2014年10月6日月曜日

奨学金を借りる大学生が多いが、借りるなら親かじじばばが良い

 大学生の娘の同級生で、けっこうな割合で奨学金を借りている人が多いのに驚きました。
 ちょっと調べてみると、「今は大学生の2人に1人は奨学金を借りている」なんて記事も出てきます。
 『足りなければ借りればいい』と考えて安易に借りる親子が多いようですが安易に借金するのはどうかと。
 お金を借りると言うことは、返済と金利が発生するので、将来に負の遺産を作ってしまいます。
 つまり、ローンを背負って社会人として踏み出すとになります。

 大学出たから就職できるという保証などありませんから、就職に失敗すれば返済の窮地に至る。
 日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金には、無利子の第1種と金利のかかる第2種の2つがありますが、第1種は成績や親の年収制限があり、簡単に借りられません。
 11年度の情報では第1種が約10万人に対し、第2種が約30万人と第2種が圧倒的に多いです。
 第2種の金利は、固定と変動の2種類で現在の金利はたしか、固定が0.99%、変動が0.3%ぐらい。
 国の予算として補助が出ているだけに銀行より少ない。
 返済は、卒業した年の10月から始まり、基本的に15年間で完済するようなスケジュールになっています。

 しかし、気を付けないといけないのは、返還期限の到来した未払い元金がある場合、その未払い元金に対して、毎年5%の延滞金(平成16年以前の第一種奨学金の場合。平成17年以降の第一種奨学金、または有利息の第二種奨学金の延滞金は年10%になる)が発生する。
 返済はまず延滞金に、そして残額が元金に充当されるので、少ない金額では未払い元金はまったく減らずに、延滞金が増えてしまいます。
 
 ちょっと古い資料しか見当たらなかったのですが、日本学生支援機構の会計資料によれば、10年度の利息収入は232億円、11年度275億円、12年度318億円。
 延滞金収入は10年度37億円、11年度41億円、12年度43億円と増加傾向にあり、利息と延滞金の合算で年間360億円の収入。
 けっこうなビジネスになっています。
 このビジネスは機構に融資をする政府や金融機関、債権回収をする債権回収会社(サービサー)、訴訟を担当する弁護士事務所の利益を生んでいます。
 生活費にも困窮する若者たちを食い物にし、奨学金制度が「貧困ビジネス」と化しているのだ。
 どうも、貧困ビジネスと化した奨学金と言うのが本当のようです。

 なので、奨学金は簡単に借りられますが、じじばば、親にお金があるなら、頼み込んでもそちらから借りる、奨学金と言う借金を借りない方が良いと思います。


MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   20℃
 温水器     29℃ 温度差9℃

 太陽光発電
 発電量2.8KW ピーク2.18KW
10月5日(日)

最高気温(℃)[前日差] 22℃[-5]最低気温(℃)[前日差] 18℃[-1]
降水確率(%)   40    60     60   80
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

経済指標・イベントカレンダー[6日]
08:00 NZ9月QV住宅価格
09:30 豪9月求人広告件数
14:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合[7日まで]
15:00 独8月製造業受注
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17:30 ユーロ圏10月投資家信頼感指数
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