2019年12月6日金曜日

日産の凋落はハードをケチったから

日産の業績悪化、ゴーン放逐は正しかったのか?優秀な経営者を放逐せざるを得ない日本
https://biz-journal.jp/2019/12/post_131026.html
2019.12.04 文=鈴木貴博/百年コンサルティング代表取締役 Business Journal
一部引用:
 2019年11月12日、日産自動車は今期の営業利益の見通しを1500億円に下方修正することを発表しました。カルロス・ゴーン前会長が逮捕されたのが約1年前の2018年11月19日。それから新体制へと移行したはずが、前期の決算は振るわず、2019年9月には後継者だった西川広人社長が辞任。そして今回の下方修正と、日産をめぐるニュースは悪いものばかりという印象です。
 このような比較をすると「最初から悪意をもって数字を並べているのだろう?」と勘ぐられそうですが、今回の記事のテーマとしては重要なことなので、あえてリーマンショックが落ち着いて以降の日産の営業利益の数字を並べてみたいと思います。
【日産の連結営業利益の推移】
2011~16年度平均 6,043億円(ゴーンCEO)
2017年度 5,748億円(ゴーンCEO)
2018年度 3,182億円(西川CEO)
2019年度 1,500億円(予定、内田誠CEO)
 この数字をただ眺めると、ゴーンCEOが君臨していた時代は安定して毎年6,000億円規模の利益をあげていたところが、日本人経営者に経営権が戻ったとたんに低収益企業へと逆戻りしているように見えます。
 ゴーン氏の日本デビューは鮮烈でした。今からちょうど20年前の1999年10月にCOOとして大赤字だった日産に着任し、リバイバルプランとして3つの公約を掲げ、それをすべて達成します。
1.2000年度連結当期利益の黒字化
2.2002年度連結売上高営業利益率4.5%以上
3.2002年度末までに有利子負債を7000億円以下に削減
 どれも私たちコンサルタントの眼からは不可能に思えたチャレンジでしたが、着任1年半後の2000年度末に日産は営業黒字825億円をたたき出し、2002年度の利益率目標も達成。2兆1000億円あった有利子負債は4年で完済しました。
 直近の日産の連結売上高の水準は過去4年間、ほぼ11兆円強の状態にあります。その状況での営業利益率4.5%というと、営業利益5000億円あたりが日産リバイバルプランで設定した目標水準です。日本人社長に代わった昨年度も今年度予定の数字も、どちらもリバイバルプラン当時の目標を大きく割り込んでしまっています。そのため「結局、日産はゴーン氏がいなくなったことで、またダメ会社になっちゃうんじゃないの?」と思われてしまうわけです。
:引用ここまで


 日産の落ち込み方が半端ではありません。
 ゴーン氏が来る前も、労働組合の力が強すぎて衰退の兆候はありましたが、ゴーン氏の今さえ儲かれば良いと言うコストカッター経営が現在の業績悪化につながっています。
 車は便利な物、付加価値は高級に見えて快適であることです。
 価格は高ければ高いほど、豪華に高性能に作れますが、1000万円クラスの高級車を買うのはお金持ちだけです。
ゴーン氏のやったことは、売れる市場(米国や中東)で販促費を上乗せして大量に売り、部品などの下請けメーカーには数で買いたたき利益を本社に引っ張っただけです。
 この間の開発費も最低にして、基本シャーシの開発はせずに架装部品でマイナーチェンジを行う。
 カメラやセンサーのようなエレクトロニクスディバイスを追加してソフトウエア―による付加価値を上げて売る。
 これは、過去にアメリカのGMやクライスラーがやって、直近は儲かるが高性能なドイツ車や日本車に負けたのと同じことをやっています。
 日産の業績悪化は新しいシャーシ(高性能だけでなくコストダウンにもなる)に開発費を使ってこなかったので、安くて良い品物と言う面で他社に負けているからです。
 日産の日本での売り上げ台数は軽自動車も含め12%ほどしかないので力が入らないのは判りますが、目の肥えた日本人が良しとする車が世界で売れるのが今の世の中だと思います。
 日産車も過去に新車で3台乗ったことがあってなかなか良かったので電気自動車にも期待していたのですが。
 新型リーフは前のシャーシを流用してマイナーチェンジぐらいの内容でドアパネルも流用と言う手抜きです。
 旧型の欠点である電池の温度管理を行うシステムを追加してくると期待したのですが、残念な結果でした。
 温度管理システムが付いた60KWhリーフなら欲しかったのですが、新型リーフもコストカットの産物でしたので食種が動きませんでした。
 日産の社長がゴーン氏のままでも同じように経営悪化していたでしょう。
 自動車はハード(シャーシ)をケチった物は売れません。


 追記:来年は期待できそう
020年に日産の逆襲始まる!? 新型「ノート」で新型フィットとアクアに対抗も

2019.12.05 国沢光宏
https://kuruma-news.jp/post/204285?fbclid=IwAR0xehb_hwBRGY9HcCJJlaCC36pWmozo7xsijxtB7tMX32Pp0zQbz9RBo-Q
一部引用:
日産は、2020年に新型車を5モデル投入すると発表しました。新型電気自動車SUV「アリア」やコンパクトSUV「キックス」のほかに、コンパクトカーの「ノート」がフルモデルチェンジして新型モデルが登場するというのですが、ライバルとなるトヨタ「アクア」やホンダ「フィット」を凌ぐクルマに生まれ変わるようです。ノートはどのように進化するのでしょうか。
:引用ここまで


MMC太陽熱温水器
http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 

 入水温度    15℃
 温水器      34℃ 温度差19℃

 太陽光発電
 発電量11.5KW ピーク3.61KW

12月5日(木)
曇時々晴
最高気温(℃)[前日差] 11℃[-1]最低気温(℃)[前日差] 4℃[0]
降水確率(%)  0    0     0  10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
 
12/06
8:30 日本 10月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年同月比)
8:30 日本 10月全世帯家計調査・消費支出(前年同月比)
16:00 ドイツ 10月鉱工業生産(前月比)
16:00 ドイツ 10月鉱工業生産(前年同月比)
16:45 フランス 10月貿易収支
16:45 フランス 10月経常収支
21:00 ブラジル 11月IBGE消費者物価指数(IPCA)(前月比)
22:00 ロシア 11月消費者物価指数(CPI)(前月比)
22:30 カナダ 11月新規雇用者数
22:30 カナダ 11月失業率
22:30 米国 11月非農業部門雇用者数変化(前月比)
22:30 米国 11月失業率
22:30 米国 11月平均時給(前月比)
22:30 米国 11月平均時給(前年同月比)
24:00 米国 10月卸売在庫(前月比)
24:00 米国 10月卸売売上高(前月比)
24:00 米国 12月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
29:00 米国 10月消費者信用残高(前月比)

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