三菱電機と東芝 今春以降発売の録画機 CMカット機能搭載せず
2011.2.11 05:00
テレビの録画番組を再生する際に、CMを自動的に飛ばす「CMオートカット機能」について、電機メーカーが今春以降の新製品に搭載しない方向であることが10日、わかった。地上放送がデジタルに完全移行すると、CMを確実にカットできるようになるため、民放各社が加盟する日本民間放送連盟が問題視していた。
この機能を持つテレビやレコーダーを発売しているのは、三菱電機と東芝の2社。他社もスキップ機能やオートチャプター機能など類似機能を備えている。三菱電機は春以降の製品への搭載をやめ、東芝も搭載停止を「検討中」としている。
CMカット機能は、アナログ放送では番組とCMとを判別できないケースもあったが、地デジでは番組とCMの信号が異なるため、ほぼ完全にカットできるようになるという。
スポンサーからの広告収入で番組を制作する民放各社は、この機能を搭載した機器が普及すると現行のビジネスモデルを壊しかねないと批判しており、メーカー側が配慮した格好だ。
家には、東芝とSONYのHDDレコーダーがある。
これらのデジタルデコーダーは、録画時にチャプターを付与して本編部分とCM部分を自動分類する機能は、主要メーカーの最新レコーダーならば、ほぼ全製品が搭載していると思います。
その中でも、再生時に本編部分のみを自動で連続再生する機能の部分は、メーカーによって搭載/非搭載があって、搭載しているのは三菱・東芝・SONYでしょうか。
三菱電機のREALブルーレイは「オートカットi」機能により本編部分のみを再生することができます。
東芝のREGZAブルーレイも「おまかせプレイ」ボタンで同じような再生が可能です。
ソニーのBDレコーダーは、本編のみの自動再生ができることを公式に言っていませんが、「ダイジェスト再生」で「長め」に設定すると、かなりの高い精度でCMのみが自動スキップされますので、裏技と言えます。
「CMスキップ」を謳っているのは、三菱だけなので、今回の措置になった模様です。
パナソニックのブルーレイDIGAは基本的に手動でスキップする方式(30秒スキップを数回押す)。
シャープのAQUOSブルーレイは使ったことがないので不明ですが、パナソニックと同じではないでしょうか。
このうち、今回の記事で自動カット機能の搭載を中止すると報道されているのは三菱電機のみ、東芝は検討中。
各社がどう言っているかネットで拾ってみると
■三菱
三菱電機のレコーダーや録画テレビは、従来から内蔵HDDに予約録画した番組の番組部分、またはCM部分だけを自動で再生できる「オートカットi」機能を搭載している。「お客様から大変評価を得ている機能」(同社)という。
機能見直しの背景について同社は「民放連さんが昨年、CMカット機能について問題視する発言を行ったと聞き、以降、民放連さんと意見交換を行ってきたことは事実。ただし、製品の個別機能については当社が判断したことだ」そうな。
■東芝
東芝のREGZAブルーレイは「おまかせプレイ」機能を搭載している。見たい番組を選び「おまかせ」ボタンを押すと、本編部分だけのプレイリストを自動作成して再生を開始。同社サイト上でも「手間なく本編だけを楽しめます」としており、CMカットができることを告知しています。
東芝の「見るナビ」画面。ここから「おまかせ」ボタンを押すと本編部分だけを再生できる
東芝は「報道が具体的に何を指しているか分からないが、おそらく『おまかせプレイ』について書かれているのだろう」とコメント。
「個別機能については回答できない」と言った記事がある。
■SONY
「CMスキップとは一切謳っていない」
SONYのBDレコーダーには「ダイジェスト再生」機能が搭載されています。
ダイジェスト再生は、録画番組を解析し、スポーツの盛り上がってるシーンや音楽番組の歌唱シーンなど、重要と判断した部分だけを再生する機能。設定は「短め」「普通」「長め」で調整可能だが、「長め」に設定すれば、かなり高精度でCMのみを自動スキップすることができる。
SONYのBDレコーダーは「ダイジェスト再生」機能を装備
SONYは「CMスキップ、あるいは本編のみ再生などとは一切謳っていないし、『長め』設定でもCMが再生されることも十分あり得る」とコメント。
SONYは、この機能を搭載し続けることに問題はないという見方みたいです。
こうやって見てみると、三菱は機能削除、東芝は微妙、SONYはそのままの機能で行きそうです。
ただ、SONYの機種は、この「ダイジェスト再生」の使い方を知っている人が少ないので、どのくらい使われているか不明です。
地上放送の完全デジタル化で、再生時にCMを確実にカットできるようになるため、民放各社で組織する日本民間放送連盟が問題視していたようだが、スポンサーが付いて作られている番組のビジネスモデルが崩れている。
自動でカットする機能が無くなっても、お客はチャプター飛ばしで見なかったり、30秒スキップや早送りでCMを見ない、電機メーカーが圧力に負けて機能を制限しても、CMを見てもらえないのは変わらないでしょう。
池田信夫さんhttp://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51676215.html が書いておられるように、SONYのネットワークウオークマンがAppleのiPodに負けたのは、日本のこう言った団体の制限によるものです。
放送局メディアは、古い体質にしがみついて金儲けをしようとしているが、今のデジタル・ネット時代には通用しなくなることが理解できない、仕様を変えるのは放送局の方ですね。
太陽光発電
発電量9.2KW ピーク2.2KW
2月12日(土)
曇後晴
最高気温(℃)[前日差]8 [ +3 ] 最低気温(℃)[前日差]1 [ -2 ]
降水確率(%)40 40 20 10
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書(USTR - Regulatory Reform and Competition Policy Initiative)」に掲載されてないことは改革されないんですよ(苦笑)
返信削除http://japan.usembassy.gov/j/policy/tpolicyj-econ.html
カルロスさん、こんにちは
返信削除日本の政権は米国の利益優先の売国ばかりなので、どうしようもないですね。
今起こっている、小沢氏関係の裁判で、政府の闇がだいぶ明るみになって来ましたが、マスコミはすべてだんまりしています。
日本政府破綻では、日本の資産が外国の物になってしまうので、リセットも難しい状況ですね。
しかし、そろそろカウントダウンです。