6月の貿易黒字？

朝日ＣＯＭのニュースを引用

６月貿易黒字、１年８カ月ぶり前年上回る　５０８０億円

http://www.asahi.com/business/update/0723/TKY200907230127.html

財務省が２３日発表した６月の貿易統計（通関ベース、速報）によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は５０８０億円の黒字だった。黒字額は前年同月の約４．９倍で０７年１０月以来１年８カ月ぶりに前年同月を上回り、１兆円超を記録した０８年３月以来の高水準。原油や石炭などの資源価格が前年同月比で大幅に下落した影響が大きい。
　輸出額は４兆６千億円（前年同月比３５．７％減）。依然として低水準だが、下落幅は５月の４０．９％より改善した。鉄鋼や半導体などの電子部品、自動車などの落ち込み幅が縮小している。
　特に中国向けは９０３０億円（同２３．７％減）で、金融危機の影響が出始めた昨年１１月を上回る水準にまで回復した。対米国でも落ち込み幅は３７．６％で５月（４５．４％）より改善。在庫調整が進み、メーカー各社の減産態勢に歯止めがかかっている。
　一方、輸入額は４兆９２０億円（同４１．９％減）で、下落幅は前月並みだった。原油が前年同月比６４％減、石炭が同５８．４％減、アルミニウムなどの非鉄金属が同７０．８％減など、１年前には歴史的高水準を記録していた資源価格が軒並み下落した影響を受けている。
　同時に発表された１～６月の貿易収支は８３億円の黒字だった。前年同期比では９９．７％減だが、７６６２億円の赤字だった０８年７～１２月からは大幅に改善している。ただ、輸出は２４兆６７億円と同４２．７％減で、落ち込み幅は統計を比較できる８０年以降で最大だった。

引用終わり

タイトルからすると景気回復のように聞こえますが、昨年の6月は輸出入が約7兆円、今年は4兆円ほど。

輸出入の差額は改善されていますが、動いたお金が４０％も減っています。

日本は加工貿易国で（原材料を輸入して加工して輸出する国となっています）、景気が回復軌道に入っているのであれば、輸入の落ち込み方が輸出より少なくなるはず。

ところが実際には、輸入が大幅に減ったままです。また、今年上半期（１－６月）の貿易黒字も発表になりましたが、一年前に比べ９９．７％激減の＜８３億円＞となり、かろうじて黒字を維持です。

＜１－６月期＞

輸出　２４兆６７億円（－４２．７％）

輸入　２３兆９９８４億円（－３８．６％）

日本のＧＤＰは外需たよりです。今年のＧＤＰは過去最悪になるのではないか、政権が交代しても日本政府の資金は全くない状態でスタートすることになり、対応が大変で日本の経済において大きな変化のある年になりそうです。

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動きを見ているとタイミングがちょっと遅いと思うこのごろ、まだ放置しておきます。