生命保険協会のまとめによると、2011年3月末における生保各社の運用資産に占める国債の比率は41.3%となり、5年連続で過去最高を更新した。その一方で、1980年代までは50%を超えていた融資比率は13.7%となり、過去最低水準となった。
グラフと内容の数字が合わないのは、重複分があるためで、資料から拾ったデータは100%を超えます。
普通に考えれば、生命保険会社は被保険者の病気やケガ、死亡などに応じて、あらかじめ決められた保険金を支払う義務を負っています。
この保険金は被保険者が生保会社に支払った保険料(掛け金)を元手にして、将来の保険金支払いを確実に果たすため、また配当金の原資をかせぐなどの目的で資産運用を行っている。
本当のことを言うと、生命保険会社の固定費は投資する前に差っ引かれるので、大きくマイナスした状態から運用を行っています。
生命保険協会の資料から作ったグラフ
生命保険会社が資産運用での日本国債依存度がものすごく高い。
2007年から生保各社は資産運用先を急激に国債へシフトして現在の数字になっています。
投資先として国債だけが飛び抜けて、その他の資産運用先に2倍以上もの差をつけている。
最近の国債への依存度の高さは「異常」とも思えます。
生保各社は日本国債を有力な投資先と見なしているわけです。
その日本国債は生保や年金、貯蓄、信託が極端な割合で組み込まれています。
日本国債が安全な投資先だと判断されている唯一の理由は、外国から見れば「まだ日本人自体が積極的に買っているから安心に違いない」という「間違った情報で信用」をしているからだ。
しかし、当の日本人(国民)に「国債を買っている」という意識はほとんどありません。
なぜなら国民が直接買っている部分はほんの少しで、ほとんどは生保のような金融機関や年金機構、銀行が運用先として買っているに過ぎないから気が付きません。
日本株を大量に買っている上述のような外国の機関投資家(海外のファンドなど)は日本国債をほとんど買っていません。
利回りも小さく魅力が乏しいうえに将来の不安要因もあるので長期運用の年金や生保に組み込む理由が無いからです。(日本国債は出資者に説明が出来ない投資先なのです)
と言うことで、いよいよ日本が財政破綻すれば、国債に大きく依存してきた生保各社も銀行も年金も自動的に破綻することになるわけです。
私たちがずっと支払い続けてきた生命保険も年金も預金も無くなってしまうわけです。
日本国民はリスクを取る投資が嫌いなのですが、生命保険、年金、日本円の預金はすべて同じ皿(日本政府)に盛ってある卵なんですね。
生保会社は「国家財政が破綻したから生命保険はお支払いできません。もちろん納めていただいた保険料もお返しできません」と宣言せざるを得なくなる。頼みの綱の日本政府が財政破綻してしまえば、もはや生保各社を救済することはできない。生保各社が国債にしがみついている限り、これはかなり高い確率でお金が消えうせるでしょう。
ついでに、銀行預金も年金も無くなり、タンス預金の日本円は紙くずに・・・金融資産は分散することの対策は忘れずにです。
太陽光発電
発電量6.5KW ピーク2.87KW
7月20日(水)
曇り
最高気温(℃)[前日差]32 [ +6 ] 最低気温(℃)[前日差]24 [ -1 ]
降水確率(%)90 90 30 20
時間帯(時) 0-6 6-12 12-18 18-24
7月21日
08:50 6月 日本 通関ベース貿易収支
08:50 6月 日本 通関ベース貿易収支(季調済)
13:30 5月 日本 全産業活動指数
15:00 6月 スイス 貿易収支
16:30 7月 ドイツ 製造業PMI
16:30 7月 ドイツ 非I製造業PMI
16:30 7月 ユーロ 非I製造業PMI
17:00 5月 ユーロ ユーロ圏経常収支(季調前)
17:00 5月 ユーロ ユーロ圏経常収支(季調済)
17:00 7月 ユーロ 製造業PMI
17:30 6月 英国 公共部門ネット負債
17:30 6月 英国 小売売上高(前年比)
17:30 6月 英国 小売売上高(前月比)
17:30 6月 香港 消費者物価指数(CPI)(前年比)
21:30 7/10 - 7/16 米国 新規失業保険申請件数
23:00 7月 米国 フィラデルフィア連銀景況指数
23:00 6月 米国 景気先行指数
FX投資
AUD/JPY買い84.730売り84.817
AUD/JPY買い84.740売り84.811
AUD/JPY買い84.698売り84.807
AUD/JPY買い84.770売り84.998
US$/JPNは78.80円と円高です。
いよいよ、トヨタも国外逃亡のスイッチを押す?
米国のQE3があるのか、デフォルト期限まで13日です。
日本は少し先ですが、米国で問題が起こった時の日本政府の考えや準備は出来ているのか?
もしもの時は、リーマンショックの時のように、「対岸の火事」「蜂に刺されたくらいの・・・」と日本を見捨てる発言をする、大バカな政府でないことを祈ります(期待してないが)。
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