2021年11月22日月曜日

脱炭素と円安で電気代がこれからも上がる

 家庭向けの電気料金、どんどん上がるのはなぜ?<教えてQ&A>
2021年11月21日 05時50分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/143751
 東京など各地で家庭向けの電気料金が上がっています。なぜなのでしょうか。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストに聞きました。
(渥美龍太)
 Q 東京の電気料金が高くなっていますね。
 A はい、東京電力は4カ月連続で値上げしました。12月は、電気の使用料が平均的なモデル家庭で7485円。年初と比べ2割近く高くなっています。理由は火力発電の燃料費が上がっているからです。電気料金には、液化天然ガス(LNG)や原油、石炭などの燃料費が上がると、その分を家庭や企業に転嫁する仕組みがあります。都市ガスも同じです。



◆経済再開、原油高が直撃
 Q なぜ燃料費が上がっているのですか。
 A コロナ禍からの経済活動再開によって、世界的に原油の需要が回復する中、中東地域などの産油国が大幅な増産を拒否しているために供給不足となり、価格が押し上げられています。原油価格はこの1年ほどでほぼ倍になりました。
 東京の火力発電で主力となるLNGの価格には、原油価格の動きが遅れて反映されるので、原油高騰の影響が直撃するわけです。
 Q 今後はどうなりそうでしょうか。
 A 少なくとも来年半ばまでは上がる可能性が高いです。現在の高い原油価格がLNGの価格に反映され、さらに電気料金に反映されるには、一般的に7~9カ月かかる仕組みだからです。最近、外国為替市場で進む円安も家庭にとって悪影響です。日本は燃料をほぼ輸入に頼っていますが、円の価値が下がると輸入品を買う時に割高になってしまうのです。


 原油高です。

 円安も相まって、円換算で原油の価格がさらに上昇していますから、「総括原価方式」を取る大手電力会社はコスト分をそのまま電気代に上乗せ出来ます。

 最近の上昇は、1995年ころの円高が電気代に反映されないと言う理由で「石油価格の低下や円高の進展などの経済情勢の変化を迅速に料金に反映する」を根拠に、1996年から燃料費調整制度を導入したので、原油の価格(LPGも)が上がると政府の審議なして電気力金の上げ下げが出来るようになっています。

 今はこれが裏目に出て国民のお財布を直撃です。

 原油産出国は「脱炭素社会」で未来の投資を控えて産油量を減らしています。

 しかし、地球温暖化防止を旗印に脱炭素を掲げる人々は、それに見合うコストをだれが支払うかを無視して叫んでいます。

 またそれを後押しする欧州の国々も「脱炭素ビジネスで有利に儲けよう」と言う意図が見え隠れしていますし、エネルギーコストの上昇に国民から不満の声が出て、足並みがそろっていません。

 日本は世界各国の暗躍に疎い外交三流国家なので、言われたように金出したり、国内の産業へ圧力かけたりと、国益を最優先に考えない情けない展開をしています。

 そんなこんなで、日本の国民が支払う電気代は今後上がるばかりと予測しています。

 日本政府は 2030年度までに温室効果ガスを13年度比で46%削減する目標達成に向けた政府の地球温暖化対策計画の原案出しています。

 家庭部門で66%を削減するなど、目標達成に必要な全部門の削減量を初めて明記しています。

 これって、国民は納得できますかね・・・・



MMC太陽熱温水器

http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/ 


 入水温度    15℃

 温水器      37℃ 温度差22℃


 太陽光発電

 発電量10.8KW ピーク2.89KW


11月21日(日)

曇り

最高気温(℃)[前日差] 19℃[-2]最低気温(℃)[前日差] 9℃[+2]

時間 0-6 6-12 12-18 18-24

降水   0%   0%   0%   10%


11/22

17:30 香港 10月消費者物価指数(CPI)(前年比)

24:00 米国 10月中古住宅販売件数(年率換算件数)

24:00 米国 10月中古住宅販売件数(前月比)

24:00 ユーロ 11月消費者信頼感(速報値)

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