2022年6月20日月曜日

バイオマス発電って環境にやさしいのか?

 “ウッドショック”の二の舞か、バイオマス発電燃料「木質ペレット」輸入急増で懸念
6/19(日) 13:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdc6237f47c9dd4fc6973306fdd126d9dff11401
バイオマス発電の燃料となる木質ペレット(固形燃料)の輸入が急増している。2021年は前年比53・7%増の312万トンが輸入され、国内のバイオマス発電所で使われた。大型発電所の建設ラッシュが控えており、今後も増える見通し。国内に豊富な森林資源がありながら海外に燃料を依存する構図に、木材価格が跳ね上がった“ウッドショック”の二の舞を警戒する声が出ている。
木質ペレットは輸入額も増加した。財務省貿易統計によると、21年の輸入額は同67・9%増の617億円。海外からの輸入ではなく、国内産の木材を利用していたら、同額が国内の各地域に支払われた計算になる。
大型の発電所になると国内の供給体制では燃料の木材を賄えず、海外調達に頼っている。今後も出力5万キロワット以上の発電所の新設が続くため、輸入が増えそうだ。
足元では国際情勢によってエネルギー価格が高騰し、資源を海外に依存するリスクが浮き彫りとなっている。バイオマス発電も燃料を海外に頼ると価格変動の影響を受ける恐れがある。現地の規制などで突如、輸入できない事態になれば操業にも支障が出る。
また、長距離輸送で化石燃料を消費するため、輸入木質ペレットの温室効果ガス排出削減効果に疑問が持たれている。そこで経済産業省は22年度、再生可能エネルギーで発電した電気の固定価格買い取り制度(FIT)における認定基準を見直した。30年時点で、燃料の輸送も含んだ排出量が火力発電よりも70%少ないバイオマス発電しか認定しない。
バイオマス発電が温暖化対策に貢献するために、林業の振興も含めた国産燃料の供給網の整備が必要だ。


 日本は森林が多いので間伐材などが余っているなら使えばよいが、コスト的に合わないとか、大量に準備できないからと言って輸入に頼っているのが現状です。

 1年サイクルで育つトウモロコシなどの植物を燃料にするなら、CO2削減と言えるのかも知れませんが、質量が持つエネルギー量が少ないので熱が作れませんので、質量の多い木材をペレット加工して使います。

 そのような木材を燃やすと言うことは、森林や土壌に貯蔵されていた大量の炭素が、CO2の形で大気中に排出されることになる。

 CO2吸収量が多い木材を使用しようとすれば、CO2を吸収して育つのに何年~何十年もかかります。

 おまけにバイオマス発電は、燃料の生産にあたり、森林減少・劣化などを伴う場合があること、燃料の栽培、加工、輸送といったライフサイクルの各段階で温室効果ガスを排出することから、実際には、「カーボン・ニュートラル」とは言えないわけです。

 それ以上に木材ペレットを輸入することによる、CO2削減の意味があるのか疑問です。

 日本は食品や飼料を大量に海外から輸入することにより、世界の真水を大量に輸入している。

 この上、CO2ビジネスに煽られて、CO2排出権まで買いあさるようなバイオ発電って環境にも経済的(国民のお財布)にもやさしいとは言えません。


MMC太陽熱温水器

http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 


 入水温度    15℃

 温水器      51℃ 温度差36℃


 太陽光発電

 発電量30.8KW ピーク4.01KW


6月19日(日)

晴時々曇

最高気温(℃)[前日差] 32℃[+7]最低気温(℃)[前日差] 20℃[-1]

時間 0-6 6-12 12-18 18-24

降水   10%    0%    10%    20%


06/20

  米国 休場

15:00 ドイツ 5月生産者物価指数(PPI)(前月比)

18:00 ユーロ 4月建設支出(前月比)

18:00 ユーロ 4月建設支出(前年同月比)

22:00 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 

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