分の1になってしまいました」とため息をつく。

退職者の8割が退職金運用に不満
 「日経マネー老後資金アンケート」では、退職者408人に、退職金の運用や老後の資金などについて尋ねた。驚いたことに、84%もの人が自分の退職金運用の結果に不満を持っている。
 その理由は、退職金の運用がうまくいっていないため、つまり退職金で投資をして損をしたためだ。山本さんや市川さんの例にあるように「何かで運用したい」と考え「銀行の窓口で相談」して「勧められた投資信託を購入した」ところ、損をしたという体験談が非常に多い。
 こうした体験に共通するのは「何か運用をしたい」という漠然とした希望を持って銀行に赴き運用の相談をして、窓口で勧められた投資信託などを、あまり深く考えずに買ってしまったということ。アンケート回答者は退職後平均6年経っている人たちなので、投信を買った直後にリーマン・ショックに見舞われたという要素も大きい。
 金融機関は、元本保証ではない商品を販売する際、リスクについて必ず説明をするが、今回の体験談では、購入前にどんなリスクがあるのかを把握していなかった人が目立った。
 証券会社の元販売員によると「優秀な販売員はさらりとリスクの説明をしているから、顧客は気にせずに買ってしまう」という。運用する=儲かることもあれば損をすることもあるということを意識し、リスクについては、自分から販売員に尋ねるようにしたい。
 「日経マネー」1月号の特集には、銀行や証券会社で勧められた金融商品が本当に良いものなのかどうか、見極めるための質問項目をまとめた。ここでは、金融機関の窓口に行く前に、やっておくべきことを考えてみたい。
 数々の体験談から浮かび上がるのは、100万円、1000万円という大きなおカネを動かすにも関わらず、明確な目的がないということ。まずは、いくらを投資して何年後にいくらくらいにしたいのか、その理由はなぜなのか、どんなものに投資したいのかなど、自分の希望を明確にしよう。

ポイント1:いくら投資して、何年後にいくらに殖やしたいのか。

      もしくは、減らしたくないだけなのか。目標を持つ。
 「そもそも、いくら投資すればいいのか分からない」という人も多いかもしれない。そういう人は、まず、配偶者や子どもなど、自分の利益を第一に考えてくれる人に相談するようにしたい。退職者へのアンケート結果を見ると、老後資金に不安がない人は、家族とよく相談をしている。
 実は退職金の運用について家族と相談する際、ハードルになるのは心理的なもの。いくつかの証言から分かるのは、特に「男/父親としてのプライド」が邪魔をすることだ。息子が金融や投資に関する仕事に就いており、その道のプロとして知られているのにも関わらず、父親が退職金の投資で失敗し大きな損を出している例が複数あった。

息子に相談できるかが問われる
 息子たちからは「父親の死後、持ち物の整理をしていたら、先物取引で損をしていたことが分かった」「大手証券会社から上客として扱われるのが嬉しいようで、絶対に自分には相談してくれない」「『こんな投資信託を買ったんだけど…』と見せられたので、それらがなぜダメなのか丁寧に説明したら、それ以来、一切、投資について話してくれなくなった」といった経験談が寄せられた。

ポイント2:家族の中で経済や金融に詳しそうな人に相談してみる。その際、プライドは捨てる

 最後に、退職金の運用が上手くできた人の体験からも教訓を得ておきたい。
 石井健史さん(仮名・57歳)は「2011年に退職金で、米国リート(不動産投信)を500万円分購入した。10月中旬時点で、13%の利益が出ている」と話す。退職金の運用については「失敗した」とか「悔しかった」という声が多い中で珍しい「良い話」だ。
 「投資信託を買うのはこれが初めて」という石井さんだが、実は現役時代から投資の経験があった。会社の持ち株会に毎月少しずつ積み立てをしていたのだ。「実は、この投資で退職するまでに約400万円損をしています」と石井さんは語る。
 「退職金投資でうまくいった人」からは、過去に損をした体験も合わせて聞くことが多い。早川満さん(仮名・76歳)は「2001年に日本株に270万円投資し、直後に3倍以上に値上がりしました」。
 売却益で別の株を買って運用を続け、夫婦で海外旅行を楽しむなど、退職後の生活を謳歌している。経済面も生活面も幸せそうな様子だが、よく話を聞いてみると「株では損をしたこともたくさんあります」という。
 つまり、退職金の運用が上手くいった人も、過去には損を経験している。こうした経験を考え合わせると、「退職金運用が初めての投資」にならないよう、現役時代に少額から投資経験を積んだ方がよい。現役時代なら、損をしても働いて取り返すことができるからだ。一方、退職金をつぎ込んで大損を出すと、生活資金に事欠くことになりかねない。

投資額が小さいうちに損を経験した方がいい

 運用資産残高約800億ドル(6.2兆円)の運用会社、オークツリー・キャピタル・マネジメント創業者のハワード・マークス氏は、「自分は、若くておカネをあまり持っていない時に投資の経験を積むことができたので、大きな資金を犠牲にすることなく必要なことを学ぶことができた。
 これは大変幸運なことだ」と言う。マークス氏の投資哲学は『投資で一番大切な20の教え』(日本経済新聞出版社)にまとめられており、本書はあのウォーレン・バフェット氏も「極めて稀に見る、実益がある本」と推薦している。
 退職者の体験談や識者のアドバイスを考え合わせると、次のことが言える。

