2015年8月30日日曜日

日本の電気がいかに高いか判る、王子製紙の売電事業20億の営業利益

 以下の記事は、昨年の王子HDが電力小売に参入する記事です。

王子HDが電力小売り参入 伊藤忠系と新会社 
2014/9/26 21:26
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ26HHC_W4A920C1TJ2000/
 王子ホールディングス(HD)は電力小売りに参入する。26日、新電力の伊藤忠エネクスと共同で電力販売の新会社を設立すると発表した。王子HDが持つ製紙工場の余剰電力や、新設する発電設備の電力を商業施設などに小売りする。5年後に年間約30億キロワット時の販売を目指す。2016年に電力小売りが全面自由化される。製紙会社など異業種からの参入で競争が激しくなりそうだ。
 15年1月に王子・伊藤忠エネクス電力販売(東京・港)を設立する。資本金は1億円。伊藤忠エネクスが60%、王子HD傘下の王子グリーンリソースが40%を出資する。15年4月1日に販売を始め、5年後に500億円程度の売上高を見込む。
 王子HDは15年に日南工場(宮崎県日南市)と江別工場(北海道江別市)で売電用に発電規模が2万5千キロワットのバイオマス発電設備を稼働させる。10万キロワット級の大型火力発電所新設も検討する。20億キロワット時の電力を売電できる体制を早期に整え、大半の電力を新会社を通して小売りしていく。
 大量の熱と電力を使う製紙工場は敷地内に大規模なボイラーや発電設備を併設している。王子HDは苫小牧工場(北海道苫小牧市)や米子工場(鳥取県米子市)など大型工場の余剰電力を電力会社などに卸売りしており、13年度には5億キロワット時の売電実績がある。
 製紙事業の国内需要が伸び悩むなか、王子HDは電力小売りなどエネルギー分野を新たな事業の柱に育てる。
 新電力の販売量では、エネットが13年度に106億キロワット時と市場全体の46%を占めた。3位の丸紅や8位のオリックスは電源規模を拡大しているほか、伊藤忠エネクスも仙台市内に関西電力と折半出資で11万2000キロワットの火力発電所を17年秋に稼働する計画だ。


 今日の日経の記事によれば、2016年3月期の売電売上が20億程度の営業利益が出るそうです。
 王子HDは、バイオマス発電所を増設していますし。日本製紙会社も売電専用の火力発電所を稼働させています。
 日本の企業が売電用の発電設備を整備すると言うことは、「儲かる」と判断しているからです。
 つまり、日本の電力会社から買っている電気は、「ぼったくり価格」なんですね。
 東京電力の電気を関西のセブンイレブンが買えるようになって来ています。
 今までのように全電力会社の談合が無くなってきて安くなるなら歓迎ですが、ほんの少しの差で安い程度でしょう。
 適正価格なら、冷暖房オール電化等で使って快適に暮らせるはずなんですが、何倍と言う差で電気代の高い日本です。

MC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   20℃
 温水器     46℃ 温度差26℃

 太陽光発電
 発電量9.0KW ピーク3.29KW

8月29日(土)
曇後雨
最高気温(℃)[前日差] 28℃[+1]最低気温(℃)[前日差] 21℃[-3]
降水確率(%)   90    70       50    50
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

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