2010年9月12日日曜日

経済対策を閣議決定したそうだが、効果が出るのは来年?


政府、緊急経済対策を閣議決定 円高・デフレ対応で
2010/9/10 9:43
 政府は10日朝の閣議で急速な円高やデフレに対応する経済対策を決定した。
(1)予備費を活用した円高・デフレへの緊急対応
(2)景気・雇用動向を踏まえた補正予算編成を含む機動的対応
(3)2011年度予算の特別枠活用や企業減税、規制緩和を通じた新成長戦略の本格実施の3段構えで、雇用を軸とした経済成長の実現を目指す。
 具体策としては、インターンシップ・トライアル雇用などの新卒者雇用支援、職業能力を政府が評価する「キャリア段位」制度といった雇用に直接焦点を当てた即効性の高い施策を展開する。
 エコカーやリチウムイオン電池など低炭素型産業の立地を支援。消費の下支え策として家電や住宅のエコポイント制度の延長や優良住宅取得支援制度の金利引き下げを盛り込む。
 財源を使わない対策として、都市再生・住宅、環境・エネルギー、医療・介護、観光振興などの分野での規制改革を推進。規制改革を前倒しで実施する。
 円高については「必要な時は介入を含めた断固たる措置を取る」と強調。日銀の金融政策に関しては「政府と緊密な情報交換・連携を保ち、適切かつ機動的な金融政策の運営によって経済を下支えするよう期待する」とした。
 緊急対策の事業規模は9兆8000億円程度で国費は9150億円程度。実質国内総生産(GDP)を0.3%押し上げると見込む。新卒者5万人を含む20万人程度の雇用創出・下支え効果があるとしている。〔NQN〕
(緊急的対応の必要性)
従業員規模別の求人倍率を見ると、1000人以上企業が0.57倍であるのに対し、1000人未満企業は2.16倍、300人未満の中小企業では4.41倍となるなど、就職市場にはミスマッチが生じている。また、一方で、中小企業は、新卒者採用について、そのコストや短期間に限られた人数を面接採用するリスク等から、求人に積極的になれないという問題を抱えている。

新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策

無料のペーパーレスプリンターで出力(PDFをJPEG)してみました。
色々な出力ファイルをプリンターとして出せるフリープリンターです。
 話は戻って、経済対策を読んでみたのですが、円高・デフレの緊急経済対策と銘打っているが、効果があるとして来年の春くらいでしょうかね。
 内容的には、天下り先が儲かるような内容で、これを考えたのは政治家ではなく、各省庁の官僚のようですね。
 34ページにわたり、とっても判りにくく書いてあり、最後の表には各省庁での取り組みが出ていますので、お暇な方は読んでみてください。
 文面の中には、「円高については「必要な時は介入を含めた断固たる措置を取る」と書いてあるだけで、具体的にどう措置を取るのか?
11ページには、緊急的な具体策として以下のように書いてあります。
○急速な円高・デフレへの対応

円高の急速な進行・長期化は、経済・金融の安定への悪影響から看過できない問題であり、政府は必要な時には為替介入を含め断固たる措置をとる。
また、日本銀行に対しては、政府と緊密な連携を図りつつ、デフレ脱却の実現に向け、さらなる必要な政策対応をとることを期待する。期待するそうですが・・)
こうした為替・金融面の対応に加え、急速な円高が実体経済にもたらす下振れリスクに対しては、以下に述べる「雇用」「投資」「消費」の基盤づくり等により、内需の下支えを図ることで、その負の影響を最小限に食い止める。
なお、こうした影響緩和を行うと同時に、円高のメリットを最大限に活用するという観点も重要である。具体的には、円高は、商品・サービスの輸入、資源関連を含め海外の資産購入やM&A に有利な条件をもたらす。
新成長戦略の考え方に沿って、こうしたヒト・モノ・カネの流れを活性化する施策を積極的に推進することにより、我が国の成長基盤の強化が図られることになる。

 円高のメリットは上げているが、では、このメリットをだれが実行するのか?
 やはり、官僚が作った文書出を出して、経済対策を閣議決定しただけで、政治家は満足しているみたい、後は各省庁へ丸投げして、予算を無駄飯くらいにばらまいて終わるように思います。
大新聞では選挙のポイントとしてカネと政治を取り上げていますが、一般の人の関心は90%が景気経済対策です。
菅氏か小沢氏のどちらが景気を良くしてくれるかと、国民の期待に答えられるのは、どちらか。
今回このタイミングで経済対策を出してきた、管首相ですが、例に寄って官僚丸投げの寄せ集めで新鮮味も効果も無い。

2 件のコメント:

  1. 画面デザイン変わり雰囲気がかわりましたね。
    改善要求があります。
    「読者」で1列とられると少し文書の部分が小さくなりますので、「ブログアーカイブ」の上へ移動できないでしょうか
    また、読んでる文章の右側にフレームがあるのも違和感があります。

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  2. え!! 書き込んだとたんに、読者は、直った。

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