2017年9月1日金曜日

マツダのエンジン車強化は正解

マツダ、逆張りの「エンジン」強化 EV時代の自動車業界 独自戦略の勝算は?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170830-00000501-san-bus_all
産経新聞 8/30(水) 10:00配信

 マツダが、環境に優しいエンジン技術に磨きをかけている。英仏政府が2040年にガソリン・ディーゼル車の販売禁止方針を打ち出すなど逆風にあるが、当面は大多数を占めるエンジンの燃費改善が環境負荷の低減に最も有効とみているためだ。マツダは資本提携で合意したトヨタ自動車と電気自動車(EV)の共同開発を進めるが、エンジン開発は競争領域と位置づけ性能の高さを競い合う。
 「内燃機関(エンジン)で理想を徹底的に追求し、世界一を目指す」
 マツダの小飼雅道社長は燃費性能を現行モデルよりも最大30%程度高めた次世代エンジンを発表した8月8日の記者会見で、こう力強く宣言した。マツダが2019年に投入する次世代エンジンは「スカイアクティブ・エックス」と名付けた。濃度が薄いガソリンでも燃やすことができる世界初の技術を採用し、燃費を改善。加速性能も高めた。
 マツダの小飼社長は8月4日にトヨタとの資本提携合意を発表したが、現時点でトヨタに次世代エンジンを供給する考えはないと説明した。エンジンは各社の技術力が試される心臓部であり、自動車メーカーが最優先に取り組む一丁目一番地。エンジンはガソリン車中心に新興国で需要が強いうえ、ハイブリッド車(HV)にも、家庭で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)にも搭載される。エンジンの重要性は変わらない見通しで、マツダとトヨタが出遅れたEVのように協調領域ではなく、競争領域というわけだ。
 マツダが、燃費と加速性能の高さを両立させた次世代エンジンの開発にこぎつけたのは、独自の燃費向上技術「スカイアクティブ」を武器に「理想の燃焼に近づける取り組みを徹底的に進めてきた」(藤原清志専務執行役員)からだ。とりわけマツダはディーゼル車の窒素酸化物(NOx)の排出抑制技術で他社をリードしており、既存のスカイアクティブの燃焼改善にも並行的に取り組むという。
 英仏に加え、中国やインド、米国を中心にEV化の流れが広がり、エンジンに対する風当たりは強まりつつある。その中でもエンジン強化の姿勢を打ち出したのは、35年時点でも世界の新車販売に占めるEV割合は約1割にとどまり、HV、PHVを含め8割以上にエンジンが使われるという国際エネルギー機関(IEA)の予測が現実的だとみているからだ。電気自動車は二酸化炭素(CO2)の排出量は走行時にゼロでも、発電段階で石炭や石油を使用すれば全体ではエンジン車より多いとの試算があるうえ、充電器の整備など普及に向けた課題も多い。それよりもエンジンの燃費を3割改善させればその分、排ガスは減る。電動化技術と組み合わせれば各国で異なる環境規制などに応じた車両開発にもつなげられるとみているわけだ。
 それだけにマツダにとって、最大の競争力の源泉となるのは独自のエンジン技術との位置づけは不変で、資本提携するからといってマツダの技術をトヨタに供与するつもりは毛頭ない。
 「協力し、競争しあう」
 トヨタの豊田章男社長は4日のマツダとの資本提携合意会見でこう述べた。EVや米国での共同工場の立ち上げでは協力するが、デザインやエンジン開発は互いに切磋琢磨(せっさたくま)する分野との認識を示したものだ。
 会社の規模でマツダはトヨタの10分の1程度に過ぎないが、豊田氏をして「わたしたちの目指す『もっといいクルマ作り』を実践している会社」と、開発力で高い評価を受けるマツダ。提携を通じて資金力が必要になるEVでは豊富なキャッシュを持つトヨタの力を借りながら遅れを挽回しつつ、得意のエンジンではさらに技術に磨きをかけ、独自性を追求するという“したたか戦略”で、自動車業界の変革期を乗り切る。(経済本部 今井裕治)


 マスコミや評論家は世界的には電気自動車の流れで、電気自動車を作っていないメーカーは遅れているなんて言っていますが、本当の所はどうなのか?
 2040年までに全ての車を電気自動車にするとフランス、イギリスが宣言して、それに追従するように中国、インドが同じような宣言をしています。
 20年以上先のことなので、その頃にはブレークスルーもあるでしょうが、この先5年から10年くらいは電気自動車はほとんど売れないと思っています。
 現時点で個体リチウム電池が2倍の容量あるとして、小型乗用車に積める容量は80KWh程度です。
 600Kmほど走れるので、走行距離の問題はほとんど無くなりますが、値段は500万円を切ることは無いでしょう。
 下手をすると600万円ぐらいか、補助金が無いと売れません。
 プリウスの売れ筋で300万円弱なので、電気自動車だからと言って2倍の値段を出して買うほどの物ではないです。
 電気自動車の容量が増えれば増えるほど充電の問題が発生して、充電時間を短縮するには大電流充電器が必要となり、送電インフラも刷新しないといけなくなります。
 
 最初に宣言したフランスはCO2ビジネスで米国の離脱とディーゼル詐欺による大気汚染が重なり、牽制で宣言したと思います。
 追従した中国、インドの大気汚染がむごいのと、ガソリン車やハイブリッドでは勝負にならないので、なんとか自国の自動車産業をトップにしたい思惑が絡んでします。

 米国はカリフォルニア州のZEV規制が絡んでいますが、米国の自動車産業はまったく追従できていない状況。
 米国で輸入車の締め出し規制で有名なのはマスキー法による大気汚染対策ですが、これも米国ビック3は施行までに対応が出来ず、日本のホンダがCVCCで達成してしまったと言うエピソードがありますので、二の舞にならなければ良いのですが。

 当面は原油安もあり、効率の良いガソリン車は無くならないでしょう。
 ドイツはまだ悪あがきしていますが、ディーゼルはどうがんぱっても、排ガスはクリーンになりませんので廃止すべきです。
 
 世界中で見れば、電気自動車は数パーセントくらいしか売れないでしょうから、マツダのエンジン車強化は正解と思います。

 


MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 
 入水温度   15℃
 温水器     70℃ 温度差55℃

 太陽光発電
 発電量29.5KW ピーク3.95KW

8月31日(木)
晴れ
最高気温(℃)[前日差] 33℃[-1]最低気温(℃)[前日差] 24℃[-3]
降水確率(%)   0    0       10    10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24


09/01
8:50 日本 4-6月期四半期法人企業統計調査・ソフトウェア含む全産業設備投資額(前年同期比)
10:45 中国 8月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
14:00 日本 8月消費者態度指数・一般世帯 
16:15 スイス 7月実質小売売上高(前年同月比)
16:30 スイス 8月SVME購買部協会景気指数 
16:50 フランス 8月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
16:55 ドイツ 8月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:00 ユーロ 8月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 イギリス 8月製造業購買担当者景気指数(PMI)
21:30 米国 8月失業率 
21:30 米国 8月平均時給(前月比)
21:30 米国 8月非農業部門雇用者数変化(前月比)
23:00 米国 8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 
23:00 米国 7月建設支出(前月比)
23:00 米国 8月ISM製造業景況指数 

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