ギリシャデフォルト祭りはそろそろ終盤か？

ギリシャ：金融支援、１８日決着困難　実務者協議物別れ
毎日新聞　2015年06月15日　東京夕刊
　【ロンドン坂井隆之】欧州連合（ＥＵ）とギリシャ政府は１４日、金融支援の条件を巡って実務者レベルの協議をブリュッセルで行ったが、不調に終わった。ＥＵ高官はロイター通信などに対し、「ギリシャ政府が提出した改革案と、（ＥＵなど）債権団の要求との間に重大な開きがある」と説明。ＥＵは１８日のユーロ圏財務相会合での決着を目指しているが、困難な情勢になってきた。
　ＥＵの金融支援は今月末で期限切れを迎える。凍結中の支援融資７２億ユーロ（約９９４０億円）の支払いや金融支援の延長にはドイツなどの議会承認手続きが必要で、ＥＵとギリシャの双方は１８日の政治合意を目指している。
　ＥＵは先週末、ギリシャ政府に緊縮策を盛り込んだ改革案を再提出するよう強く要求。週明けの金融市場の動揺を防ぐため、週末返上で協議を行った。だが、年金削減や増税を拒否するギリシャ側の態度は固く、物別れに終わった。交渉関係者はロイターに対し「相違点を埋める最後の試みだったが、開きが大き過ぎた」と厳しい見方を示した。
　債権者側の国際通貨基金（ＩＭＦ）は１４日、「合意のため、全ての当事者が困難な決定を行う必要がある」との声明を発表し、妥協を呼びかけた。一方、ドイツのガブリエル副首相は独紙に「ギリシャのユーロ圏離脱の影が、次第に鮮明になっている。欧州中が『もうたくさんだ』という思いを強くしている」とギリシャの交渉態度を強く批判した。

　先週末の話し合いでは、決着がつかず、債権者が多いドイツで行われた世論調査で、ドイツ国民の過半数がギリシャのユーロ圏離脱を望んでいるという結果がでした。
　これまでは残留派が離脱派を上回っていましたが、ここに来て離脱派が全体の51%に達して逆転です。
　ギリシャは今月の返済を月末まで伸ばしてもらいましたが、月末には16億ユーロをIMFに返済する必要があり後がありません。
　ギリシャ問題は、ずーっと先送りされてきましたが、そろそろ結論が出そうです。
　まあ、市場もギリシャデフォルトを予測してきていますし、少々混乱するかもしれませんが、世界中で大暴落は無いと思います。
　デフォルトして、ドラクマ復活させて公務員の給料と年金はそれで支払うしかないと思います。
　相当なインフレになるでしょうが、海外から借りた借金はいつか返さないといけません。
　日本は、国内で国民から借りているので、国民の資産を没収する方法で国民が諦めれば終わりますが、ギリシャの場合、海外の金貸しは諦めてくれないでしょう。

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6月15日(月)
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