2013年5月11日土曜日

電気自動車普及はまだ先ですね

日産自動車のEV「リーフ」が販売不振、燃料電池と同じ末路に?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0505&f=business_0505_013.shtml
 日産自動車の電気自動車「リーフ」の販売が低迷している。2010年の発売から2016年までに世界で累計150万台の販売を計画しているが、2012年末時点で約4万9,000台しか売れていなかったことが、このほど明らかになった。
 販売不振の理由として、価格の高さ、1回の充電当たりの走行距離の短さなどが指摘されているが、最大の問題はインフラ整備。「電気自動車は、『卵が先 か、鶏が先か』というジレンマに陥った。新技術を普及させようとする時に共通していえることだが、これは必ず失敗するパターン」と語る専門家が多い。一部 には「電気自動車は燃料電池と同じ末路を辿る」という声さえ出ている。
 リーフの不振の原因として一般的に挙げられているのは、価格と走行距離。価格は足元では299万円まで何とか下げたものの、走行距離は200キロ、しかも、普通の充電で電池を満タンにするのに8時間かかる。「使い勝手が悪いうえに値段が高い」のは確かであろう。
 しかし、多くの自動車専門家は、本当の問題は、「卵が先か、鶏が先かというジレンマ」にあると語る。
 それはこういうことだ。インフラを整備するには、インフラを維持できるくらい自動車が普及していなければならない。一方、自動車を普及させるためには、 インフラが整備されていなければならない。「卵が先か、鶏が先か」―、この理屈では、自動車の普及とインフラ整備のどちらもいつまで経っても進まないこと になる。
 技術開発の専門家によれば、「このような議論に陥った新技術は、絶対に普及には至らない」とコメントする。例えば、燃料電池。水素と酸素から水を作る過 程で出来るエネルギーを電力に換え、副産物として水以外のモノが発生しない究極のエコ電源として一時は注目を集めた。しかし、現在は、天然ガスから水素を 作り出すタイプが少し普及している程度。水素を供給するインフラが先か、燃料電池の普及が先か、というジレンマに陥ったまま、時間だけが過ぎている。(編 集担当:柄澤邦光



 この記事は、ちょっと悪意を感じます。
 電気自動車の問題点は一充電当たりの航続距離と冬場の暖房。
 航続距離は電池を多く積めば増えますが、家庭で充電する場合、8時間(夜寝ている間)で満充電が終わらなくなります。
 充電時間は家にバッテリーを置くとか、お金をかければなんとかなりますが、イニシャルコストなど高くなってしまいます。
 現状で見ればリーフの場合、満充電で走れる実距離は120km~150kmくらいと思われます。
 街乗りなら全く問題ありませんが、300kmくらいのドライブですと途中2回は急速充電が必要です。
 出先で充電する場合、急速充電で30分では待つことはできないということであれば、「使い勝手が悪い」といえなくもありませんが、自宅に21時に帰ってから朝6時に家を出るまでの間の充電が「使い勝手が悪い」と言うのは言いすぎです。
 現時点で充電にどのくらいお金かかるかと調べてみれば。

 高速道路では、NEXCO中日本の場合、事前の登録が必要ですが1回100円(30分)でリーズナブル。(ボランティア値段ですね)

 日産ゼロ・エミッションプログラム 月1500円
 急速充電800か所 30分
 普通充電2100か所 60分
 急速充電の場合、1回で15kw入るとして、1kw25円(家庭で充電の場合の金額)で換算すると1カ月4回以上で元が取れます、深夜電力ですと10回以上です。

 お役所など無料のところもあります。

 使い勝手としては、日産ディラーの稼働時間とお役所の稼働時間が気になりますが、この程度の値段であれば、まあまあ普及しやすいでしょうね。

 電気自動車の普及の鍵は、急速充電の場所だけでなく、料金だと思っています。
 設備費、電気基本料金、電気代もあるので無料とはいかないでしょうが、24時間利用可能で充電した電気分払うシステムが欲しい所。
 政府は今年から3年計画で急速充電器を3万6千基に増やすということもありますが、どんなビジョンを描いて言っているのでしょうか?
 これを民間に委託する場合、充電料金が問題になります。
 急速充電機は、電気料金の契約にお金がかかり、急速充電器を稼働させようとすれば、基本料金だけで最低年額60万円、電力会社以外に払うお金も考えれば100万円(設備の償却とか)近く掛かります。
 採算ベースに乗せようとすると、1日5台来るとして、100万を1825台で割ると549円。
 これは、固定費だけの計算なので、1回の充電で使う電力料金は400円近い(大雑把な目安は15kWh入ると375円だが効率も勘案)。
 場所代や基本料金などまで考えれば、利用頻度によりますが1000円でも赤字になりかねない状況です。
 利用者側からすれば1000円では緊急以外は使いません。
 15kWhで走れる距離はリーフで120km程度。
 プリウスだと5リッター分(750円)なので、ガソリン代より高くなります。
 ガソリンスタンドと違い、商業ベースに乗る事業にならないので、民間では事業としては作らないでしょう。
 もう一つ、電気自動車が多くなると、急速充電するために順番待ちで並ぶことに、充電に30分かかるので、1か所2台は必要です。
 なので、政府が言う、「3年計画で急速充電器を3万6千基に増やす」と言うのは、道の駅や公共施設で作り、ランニングコストの赤字を税金で補填するしかないのですが、そうすると世論が問題定義して進まないと思われます。
 作っても、その後、赤字を垂れ流す・・・箱モノと一緒か・・・原発事故が無かったら、CO2削減で押し通したかも。
 配送とか、シティーユースの車(ちょっと走って会社に戻って充電)は増えると思いますが、中長距離の自家用電気自動車はまだまだ普及しそうにないですね。

MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/
入水温度   17℃
上の温水器  34℃ 温度差17℃
下の温水器  32℃ 温度差15℃
 午後から雨、温度上がりません。

太陽光発電
発電量7.3KW ピーク2.14KW
5月10日(金)

最高気温(℃)[前日差]25 [ -4 ]最低気温(℃)[前日差]14 [ +3 ]
降水確率(%)  10    30     50     70
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
FX投資
AUD/JPY買い101.885売り101.998
AUD/JPY買い101.496売り101.916

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