2019年12月21日土曜日

ビックマック指数を斜めから見た日本労働者の生産性

 ビッグマック指数と言うのは異なる2つの通貨において、購買力を比較するために用いられる経済指数のことです。
 ビッグマックは世界中で同一の品質で販売されています。
 それなら違う国で販売されていても、同じものであれば同じ値段で買えるはずだという「一物一価の法則」の考え方に基づいて考案されています。
 日本とアメリカのビッグマック指数を計算するには、日本のビッグマックの価格をアメリカのビッグマックの価格で割ることで求められます。
 2019年1月時点でのアメリカのビッグマックの価格は5.58ドル。
 日本のビッグマックの価格は390円。
 2019年に発表されたビッグマック指数では、日本円のビッグマック指数は-35.5%で過小評価されているという結果になっています。
 現時点では1ドル109円ちょっとなので、610円になりますので今でもほぼ同じくらいです。
 この係数で行くと円の実力は390円割ることの5.58ドルで、1ドル70円弱が本当なんて言うことになります。

 このビックマック指数から求められる、円の為替レートってなんか変って思うのです。
 マクドナルドは原材料を世界中の一番安い所から調達しています。
 もちろん輸送費や関税なども考慮に入れて調達するのですが、日本の場合ほとんどが輸入される原材料で成り立っています。
 原材料がほとんど輸入品となると円が安すぎる場合、調達コストが跳ね上がり安い値段で提供できなくなります。
 それでも安く売れる理由は2つしかありません。
 円の実力が実態に対して高すぎる。
 日本の」固定費が安すぎる。
 この2点が頭に浮かびますが、円レートが高くもなく安くもないとなれば固定費が安いことが一番説明しやすい。
 固定費の一番高い物は「人件費」です。
 日本の場合、マクドナルドが直接雇っている労働者だけでなく、インフラ、流通の人件費をことごとく下げて、このビックマックの値段が提供されているのではないのでしょうか。
 と、ビックマック指数を斜めから見て、日本労働者の生産性が世界でも低い理由になっていると思うのです。
  ついでに言うなら、デフレが解消できないのは、日本円の現行レートでも高すぎるのではないでしょうか。
 個人的には逆の発想をしています。


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 入水温度    10℃
 温水器      32℃ 温度差22℃

 太陽光発電
 発電量12.4KW ピーク3.71KW

12月20日(金)
晴のち曇
最高気温(℃)[前日差] 14℃[+2]最低気温(℃)[前日差] 8℃[+2]
降水確率(%)  0    0     0   0
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24

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