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来年度の国債発行額「44兆円超えも」 財務副大臣
2009年11月7日19時28分
峰崎直樹財務副大臣は7日、10年度予算での新規国債の発行額に関連し、「前の内閣の44兆円を上回らざるを得ないくらい、(厳しい)税収見通しが出てくるだろう」と述べた。鳩山由紀夫首相が掲げた「44兆円以下」の目標は、景気低迷による税収減で難しいとの見方を示した。
札幌市で講演した。税担当の峰崎副大臣は、法人税収が当初見込みの半分以下の5兆円割れになる可能性に言及。46兆円を見込んだ09年度の税収は「40兆円を切る」と明言した。10年度も急回復は見込めず、歳出は概算要求段階で95兆円に達していることから、「来年度予算を組む時は本当に火の車だ」と語った。
また、4年間は増税しないとしている消費税について、「4年後にはたぶん国民に負担を求めなければいけない選挙に入る。これ以上の(歳出)削減は無理だと思う。4年より前にも、(増税の提起が)起きる可能性がなきにしもあらずだ」と述べた。ただし、「社会保障を充実させて国民が安心安全を自覚できる状態を作り上げない限り、(増税の実現は)難しい」とした。
国債の発行額を増やさないと予算が組めない状況です。世界的な景気低迷で外需に頼ってきた日本産業界は赤字転落で税収は激減です。
民間での給料減・ボーナス減はあたりまえでこの冬ボーナスが出る会社はまだ良いほうかもしれません、お金が回っていないので政府がお金を回そうとしていますが、本当に必要なところにお金が回っていない感じですね。
自公民が進めたエコ減税関係は大企業に恩赦がありましたが、中小まではコスト削減依頼で恩赦が回っていません。
来年は今回のばらまきの反動があるので、もっと景気が落ち込むでしょう。
中国向けの輸出が伸びているそうですが、単価は低く、今後は台湾・韓国・中国国内の生産拠点からの供給が進むので将来の伸びを期待することはやめにして、次ぎなる施策を考え実行する必要があります。
今の民主党政権でどのくらいの実行力があるか、これからの政策が正念場です。
しかし、民ゆ党の郵貯への動きはちょっとねー、郵貯を再び 「国債消化機関」 として復活させるように見えるのは気のせい。90兆円規模の予算、巨額な国債発行をスムースに消化させるため、郵貯に数十兆円の国債を引き受けさせようとしているのではないか。2010年度は新規国債発行額が過去最高の50兆円を超えようとしていますが、郵貯を財務省の指揮監督下に置き、現政権の自由にしようとしているのではないでしょうか。
資産運用能力のない郵貯、国民から資金を集めてもお金が必要な中小企業には貸出せず、集めたお金使って国債を購入しています。これをもと進めるつもりです。郵貯の預金金額は減り続けているので、ざっと見ると使えるお金は残り40兆円ほどだと考えられるので3年ほどで底がつきます、その後は景気回復によりなんとかなると思っている節もあります。とは言え国債を郵貯で買わせるということは「国の借金を国民に肩代わりさせている」ということにほかなりません。郵貯や簡保の信用力で集めた国民のお金で国の借金を返し、こうした仕組みを新生「官営」郵貯が行うことにより、日本国の赤字垂れ流しの尻ぬぐいをさせる、このような図式があまりにも露骨に見えます。
日本は大変ですね
返信削除日本はどうなるのでしょうか。
返信削除困ったものです。
はっさんさん、こんにちは
返信削除書き込みありがとうございます。
日本の政治はバブル崩壊後20年にわたって資産家のお年寄りが暮らしやすいような政策を続けてきました。
デフレが心地よい人たちの政治なので、若い働く人にお金を回さず、格差を助長しています。
なんとかするには、一度リセットが必要かもしれません。
その時は、資産家が首をくくることになります。