海外で見た酷すぎるクールジャパンの実態~マレーシア編~
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20180607-00085979/
一部引用:
第二次安倍内閣の肝煎りとして進められている「クールジャパン戦略」。政権発足直後、2013年から本格化したこの国策は、実質的な国策ファンドであるCJ機構(株式会社海外需要開拓支援機構)を中心にして、積極的な国税の投入が行われている。
が、CJ機構発足(2013年)から早5年が経過し、その費用対効果が各種報道で疑問視されるに至っている。また、CJ機構幹部によるセクハラを巡り、元派遣社員が東京地裁に提訴に及ぶ等の報道もあり、CJ機構を巡る疑問符やスキャンダルは、私達の眼前に大きく報道されるに至っている。
・クアラルンプールの一等地に約10億円の公費投入
さて筆者は、このCJ機構が東南アジアにおける日本文化の発信拠点として重視しているマレーシア連邦の首都・クアラルンプールの一等地にある、民間百貨店との共同出資物件「ISETAN The Japan Store(以下、The Japan Store)」を現地視察するに至った。このThe Japan Storeは、クアラルンプールの象徴であるツインタワーを望む同市内ブキットビンタンの一等地に面しており、正確に言えば「lot 10」という大型複合商業ビルの一部、地下1Fからグランド階・1Fを挟んで4Fまでの実質5フロアーを有する総売り場面積1万平方メートルを越える大規模なものである。
ここにCJ機構は、実質的な国税を970,000,000円(9億7千万円)投入している。結論から言って、私はかつて、これほどまで無駄と傲慢と不採算に満ちた商業施設を見たことがない。店内は閑古鳥が鳴き、商品は博物館の展示品のごとく埃をかぶって見向きもされていない。巨額の国費が投入されながら、到底「日本文化の発信」とはほど遠い、CJ機構の出資物件の実相を書き記したい。
・【食品フロア・地下】2万円の山梨ぶどう、2千円のいちごは誰が買う?
さて各階ごとにThe Japan Storeの簡潔な雑感を記しておこう。まず地下一階は日本の百貨店と同じで食品コーナーである。しかし当然のことこれは単なる食品コーナーでは無い。日本の農産品、日本酒、日本米、果ては日本産魚介類、日本産肉類、加工食品等などがずらりと並び、農林水産省が主導する「攻めの農林水産業」の見本市と言って差し障りがない。
なるほど、一瞥すると都内の百貨店とさして遜色は無い。が、昼間、人が賑わうはずの食品売り場コーナーには閑古鳥が鳴く。客はごくまばらで、現地採用と思われる従業員が「ヤサイ、サシミ」と空疎に連呼するばかりである。
その理由はすぐに判明した。全般的に値付けが半端なく高い。異様とも言える高級品ばかりが並んでいるのだ。マレーシアの通貨、リンギット(RM)を1RM=約30円と換算すると、山梨ぶどう1箱(2房)約20,000円、同じく山梨県産桃1箱(5個入)10,000円と来て、いちご1パック2,000円、はては日本では節約野菜として一袋100円程度で買える豆苗が一袋600円と続く。ごく市民的な日本のスーパーで一本280円程度で市販されているドレッシングが1,000円~、缶詰一缶1,000円~と何もかもこの調子で、段違いな高価格帯なのである。
:引用ここまで
引用元の記事は、まだまだ悲惨な内容が続きます。
先日、投資家仲間の飲み会で、話題になったのでコラムを読んで・・・・
実質的な国策ファンドであるCJ機構(株式会社海外需要開拓支援機構)って何?5年くらい前に第二次安倍内閣の肝煎りで作られた、政府系の機構。
こんな資料があって、読めば読むほど「お金集めて配る官僚丸儲けプロジェクト」です。
まあ、税金700億円くらいなら少ない方。
平成30年4月
経済産業省 商務・サービスグループ
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/file/180402CooljapanfundApr.pdf
から一部抜粋:
クールジャパンのねらい
経済産業省 商務・サービスグループ
○少子高齢化等に伴う国内需要の減少に直面する我が国において、経済の持続的な成長を実現させていくため
には、著しい経済成長を背景として需要を拡大させる新興国をはじめとする諸外国の旺盛な外需を獲得していくこ
とが必要。
○我が国の生活文化の中で育まれたコンテンツ、ファッション、日本食等は海外において高い人気を博しているとともに、他国に真似できない、追随できない無形価値であり、今後の日本経済のよりどころとなる。
○しかし、リスクが不透明であること等による金融機関、投資家からの資金供給不足、足がかりにすべき海外拠点の不足、情報やノウハウ不足等により、具体的な海外展開が進まず、収益に結びついていない状況にある。
○こうした状況を打開し、海外需要を獲得するため、株式会社海外需要開拓支援機構を設立し、民間投資の「呼び水」となる資金供給とハンズオンによる経営支援を行う。
平成30年4月時点
出資金
693億円
出資金の内訳は
政府出資
(財投特会 等)
586億円
※既出資の586億円に加
えて、平成30年度は政府
予算枠135億円を確保し、
必要に応じてこの範囲で
追加出資を行う。
民間出資
107億円
いっぱいある投資先の中で、今年の秋にオープンする寧波ジャパンモールは110億円の投資、クアラルンプールの10倍以上。
中国寧波市における、日系百貨店世界屈指の規模(約16万m2:東京ドーム3個超)で、日系商材を前面に出した商業施設の新規出店支援。
どんなすばらしい(常識はずれな)施設になるのか見ものです。
これも日本国民の為でなく、一部の既得権益者の為の投資になるでしょうね。
MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/
入水温度 15℃
温水器 31℃ 温度差16℃
太陽光発電
発電量7.8KW ピーク2.51KW
6月15日(金)
曇後雨
最高気温(℃)[前日差] 24℃[-5]最低気温(℃)[前日差] 21℃[+4]
降水確率(%) 40 60 80 60
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-2
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