電子制御に欠陥なし 米がトヨタ車安全宣言
2011年2月9日 夕刊
8日、ワシントンでの記者会見で「トヨタ車は安全」と強調するラフード米運輸長官=嶋田昭浩撮影
【ワシントン=嶋田昭浩】米運輸省は8日、トヨタ自動車の大規模リコール(無料の回収・修理)につながった米国販売車の「急加速問題」で、最終調査報告を発表し、「トヨタ車の電子制御システムに急加速の原因となる欠陥は見つからなかった」と結論づけた。ラフード運輸長官は記者会見で「トヨタ車は安全に運転できる」と安全宣言。電子制御の問題を一貫して否定してきたトヨタの主張を認める形となった。
調査は、米議会の要請を受けて、同省の道路交通安全局(NHTSA)と電子システムの障害に詳しい航空宇宙局(NASA)が共同で実施。高度な専門機関の調査結果により、一時は米国内で「トヨタたたき」の様相を見せた同社のリコール問題は、収束に向かう可能性がある。
ラフード長官は「トヨタ車の問題は機械的なもの」と強調。最終報告は、米国各地の顧客が指摘した「意図しない急加速」の原因について、コンピューターソフトの不備などではなく、アクセルペダルが戻りにくくなったり、ペダルがフロアマットに引っかかったりする機械的な不具合によるものと判断した。
トヨタは既に、アクセルペダルの機械的な問題については修理・交換を実施している。
トヨタ車の急加速問題は、2009年8月に米カリフォルニア州で起きた高級車「レクサス」の死亡事故をきっかけに表面化。トヨタは、リコールの対応の遅れなどで、計4880万ドル(約40億円)の制裁金を支払っている。
まあ、米国では自動車事故があると、警察より早く弁護士の車がやってくると言われるくらい、訴訟国家なんですね。
半年ほど前のニュースでは、元米運輸省幹部の発言として「米運輸省はトヨタに有利になる調査結果の公表を意図的に避けた」とかありました。
米運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)で、トヨタ車の調査にあたっていた、担当者の発言に、調査結果は「トヨタ車の急加速の原因はトヨタ車の欠陥ではなく、いずれも運転ミス」というものだったが、運輸長官らが公表しないよう指示していたりして、言いがかりだったようです。
米運輸省の安全宣言を受けて、逆訴訟することを見越して、弁護士が米国トヨタに押しかけいているのではないか?と(笑)。
太陽光発電
発電量9.3KW ピーク2.4KW
2月9日(水)
晴れ
最高気温(℃)[前日差]10 [ -1 ] 最低気温(℃)[前日差]3 [ -2 ]
降水確率(%) 10 10 10 10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
雲が多かったですが、まあまあの実績。
2月10日
08:50 12月 日本 機械受注(前月比)
08:50 12月 日本 機械受注(前年比)
08:50 1月 日本 国内企業物価(前年比)
08:50 1月 日本 国内企業物価(前月比)
09:30 1月 オーストラリア 雇用者数(前月比)
09:30 1月 オーストラリア 失業率
17:15 1月 スイス 消費者物価指数(CPI)(前月比)
17:15 1月 スイス 消費者物価指数(CPI)(前年比)
18:30 12月 英国 鉱工業生産(前月比)
18:30 12月 英国 鉱工業生産(前年比)
18:30 12月 英国 製造業生産高(前月比)
18:30 12月 英国 製造業生産高(前年比)
21:00 2011-2-10 英国 英中銀政策金利
22:30 1/30 - 2/5 米国 新規失業保険申請件数
2月11日
00:00 12月 米国 卸売在庫(前月比)
FX投資
売買なし。
ほとんど動かず、今日はオーストラリアの雇用統計、少しは動くかと期待します。
いいがかりだけでいいのでしょうか?
返信削除調査とは、トヨタ車で使われているOSとそのプログラムの中身を何の制約もなく解析できます。
OSやプログラム(バイナリーレベル)の解析は、製品を購入すれば簡単入手できますがそれだけでは何もわかりません。
ソースレベルに変換してから解析します。ただし、バイナリーからオリジナルのソースに変換する事は規模が大きいとまずできません。このため、詳細な解析には膨大な時間と費用が発生します。
アメリカの自動車会社やIT企業は、かなり安く競合相手のオリジナルのソースレベルでOSと制御プログラムが入手できたのではないかと思います。
そのうちマイクロソフトが大々的に自動車用OSの販売攻勢をかけてきたり、
ベンチャー企業が新しい産業用リアルタイムOSの発売をしたりすかも知れませんね。
トヨタのOSは、ITRONを使っていたと思ったので調べて見るとこれをベースにした独自OSにようです。このため開発費用は膨大だと思われます。
そういえば、かなり前の事ですがトヨタ関係者から「IT」と言葉がよく出てくる。「IT」とは何かと良く聴かれた時期がありました。
またこの時期に、トヨタに商談に行ったら20代の若手から年2億の予算が使えると言われたという話も聞きました。
名古屋で産業関連の(古い意味での)プロラマをしていた私としては、どうしてものような見方になります。
ぐぐって見ましたが、私と同じような見方をする人がいます。
TXIさん、こんにちは
返信削除ソフトの流出は、大変な損害だった可能性はありますね。
特に、ものすごい制御技術のハイブリッドカーのソフトは世界の自動車メーカーはのどから手が出るくらい欲しい物でしょう。
ITRON系のソフトと言うのがミソですね・・・たぶん他のOSでは作れない制御技術ではないのでしょうか。
今後、米国の車に転用されるのか?ならず者国家とはよく言ったものです。
少し見方を変えてみました。
返信削除制御系のプログラムはOSとソースプログラムだけではノウハウがわかりません。特に駆動系のプログラムの解析は、実際に動かしながら何度も何度も確認が必要で、複雑であればあるほど膨大な時間がかかります。
調査と言う名目で大手を振って、プログラムと突合せながらの動作の確認を気が済むまでできるのです。これに係わった技術者は、もすごく貴重な存在のはずです。
技術者の争奪戦が始まっているかも知れませんね。
それと制御用のICはASIC(ある特定の用途に特化して製造された集積回路)化されており、おそらくOS部分もASIC化されているはずです。
どこかのチップメーカが大きく業績を上げるかも