トリチウムの海洋汚染は無視するのか

基準以下の汚染水放出避けられない…規制委員長　http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130724-OYT1T01067.htm
特集 福島原発
　東京電力福島第一原発から放射性物質を含む汚染水が港湾に漏れ出している問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は２４日の定例記者会見で「敷地内は水だらけになっている。基準以下（の汚染水）を排出するのは避けられない」と述べた。
 　汚染水の放出を容認したのは初めて。「風評被害は起きる。その手当ては別の問題として処理が必要」と話し、地元の理解を得るために「東電だけに押しつけても解決しない」と、国全体での対応を訴えた。
　現在は、汚染されていない地下水の放出さえ、風評被害を懸念する地元漁協の反発で実現していない。敷地内には約４１万トンの汚染水がたまっている。
（2013年7月24日21時03分  読売新聞）

今の技術で作られた浄化装置はセシウムなどは除去はできるが、トリチウムは除去できない。現在、政府と東電の廃炉の検討チームがトリチウムを除去する方法について検討している
放射性物質のトリチウムは簡単には分離できないので、原発定期検査時には知らんふりして垂れ流ししてきたのですね。
その放出基準値・年間22兆ベクレルなんです、知らなかった、原発の海はしっかり放射能汚染されていたんですが、昭和の時代から増えてきた癌って、これが原因？
実際、トリチウムが危険な物か、論文探してもあまり見当たりません。
英文でありましたが、どうもやばそうな物質です。
危険な汚染水を海洋投棄することは、近隣国や太平洋の国々が許しません、責任のある人間がこんな発言をすると、日本の信用が地に落ちます。

元の論文「TRITIUM: HEALTH CONSEQUENCES」
http://www.nirs.org/factsheets/tritiumbasicinfo.pdf
「TRITIUM: HEALTH CONSEQUENCES」　
NIRS　2006年4月
トリチウム：健康との因果関係
 　原子力施設エクセロンExlonとその関連施設は、放射性トリチウムに汚染された冷却水が何百万ガロン（1ガロン=3.785㍑）も自然環境に漏れだして、飲料水供給に脅威となっている。現在までに知られていることによると、1996年より生じた漏出は最近まで公にならなかった。
 　イリノイ州のエクセロン原発で、最初に漏出が明らかになり、、ニューヨーク、アリゾナ、ニュージャージの原発で明らかになった。いくつかの報告で、ペンシルバニア州の公共のごみ埋め立て地から浸出液にトリチウムが認められている。この点において、どれだけの他の共同体に影響を与えいるかはわからない。更なる情報を得たり、増加する浸出地のリストを知るためには、NIRSのウェブサイトを見てほしい。
トリチウム（3Ｈ）は、水素の放射性同位体である：ベータ線として放射能を放出する。トリチウムは水素のあるところではどこでも結びつく。水、植物、動物及び人間の組織も含まれる。一度放出されると、環境の中から取り除くことはできない。トリチウムは皮膚を通して吸収され、摂取される。トリチウム3Ｈを含んでいる食べ物を食べると、水に含まれるトリチウム3Ｈを飲むよりもいっそう傷つける。その結果、トリチウムを含んだ水の摂取のみを基にした放射能の見積もりは、トリチウムで汚染された食べ物も食べる人には、健康への影響を過小評価されるかもしれない。

まず、（細胞の最もありふれた要素である）水素の同位体として、トリチウムは本質的に生体組織のあらゆる*部分に取り入れられる：そして、無害のものではない－職業的過度の被ばくから産業界において死亡例が生じている。
　R・ローリ・ドブソンMD,PhD.（1979）

トリチウムはまず第一に原子力産業の副産物であり、１年にメガキュリーの単位の量が放出される、トリチウムの半減期は12.3年ある。つまり少なくとも120年は危険である。それは、放射性核種の危険な期間は半減期よりも10から20倍だからである。多くの主なトリチウムの健康への影響の研究が1970年代に行われた。当時は否応なしに、原発の増加がみられた。現存する原発は、何十年にもわたって、空気や水の中に危険なレベルのトリチウムを放出してきた。
 　現在、ようやく人々はトリチウムの危険性が大きいことを知るようになっている。多くの研究は、生体内のトリチウムが典型的な放射能による影響を生じていることを示している。その影響としてガン、遺伝子への影響、発達異常、生殖への影響が含まる、トリチウムは突然変異、腫瘍、細胞の死を生じさせる、トリチウムに汚染された水はマウスにおいて、脳及び生殖器の重さの深刻な減少に関連がある、そして低量であってもマウスとサルにおける雌の胚芽細胞に取り返しのつかない損失を生じる。
　いくつもの研究で多くのトリチウム被爆より低線量被ばくがより多くの細胞死、突然変異、及び染色体損失を引き起こす。トリチウムはエックス線やガンマ線被ばくよりも２倍以上の損失を与える。
　トリチウム3Ｈによる損失のしきい値は、証拠がない：ごく少量のトリチウムでさえも健康に悪い影響を与える、組織にあるトリチウム（動物或いは植物の組織にあるトリチウム）は、体内に10年間以上とどまる可能性がある。
　１０日間で人間の身体からトリチウムに汚染された水は消える、一方で、トリチウム汚染が続いている地球に人間が住めば、長期にわたるトリチウム被ばくを経験することとなる、トリチウムに汚染された水に由来するトリチウムはDNAつまり生体の遺伝の分子基盤に取り入れられる。DNAは放射能に敏感である 、DNAにつながる細胞のトリチウム被ばくは水の中のトリチウム被ばくよりも毒性が高い。
シンディ・フォカーズ NIRS 2006年4月


MMC太陽熱温水器http://item.rakuten.co.jp/mmcsolar/c/0000000110/　
 入水温度　　 25℃
上の温水器　　40℃　温度差15℃
下の温水器　　38℃　温度差13℃
　温度上がらずです。
 太陽光発電
 発電量7.1KW　ピーク3.39KW
9月3日(火)
晴後雨
最高気温（℃）[前日差]31℃[+4]最低気温（℃）[前日差]24℃[-1]
降水確率（％）  20    20     40     60
時間帯（時） 0-6 6-12 12-18 18-24
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