石油開発大手の石油資源開発は3日、秋田県でシェールオイルの採取に成功した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20121004-OYT1T00260.htm?from=main4
採取は国内初で、国産資源の開発や、掘削技術の向上につながるとの期待が出ている。
ただ、推定埋蔵量はわずかで、日本のエネルギー不足を解消する決め手にはなりそうにない。
実証試験が行われたのは、同県由利本荘市の鮎川油ガス田。
同社は、来年度に試験生産を始めたい意向だ。
推定埋蔵量は500万バレルで、日本の石油消費量の1日分程度しかない。
秋田県全体でも1億バレルにとどまり、日本が権益を手放したイランのアザデガン油田(推定埋蔵量260億バレル)など、世界の大型油田と比べると、規模はごく小さい。「日本のエネルギー需給に与える影響は軽微」(石油資源開発)という。
それでも、採掘技術を蓄積できる意義は大きい。
シェールオイルは、米国のほか、カナダやロシアなどでも開発が進んでいる。
日本の商社や石油元売り大手なども、海外でシェールオイルの権益獲得に乗り出している。生産技術が高まれば、日本勢が海外で資源開発する際に有利になる。
この埋蔵量では採掘の意味はない。
地下1800メートルほどの硬い岩石の層から原油を取り出すには、まず、岩石を溶かす必要があり、ポンプで溶かすための酸を流し込む作業があり、環境破壊も甚だしい。
掘削技術の向上というが、シェールオイル・ガスのメッカはアメリカで既に実用化して商業ベースに乗っている。
石油資源開発株式会社(JAPEX)1975年(昭和50年)石油開発公団より分離した会社で、株主は経済産業大臣、天下りカンパニーですね。
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