ポイント3:投資は現役時代に始めて、損失を経験しておく方がいい。勉強料は退職金で払うより、現役時代に払う方が安くてすむ
引用ここまで
 
 最初の失敗した例は、私の知人でも同じような例があります。
 退職金が振り込まれた、大手銀行から、VIPルームに招待されて支店長がお話をするケース。
 日本の銀行なんて、自分の所でファンドを企画・運営しているようなところは皆無です。
 彼らは、手数料もらって紹介業をしているだけなので、なるべく手数料の多いものを勧めるのは定石なんですね。
 私が会社員だった頃、仲間内で流行っていたのはグロソブで、毎月どんだけfり込まれた等の話をよく聞かされました。
 私は、毎月配分型はあまり好みではありませんでしたので、自分で運用、外貨はFXで買う、株は日本株以外を直接買う、直接変えない株(インドやブラジル等)はETFを購入といった具合です。
 自分で運用は、リスク管理は全て自分ですが、その分、手数料と言うピンハネが少なくなりリターンが増えます。
 投資で利益が上がらない部分に、手数料がけこうありますし、税金も大きいです。
 72の法則と言うのがあって、年のリターン(%)で、この数字を割ると、福利で回す場合に何年で元金が2倍になるかが計算できます。
 個人的な目標は10年で2倍以上なので、福利なら年利7.2%で回せば良いことになりますが、生活するのにお金が必要ですので、この2倍くらいのリターンが欲しいところです。
 上記のコラムで成功例が
 ”「2011年に退職金で、米国リート(不動産投信)を500万円分購入した。10月中旬時点で、13%の利益が出ている」と話す。”となっています、年利13%ならなかなか良い成績ですね。
 毎年このリターンなら5.5年くらいで2倍の価値になるわけです。

 コラムの中では、投資にあたって家族に相談しろ・金融に詳しい人に相談しろ、とありますが、投資に関して詳しい人が身の回りにいる人なんて日本ではほとんどいないでしょう。
 投資をするなら、インターネットを利用して、情報を集めるべきで、インターネットには多くの情報があります。
 しかし、情報には嘘や引っ掛け、詐欺情報などもあり、自分で仕分けする必要があります。
 これも、多くの情報を集めているうちに、本当に必要な情報はわかるようになると思います。
 参考にしてはいけないのは、有識者とか金融の専門家の意見で、彼らは自分たちの有利になるよう(所属する会社とかファンド)バイアスかけていますので、情報が出た時点で遅いと思って間違いがないでしょう。

 株は美人投票と言われるように、業績や損失だけにリンクしないですので、最初からマイナスがあるのは当たり前と。
 外貨についても、為替リスクがありますので、プラスマイナスどちらに行くなんて、予想できません。
 投資というと、売り買いして儲ける場合と、配当、金利で儲ける場合があるので、そういった点もきちっと整理しておかないとダメでしょう。
 退職してからの損失はリカバリー出来ませんので、早めに投資を始めるのは必要です、そこでの損失はまだリカバリー可能ですから。

 個人的な投資のポイント(個人で勝手に考えている内容です)
1)情報は納得行くまで収拾して、じっくり考える
2)投資はなるべく直接行う
 手数料は馬鹿にならないので、なるべく現地まで行って投資、1%の差でも、福利で考えると時間軸が進むにつれ大きくリターンが違う
3)投資は分散
 日常必要なお金を生み出す投資と将来のリターンを求める投資を分けて、分散投資する。
 投資先は日本円に偏らず、3つ以上の通貨に分散して投資する。
4)個人投資は、分散している場合、時間が味方になる
 ファンドマネージャーなどは、決算期や成績評価があるので、時間が決まっていますが、個人は余裕があれば待つことができます。
 利益が出るまで待つことができる、余裕の投資が必要です。

 と思っています。出来ているかは別ですけど(笑)。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/

入水温度   16℃
上の温水器  42℃ 温度差28℃
下の温水器  33℃ 温度差17℃
 寒くても、けっこう温度上がりました。

太陽光発電
発電量8.9KW ピーク2.12KW
11月27日(火)
晴れ
最高気温(℃)[前日差]12 [ -1 ] 最低気温(℃)[前日差]6 [ -5 ]
降水確率(%)20   10    10    10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

経済指標・イベントカレンダー[28日]
10:00 エバンス・シカゴ連銀総裁、講演[トロント]
14:40 クーレECB理事、講演[香港]
16:30 タイ中銀、政策金利発表
18:00 ユーロ圏10月マネーサプライ
21:00 米MBA住宅ローン申請指数
22:00 独11月消費者物価指数[速報]
24:00 米10月新築住宅販売件数
24:30 EIA週間石油在庫統計
26:15 ジョーダン・スイス中銀総裁、講演[ベルン]
28:00 地区連銀経済報告[ベージュブック]
FX投資
売り買いなし

0 件のコメント:

コメントを投稿