2023年10月21日土曜日

規制がいっぱいで自動運転のハードルは高い

「ずいぶん遅い」 河野氏、ホンダの自動運転タクシーサービス開始に
10/20(金) 11:56配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6ca3eeb9cc717d1edd7aa5d3b1247b716cee1c3
河野太郎デジタル行財政改革担当相は20日の閣議後記者会見で、ホンダが19日に自動運転車両を使用した無人タクシー事業を令和8年初頭に国内で導入すると発表したことについて「サービス開始がずいぶん遅いという気がしている」と述べ、導入に必要な規制の見直しを急ぐ考えを示した。
河野氏は、自動運転のタクシーは海外で導入が進んでいる状況で「日本でサービスが始められるというのは非常に心強い」と述べた。ただ、令和8年初頭というサービス開始時期については遅いとの考えを示し「それが規制に起因することならば、政府としてしっかり対応しなければならない」と強調した。
河野氏は、タクシーの営業規制の緩和や、一般ドライバーが自家用車を用いて有償で乗客を運ぶ「ライドシェア」の導入などと同時並行で検討や推進を進め、交通分野の人手不足に対応する方針を示した。


 一応自動運転に関しての法律は、2022年4月に公布され、2023年4月施行予定の改正道路交通法では、いわゆる「レベル4」の自動運転が解禁されています。

自動運転のレベル

【レベル1】システムが、前後・左右のうち、いずれかの運転操作を支援する

例:自動ブレーキ、前の車に付いて走る、車線からはみ出さないなど

【レベル2】システムが、前後・左右の両方の運転操作を支援する

例:自動追い越し支援、自動合流支援など

【レベル3】過疎地域や高速道路などの特定条件下で、システムが全ての運転制御を行う。ただし、システムの継続が困難な場合には、運転者が適切に介入する必要がある

【レベル4】過疎地域や高速道路などの特定条件下で、システムによる完全自動運転がなされる(運転者の介入不要)

【レベル5】あらゆる条件下において、システムによる完全自動運転がなされる(運転者の介入不要)


 レベル4の自動運転は、道路交通法において「特定自動運行」と定義されていて、特定自動運行を行う者は公安委員会の許可を受けた上で、道路交通法に定められるルールを遵守しなければなりません。

 特定自動運行は公安委員会の許可制になっていて警察庁の公安委員会所轄と認可も規制いっぱい。

 特定自動運行を行おうとする者は、運行場所を管轄する公安委員会の許可を受けなければなりません(道路交通法75条の12第1項に書いてあります)。


 特定自動運行に係る許可制度の創設について(警察庁にある資料)

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/selfdriving/L4-summary.pdf

から一部引用:

特定自動運行の許可

• レベル4に相当する、運転者がいない状態での自動運転(特定自動運行)を行おうとする者は、都道府県公安委員会の許可が必要

• 許可を受けようとする者は、下記(2)及び(3)の実施方法等を記載した特定自動運行計画を都道府県公安委員会に提出

• 都道府県公安委員会は、許可をしようとするときは、特定自動運行の経路を区域に含む市町村の長等から意見を聴取

(2) 許可を受けた者(特定自動運行実施者)の遵守事項

• 特定自動運行計画に従って特定自動運行を実施

• 遠隔監視装置を設置し、遠隔監視を行う者(特定自動運行主任者)を配置(特定自動運行主任者が乗車している場合を除く)

• 特定自動運行主任者等に対する教育を実施

(3) 自動運転システムで対応できない場合の措置

• 警察官の現場における指示に従う必要がある場合、交通事故の場合等には、特定自動運行主任者等による対応を義務付け 


 読めば読むほど面倒な手続きと運用です。

 政治家はちゃっちゃと法整備しないと、世界から置いていかれます。

 日本政府の場合は利権が絡まないと、前例のない(めんどくさい)ことには遅すぎる集団です。


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 入水温度    15℃

 温水器        30℃ 温度差15℃


 太陽光発電

 発電量 10.5KW ピーク3.76KW


10月20日(金)

曇時々雨

最高気温(℃)[前日差] 25℃[0]最低気温(℃)[前日差] 16℃[+2]

時間 0-6 6-12 12-18 18-24

降水      0%     30%    60%      70%


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